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人間ドック・健診Q&A

婦人科検診では、膣に直接指を入れられるのでしょうか?こわいです。

Answer

医師が膣に指を入れて診察する方法は内診と呼ばれますが、近年では検査内容に応じた器具を使う方法が主流です。

状況や目的に応じた検査方法と器具

医師が指を入れて診察する方法を「内診」と言います。検査台に乗って開脚した状態で診察すること全般を「内診」と呼ぶこともありますが、厳密には片方の指を膣に入れ、もう片方の手でおなかを押さえて、はさみながら触診を行う方法です。昔から行われてきた診察方法、あるいは検査方法のひとつで、子宮や卵巣に腫れなどがないかを調べることができます。

ただし、近年では、内診を行わずに、検査内容に応じた器具を用いることが増えました。たとえば、膣の様子を確認する「コルポスコピー検査(膣拡大鏡検査)」では膣拡大鏡、子宮がんの検査「子宮頸部細胞診」「子宮体部細胞診」では細胞をこすり取るためのブラシ、子宮や卵巣などをひととおり観察する「経膣エコー検査(経膣超音波検査)」では超音波の出る器具を膣に挿入します。

内診は必ずしも受けなければならないというわけではない

内診を受けることになった場合、力を入れると痛みを感じてしまうことが多いため、医師より力を抜くように声をかけられることがあります。医師の指示に従って検査を受けるようにしましょう。

内診は必ず受けなければならない検査というわけではなく、どうしても抵抗があるという人に対して強制的に行うような検査ではありません。内診に抵抗がある場合や性交経験がない人は、検査器具等への切り替えを医師に相談するとよいでしょう。

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この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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