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胃ポリープ

胃ポリープとは?

胃ポリープとは、胃の粘膜が隆起しているものをいいます。ほとんどの胃ポリープは良性ですが、胃カメラで組織を採取して悪性ではないかどうかを調べます。

胃ポリープの症状

胃ポリープの多くは、自覚症状がみられません。胃ポリープによっては、胃の入り口や出口が塞がって、胃の痛みや吐き気の症状が現れることがあります。

胃ポリープの原因と予防法

胃ポリープは胃が炎症を起こして、胃の粘膜が過剰になることで起こることがあります。胃の炎症が起こす原因には、ヘリコバクターピロリという菌(以下、ピロリ菌)の感染が原因であることもあります。ピロリ菌に感染している場合は、除菌治療を受けることが大切です。
また、胃ポリープのなかには、原因不明のものもあります。

胃ポリープになりやすい人

次の項目に当てはまる人は、胃ポリープになりやすいといえます。
●ピロリ菌に感染している人
●胃に負担をかけやすい人
など

胃ポリープの種類

胃ポリープは次の3種類があります。

胃底腺ポリープ

胃の上部にみられる直径5㎜以下のポリープです。一般的に、ピロリ菌に感染していない胃で発生し、胃がんへは移行しにくいという特徴があります。

過形成性ポリープ

胃の出口付近にできやすいポリープです、赤く凹凸があります。ピロリ菌の感染が原因となりやすく、そのままにするとがん化することがあります。

腺腫性ポリープ

胃の中央から下方にできやすいポリープで、隆起は平らになります。ピロリ菌の感染で萎縮した胃にできやすいという特徴があります。がん化する危険性が高いため注意は必要ですが、ほとんどが内視鏡での切除によって治癒可能であり、予後は良好です。

胃ポリープ罹患率と死亡数

胃ポリープの罹患率は0.5~2%といわれています。胃ポリープによる死亡数は不明ですが、胃ポリープの大部分は良性のもので、がん化はまれとされています。

胃ポリープを調べる検査

胃ポリープを調べる検査には、以下の検査があります。

胃レントゲン検査(胃バリウム検査、胃透視検査)

バリウムを飲んだ状態でレントゲン撮影を行う検査です。胃の形や表面の様子を撮影します。
「胃レントゲン検査(胃バリウム検査)」についてもっと詳しく見る→

胃内視鏡検査(胃カメラ)

口から小型のカメラを挿入し、胃の粘膜の様子を直接観察する検査です。身体的負担を和らげるために、局所麻酔を行います。
「胃内視鏡検査(胃カメラ)」についてもっと詳しく見る→

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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