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症状から病気を知る&検査を探す

体重が減った

「体重が減る」ことと病気の関係

体重減少とは一般的に「6〜12ヶ月の間に体重の5%以上の減少」と定義されています。また、体重減少は生命維持と密接な関係性があることから、食事をしているのにも関わらず体重減少がある場合や、食欲不振により体重減少がある場合などは危険な病気が隠れていることがあります。

「体重が減った」という症状の裏にはどのような重篤な病気が隠れているのでしょうか。実際に、体重が減った人に多いのは悪性腫瘍や消化器疾患などです。ほかにも飲酒や薬剤の影響、HIV感染症も原因になりえます。悪性腫瘍の中では、消化器がんが多いです。それ以外にも、肺や血液系のがんもあります。

また、甲状腺の機能が強くなることで起きる「バセドウ病」では身体の活動が活発になるので、体重減少につながります。ほかにも糖尿病でも体重減少が起こります。糖尿病は血糖値をコントロールできなくなるため、食事から摂取したエネルギーを利用できず、身体に蓄えた脂肪や筋肉中のタンパク質を分解してエネルギーとして利用します。

極端に体重が減った場合に考えられる病気

胃炎、胃潰瘍、悪性腫瘍、甲状腺機能亢進症、糖尿病、神経性食思不振症、過敏性大腸炎、薬物・アルコール依存症、肺気腫、鬱など

極端に体重が減った場合の原因究明のための検査項目

体重が減った状態が続く場合には、以下の検査を行います。

血液検査

血液検査の結果で血糖値やHbA1cに異常がみられると糖尿病が疑われます。また、赤沈を調べることで消化器疾患の有無を検査します。さらに、腫瘍マーカーを調べることで悪性腫瘍の有無を検査します。
「空腹時血糖値」についてもっと詳しくみる→
「HbA1c(ヘモグロビンA1c)」についてもっと詳しくみる→

エコー検査

超音波を使って画像形成をするエコー検査で、悪性腫瘍や消化器疾患の有無について検査します。

胃内視鏡検査(胃カメラ検査)

口や鼻から挿入して、食道から胃・小腸の一部の粘膜を検査します。
「胃内視鏡検査(胃カメラ検査)」についてもっと詳しくみる→

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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