沖縄県で人間ドック(HPV検査)が予約できる医療施設一覧

沖縄県で受診可能な人間ドック(HPV検査)1件の医療施設です。 人間ドックのマーソでは沖縄県の人間ドック(HPV検査)施設を検索し、予約することが可能です。
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沖縄県健康づくり財団 (沖縄県 南風原町)

沖縄県健康づくり財団 (沖縄県 南風原町)

特徴 一般財団法人沖縄県健康づくり財団は、公益法人制度改革関連法の施行に伴い平成26年4月1日をもって新法人としてスタートしました。

前身の財団法人沖縄県総合保健協会は、平成3年に財団法人結核予防会沖
... 縄県支部、財団法人沖縄県予防医学協会、財団法人沖縄対ガン協会の3団体の組織を統合発足して以来「地域住民の健康増進と福祉の向上に貢献する」を基本理念として掲げ、生活習慣病を主軸とする各種疾病予防のための健診・検査を行う総合保健機関として20年余りに亘り事業を推進してきました。新法人は前身の事業を継承し、さらに発展させ健康長寿の実現と長寿沖縄の復活を願い、健診等の実施と健康意識の向上に努め県民の皆様の生涯に亘... 人としてスタートしました。

前身の財団法人沖縄県総合保健協会は、平成3年に財団法人結核予防会沖縄県支部、財団法人沖縄県予防医学協会、財団法人沖縄対ガン協会の3団体の組織を統合発足して以来「地域住民の健康増進と福祉の向上に貢献する」を基本理念として掲げ、生活習慣病を主軸とする各種疾病予防のための健診・検査を行う総合保健機関として20年余りに亘り事業を推進してきました。新法人は前身の事業を継承し、さらに発展させ健康長寿の実現と長寿沖縄の復活を願い、健診等の実施と健康意識の向上に努め県民の皆様の生涯に亘...
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沖縄県南風原町字宮平212

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沖縄県の
人間ドック
受診者の感想

  • 沖縄県在住 41歳 女性
    3〜4時間の所要時間と書いてありましたが、受付からお会計まで2時間ほどで、この速さで検査ができるならもう少し検査の頻度をあげようかなと思いました。
    2024年04月

沖縄県がこんな健康への取組みをしているって知っていますか

1.沖縄県の特徴

1-1.沖縄県の人口統計と高齢化率

沖縄県は九州・沖縄地方に属する160の島しょから成り立つ南北に長い県で、県庁所在地は那覇市です。サンゴ礁が発達する美しい海に囲まれた亜熱帯性の気候で、他の都道府県には見られない珍しい動植物や生物が存在しています。琉球王朝時代の文化を今にのこす、日本を代表する観光立県です。

2021年11月1日現在の沖縄県の人口は約146.9万人(推計人口)です。人口規模は、47都道府県のうち25位(2021年1月1日現在)です。国勢調査によると、沖縄県の人口は現在に至るまで増加傾向にあるものの、その増加率は鈍化しています。なお、日本全体のピークは2008年です(推計人口)。国立社会保障・人口問題研究所の2018年時点の推計によれば、沖縄県の人口は2030年までは増加が続きますがその後減少に転じ、2045年には142.8万人まで減少するとされています。

2021年1月1日現在における65歳以上の高齢者人口は約33.2万人で、高齢化率は22.3%です。2020年10月の日本全体の高齢化率は28.8%であることから、沖縄県の高齢化率は日本全体より低い状況にあります。しかし、「沖縄県地域医療構想」によれば、今後の沖縄県は、高齢者人口の増加と生産年齢人口・年少人口の減少により、急速に高齢化が進むとされています。

沖縄県の人口と高齢化率の推移
沖縄県の人口と高齢化率の推移*総務省統計局「国勢調査」をもとに編集部で作成

1-2.沖縄県の健康寿命

健康寿命とは、2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間を指します。日常生活に制限のない、自立した状態で過ごせる期間と言えます。

下記は、2016年における沖縄県の健康寿命と「日常生活に制限のある期間の平均」です(カッコ内は全国平均)。日常生活に制限のある期間が長くなるほど医療費や介護費がふくらみ、公費負担が増大する要因になります。

健康寿命
※2016年
日常生活に
制限のある期間の平均
※2016年
【参考】平均寿命
※2015年
男性71.98歳(72.14歳)8.21年(8.84年)80.3歳(80.8歳)
女性75.46歳(74.79歳)12.16年(12.34年)87.5歳(87.0歳)

