伊勢崎市で人間ドック・健診(胸部CT)が予約できる医療施設一覧

群馬県 伊勢崎市がこんな健康への取組みをしているって知っていますか

1.伊勢崎市のがん検診の種類・費用

1-1.伊勢崎市のがん検診

伊勢崎市が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、伊勢崎市独自の取り組みです。

伊勢崎市のがん検診は、基本的には厚生労働省の指針に沿っています。市独自の取り組みとして、胃がん検診の胃内視鏡（胃カメラ）検査は、指針では50歳以上を対象に受診間隔は2年に1回で設定されていますが、伊勢崎市では40歳以上を対象として年1回の受診間隔に設定されています。また、子宮がん検診についても、指針より受診間隔が短く設定されており、年1回受診することができます。さらに、市独自のがん検診として、乳がん検診と併せた甲状腺がん検診の実施や、前立腺がん検診の実施が特長的です。

伊勢崎市では、40～64歳の女性市民を対象としたレディース検診を実施しています。がん検診をそれぞれ受診するのではなく、一度の受診で肺がん検診を除くすべてのがん検診を受けられるため、利便性の高いものとなっています。

1-2.伊勢崎市のがん検診の無料クーポン

伊勢崎市では下記対象者にがん検診の無料クーポンが支給されます。

対象者には、「【★無料対象★】」と印字された受診券が郵送されます。検診場所や当日の持ち物、その他受診条件などは伊勢崎市サイトで確認してください。

2.伊勢崎市による病気予防のための取り組み

2-1.伊勢崎市が実施している病気予防の検査や取り組み

がんを始めとした病気予防のため、伊勢崎市では次のような取り組みを行っています。

・肝炎ウイルス検診
慢性肝炎・肝硬変・肝がんの発症リスクとなる肝炎ウイルスの早期発見と早期治療を目的として、肝炎ウイルス検診を実施。対象は40～70歳の市民で、過去に肝炎ウイルス検査を受診したことがない方、肝臓に関わる病気の治療中および経過観察中ではない方。検診内容は問診、血液検査（HBs抗原検査、HCV抗体検査）。集団・個別検診にて、費用は無料。なお、国民健康保険・後期高齢者医療制度の被保険者は、特定健診や後期高齢者健診との同時受診が可能。

・骨粗しょう症検診
骨粗鬆症（骨粗しょう症）により骨折して寝たきりになるのを防ぐために、骨粗しょう症検診を実施。対象は、40・50・60歳の女性市民。検診内容は、問診と手・前腕・腰のいずれかの骨密度検査。市の指定医療機関にて費用は500円。

・コスモス健診（若年世代の健診）
18～39歳の市民を対象とした健康診査。健診内容は、問診・身体計測・尿検査・血圧測定・診察・心電図検査・血液検査。集団健診にて、費用は1,000円。定員は1,000人（先着順）まで。実施場所は、伊勢崎佐波医師会病院成人病検診センター・伊勢崎健診プラザ・鶴谷病院健診センター。

・歯周病検診
歯周病は動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病と密接な関係があることがわかってきており、放置による生活習慣病等の悪化が懸念されている。歯周病や虫歯を早期発見・早期治療するための歯周病検診を実施。対象は40・50・60・70歳の市民。検診内容は、歯周組織検査（歯周炎や歯肉炎の検査）、口腔粘膜疾患の検査など。実施場所は市の歯周病検診指定医療機関。費用は500円（70歳の方は無料）。受診には、対象者に郵送される「がん検診等受診券シート」が必要。

2-2.気にしておきたいその他の検査

厚生労働省が指針を示しているがん検診以外の検査は、自治体によって実施の有無や検査内容が異なります。人口規模や財政状況、独自の見解など事情はさまざまです。伊勢崎市で実施していない検査のうち、おもだった検査には下記が挙げられます。

・胃がん：胃がんリスク検査（ABC検査/ピロリ菌抗体検査およびペプシノゲン検査）
・大腸がん：大腸内視鏡検査（大腸カメラ）

会社員の方は、職場の健康診断やそのオプション検査で上記を受けられるかどうか確認してみてください。受診機会がない場合は、実施している医療施設を探して自費で受診する方法があります。市内もしくは近隣の自治体にも範囲を広げて探してみるとよいでしょう。

3.伊勢崎市の人間ドックの費用補助・助成

伊勢崎市では、伊勢崎市国民健康保険および後期高齢者医療制度の被保険者を対象に、人間ドック等の費用が一部助成されます。助成内容は下記の通りです。

【人間ドック・脳ドックの助成対象者】
・伊勢崎市の国民健康保険の被保険者（40歳以上）
・後期高齢者医療制度の被保険者で保険料を完納している方
※人間ドック・脳ドックの受診日当日も、国民健康保険もしくは後期高齢者医療制度の被保険者であること

ただし、脳ドックの対象は、40歳以上で5歳刻みの節目年齢の方に限ります。

【人間ドック・脳ドックの補助金額】
人間ドック・脳ドックの種類に応じて、国民健康保険・後期高齢者医療制度の被保険者ごとに、以下の補助金額が設定されています。検診当日、実際に支払う自己負担額は、検診費用から補助金額を差し引いた額です（オプション検査の費用は別途必要）。

人間ドック・脳ドックの助成対象となるには、いくつかの条件があります。
・助成は年度内に1回のみ
・市の指定医療機関の人間ドック・脳ドックであること
・事前申請時だけでなく、受診日当日も国民健康保険もしくは後期高齢者医療制度の被保険者であること

なお、同一年度内に特定健診や後期高齢者健診を受診した場合、助成不可となります。助成を受けるためには、インターネット・郵送・市の窓口で、事前に申請する必要があります。申請の流れなど、詳細は伊勢崎市サイトで確認してください。

4.伊勢崎市の人間ドック機能評価認定施設

人間ドック学会が審査した機能評価認定施設は、全国で400以上の施設が認定されています。伊勢崎市内に機能評価認定施設はありませんが、隣接する前橋市に2施設、太田市に1施設、群馬県全体では8施設あります（2024年1月現在）。

マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。くわしくはこちらをご覧ください。