げっぷが出る
げっぷが出るメカニズム
げっぷは、胃のなかにたまった空気を排出する現象です。飲食時に空気も一緒に飲み込んでいるため、健康な人でも食べすぎたり飲みすぎたりしたあとは、げっぷが出ます。一方で、げっぷが多くみられるときは、食道の筋肉がゆるんで逆流しやすくなったり、消化管の内容物が停滞したりしている可能性があります。そのほかにも、空気を飲み込みやすい習慣や心理的な要因から、げっぷが増えることがあります。
げっぷが多く出るときに考えられる病気
げっぷが頻回にみられる場合は、次のような病気の可能性があります。
空気嚥下症、逆流性食道炎、食道裂肛ヘルニア、胃炎、胃潰瘍 等
げっぷが多く出るときの原因究明のための検査
げっぷが多くみられる場合は、次の検査を行います。
胃レントゲン検査(胃バリウム検査)
バリウムを飲んでエックス線を照射して、胃の内部を白黒で画像化する検査です。
「胃レントゲン検査(胃バリウム検査)」についてもっと詳しくみる→
胃内視鏡検査(胃カメラ検査)
口や鼻から挿入して、食道から胃・小腸の一部の粘膜を検査します。
「胃内視鏡検査(胃カメラ検査)」についてもっと詳しくみる→
経鼻内視鏡検査
内視鏡カメラを鼻から挿入して、食道や胃の内部を観察する検査です。従来の胃カメラ検査よりも、検査中の負担が少ないという特徴があります。
「経鼻内視鏡検査」についてもっと詳しくみる→
この記事の監修ドクター

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医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。

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医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)