2015年現在の沖縄県の健康寿命は、男性71.98歳、女性75.46歳で、これは47都道府県のうち男性25位、女性10位です。日常生活に制限のある期間の平均は、男女ともに全国平均よりやや短い程度にとどまっています。2000年代前半、沖縄県は健康長寿の地域として世界的に有名でしたが、現在はトップランカーとは言い難い状況であると言えます。沖縄県は、2014年に「健康おきなわ21(第2次)~健康・長寿おきなわ復活プラン~」を策定し、平均寿命・健康寿命の延伸に取り組んでいます。

2.沖縄県の死因順位と割合

1981年以降、日本人の死因の第1位はがんです。以降、生活習慣病を主因とする疾患が上位を占めています。生活習慣病とは、生活習慣(食、運動、喫煙、飲酒等)が影響する一部のがんや心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)、糖尿病などを指します。人口動態調査によると、沖縄県と日本全体の死因とその割合は下記のようになっています。

1位2位3位4位5位
沖縄県
※2019年
悪性新生物(がん)
26.1%
心疾患
13.7%
脳血管疾患
8.1%
老衰
7.6%
肺炎
5.1%
日本全体
※2019年
悪性新生物(がん)
27.3%
心疾患
15.0%
老衰
8.8%
脳血管疾患
7.7%
肺炎
6.9%

沖縄県の死因順位と割合を日本全体と比較すると、脳血管疾患が第3位でやや多く、老衰が第4位でやや少なくなっています。また、死因第1位は日本全体と同じくがんですが、日本全体よりはわずかに少なくなっています。

3.沖縄県のがん検診の種類・費用

3-1.自治体主導の「5大がん検診」

日本では、厚生労働省の指針に基づき、自治体主導で実施されている「5大がん検診」と呼ばれるがん検診があり、全国各自治体とも受診率の向上を目指しています。5大がん検診は、胃がん、子宮がん(子宮頸がん)、肺がん、乳がん、大腸がんの5つの検診を指します。

5大がん検診は、加入している健康保険の種類に関係なく住民票のある自治体で受診することができます。検診の種類によって対象年齢や頻度は異なりますが、受診費の一部もしくは全額が公費で負担されます。ただし、企業に勤めている方などは、企業による健康診断にがん検診が含まれていることが多いため、自治体主導のがん検診受診者は国民健康保険加入者や後期高齢者医療保険加入者を含む、「勤務先などでの受診機会のない人」が中心です。

厚生労働省が示している指針は下記の通りです。全国各市区町村に対し、科学的根拠に基づいた効果が認められるがん検診を推奨しています。

種類検査項目対象者受診間隔
胃がん検診問診、胃部X線検査(バリウム)または
胃内視鏡検査(胃カメラ)のいずれか
・バリウム検査:40歳以上
・胃カメラ:50歳以上
・バリウム検査:年1回
・胃カメラ:2年に1回
子宮頸がん検診問診、視診、子宮頸部細胞診および内診20歳以上女性2年に1回
肺がん検診問診、胸部X線検査および喀痰検査40歳以上年1回
乳がん検診問診およびマンモグラフィ40歳以上女性2年に1回
大腸がん検診問診および便潜血検査40歳以上年1回

これを受け、全国各市区町村は、基本的に上記に沿ってがん検診を実施しています。さらに、前立腺がん検診や子宮体がん検診などの実施、年齢の引き下げ、受診費の無料化などに取り組んでいる市区町村もあります。

3-2.沖縄県のがん検診の無料クーポン

市区町村によっては、がん検診の無料クーポンが配布されている場合があります。沖縄県の県庁所在地である那覇市の場合、がん検診無料クーポンは以下の通りです。

種類対象者
※年齢は当該年度4月1日時点で判定
無料になる検査項目
子宮頸がん20歳女性子宮頸部細胞診
乳がん(エコー)30、36歳女性乳腺エコー検査(乳腺超音波検査)
乳がん(マンモグラフィ)40歳女性乳房X線検査(マンモグラフィ)

がん検診の詳細は各市町村ページをご参照ください。

沖縄県那覇市の健康への取り組みを見る(医療施設一覧ページへ)

4.沖縄県のがん検診受診率と受診率向上のための取り組み

4-1.沖縄県のがん検診受診率の現状

下記は、2015年度から2019年度の沖縄県全体の受診率の推移です。

沖縄県のがん検診受診率推移
胃がん子宮頸がん肺がん乳がん大腸がん
2015年度5.5%22.8%12.9%18.8%10.8%
2016年度10.7%17.9%10.0%16.6%8.2%
2017年度11.0%17.5%9.9%15.6%8.3%
2018年度10.7%16.8%9.4%15.4%8.1%
2019年度9.6%16.3%9.1%15.3%7.9%

