PET検診は従来のX線などでは発見することの出来なかった初期のがん細胞や、全身のがん細胞を検査することが可能な検査です。その上、痛みもなく負担も少なく、短時間横になっているだけで全身が検査出来る最新の検査方法です。また、全身のチェックが可能ですので、がんの転移状況などを一度の検査で発見することが可能です。
そのため、他の検査に比べて高額な設定になっています。

PETは体内からの放射線を画像化したもので、CTはX線、MRIは電磁波を使用したものです。
どの検査も画像から診断するものになりますが、画像の解像度や検査時間などに多少の違いがあります。
また、機器によってPETは全身、MRIは頭部や骨盤など得意な個所も異なります。

PET検診は多くのがんを発見出来ますが、万能ではありません。
主に、頭頚部がん、食道がん、肺がん、乳がん、膵がん、大腸がん、卵巣がん、子宮体がん、悪性リンパ腫、悪性黒色腫、転移性肝がん、原発不明がんの発見を得意としています。

検査を受けることで、わずかではありますが、被爆はあります。
しかし、地球上で普通に生活していて1年間に受ける放射線の量とほぼ同じと考えられているため、PET検査による人体への影響はほとんどないと言われています。

前日の激しい運動や、検査前4時間のご飲食を御控え下さい。
また、下記の条件に当てはまる方もご受診頂けません。
・妊娠や妊娠の可能性がある方
・体内に電子機器がある方