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脳出血

脳出血とは?

脳出血とは、脳の細い血管が切れて、脳内に出血している状態です。出血した血液はゼリー状に固まり、「血腫」を作ります。血腫は周囲組織を押しやり、脳へダメージを与えてしまいます。

脳出血の症状

脳出血は日中に発症しやすく、季節は冬に起きやすいです。症状としては、半身不随・言語障害・起立困難・めまいなどがあります。また、脳の出血部位や範囲で症状が異なります。重症になると嘔吐や吐き気、意識障害もみられます。

脳出血の原因と予防方法

脳出血の原因は、高血圧が多いです。また、脳出血の80%は高血圧性脳出血が占めています。高血圧以外でも、脳動脈奇形や血小板・血液凝固因子の異常などで脳出血が起きる場合があります。高血圧になると、脳内に微小動脈瘤という小さな動脈瘤ができます。高血圧と微小動脈瘤の数は比例関係で、40歳〜70歳代にかけて多くみられます。高血圧が原因で起きる脳出血の割合が高いため、高血圧や動脈硬化に対して早期に対応することが大切です。

脳出血が起こりやすい人

脳出血が起こりやすい生活習慣の乱れがある人は注意しましょう。
●塩分の取りすぎ
●偏食
●喫煙者
●アルコールの多飲
●肥満
●運動不足
●ストレス

脳出血を調べる検査

脳出血を見つける検査には以下のものがあります。

血液検査

脳出血が起きると、FT-3やFT-4という甲状腺ホルモンやCEAという腫瘍マーカーが異常値を示すことがあります。

頭部CT検査

頭部にエックス線をあてることで断層画像を撮影します。脳の血管の状態を調べて、出血部位の有無を調べます。
頭部CT検査についてもっと詳しく見る→

頭部MRI検査

頭部に強力な磁気をあてることで脳の萎縮や脳出血部位の確認をする検査です。
頭部MRI・頭部MRA検査についてもっと詳しく見る→

頭部MRA検査

造影剤を使用せずに、脳血管を観察できる検査です。脳血管で起きている出血の有無や梗塞・血管の形状などを調べることができます。
頭部MRI・頭部MRA検査についてもっと詳しく見る→

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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