下記は、自治体主導のがん検診における2015年度から2019年度の日本全体の受診率の推移です。

自治体主導の日本全体のがん検診受診率推移
胃がん子宮頸がん肺がん乳がん大腸がん
2015年度6.3%23.3%11.2%20.0%13.8%
2016年度8.6%16.4%7.7%18.2%8.8%
2017年度8.4%16.3%7.4%17.4%8.4%
2018年度8.1%16.0%7.1%17.2%8.1%
2019年度7.8%15.7%6.8%17.0%7.7%

沖縄県のがん検診受診率は、乳がん検診以外はおおむね日本全体のがん検診受診率を上回っているか同程度です。沖縄県では、2018年に「第3次がん対策推進計画」を策定し、がん検診の受診勧奨など、がん対策を推進しています。

2016年度から一部の受診率が顕著に増減している要因としては、地域保健・健康増進事業報告における受診率の算定法の対象者が変更されたことが考えられます。また、過去に国のがん検診推進事業として、大腸がん検診、乳がん検診では40~60歳の間で5歳おき、子宮頸がん検診では20~40歳の間で5歳おきに無料クーポンが配布されていました。しかし、2016年から大腸がん検診は事業の対象外になり、2017年から子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポンは検診開始年齢(子宮頸がん検診20歳、乳がん検診40歳)のみになりました。これら無料クーポン対象外の影響が受診率低下につながっていると考えられています。このため、自治体によっては独自の無料クーポンを配布したり、キャンペーンを実施したりして、受診率向上に努めています。

4-2.沖縄県のがん検診受診率向上やがん予防のための取り組み

沖縄県のがん検診の受診向上やがん予防のための取り組みをご紹介します。

・保健所における無料の肝炎ウイルス検査および相談実施
肝臓がんや肝硬変などに進行するリスクをともなうウイルス性肝炎(B型・C型)について、保健所にて無料で肝炎ウイルスの検査および相談を実施している。また、肝炎ウイルス陽性者に対してはフォローアップや検査費用の助成を行い、重症化予防を図っている。

・たばこおよび受動喫煙対策の推進
肺がんのリスクを高める喫煙について、リーフレットやCMでの煙草の健康影響に関する知識の普及啓発や、禁煙治療に保険が使える医療機関を紹介するなどの禁煙支援、喫煙室の設置にかかる一部経費の助成制度の案内などを行っている。

5.沖縄県の人間ドックの費用補助・助成

沖縄県では、市町村によって人間ドックの費用を補助または助成している場合があります。詳しくは各市町村のWebサイトをご参照ください。例として、沖縄市、うるま市、宜野湾市の人間ドック費用助成を紹介します。

5-1.沖縄県沖縄市の人間ドックの費用助成

●人間ドックおよび脳ドック
【対象者】
18歳以上の沖縄市民

【助成額】
人間ドック:7,210~21,510円
脳ドック:7,210円
※加入している社会保険、年齢による区分、医療機関の検査項目により変動あり
※脳ドック助成額は、市の基本健診と同等の検査項目を含むコースの場合

5-2.沖縄県うるま市の人間ドックの費用助成

●人間ドック
【対象者】
40歳以上の国民健康保険加入者、後期高齢者医療保険加入者
【助成額】
最大18,771円
※加入している社会保険、年齢による区分、医療機関の検査項目により変動あり

●脳ドック
【対象者】
40歳以上のうるま市に住民票のある方
【助成額】
・国民健康保険加入者および後期高齢者医療保険加入者
40歳~74歳:17,000円
75歳以上の後期高齢者医療加入者:13,000円
・上記以外
40歳~74歳:9,729円

5-3.沖縄県宜野湾市の人間ドックの費用助成

●人間ドック
【対象者】
40歳以上の国民健康保険加入者、後期高齢者医療保険加入者

【自己負担額】
市のがん検診が有料対象の方:11,370円
市のがん検診が無料対象の方:8,320円

6.沖縄県の人間ドック機能評価認定施設

6-1.機能評価認定施設とは?

「機能評価認定施設」とは、日本人間ドック学会が定めている「人間ドック健診施設機能評価」という評価基準をクリアした医療施設です。申請のあった人間ドック施設に対して日本人間ドック学会が受診者目線で審査している取り組みです。

審査項目には、「運営方針、組織の管理体制が確立しているか」や「検査の業務マニュアルは作成されているか」、「感染対策などの危機管理は徹底されているか」といった施設側の安全面に関する基準から、「受診者が快適に受診できるように配慮しているか」や「受診者のプライバシーに配慮しているか」といった受診者側に関する基準まで、多角的な評価基準があります。また、評価基準は5年ごとに改定され、更新審査が行われます。

6-2.沖縄県の機能評価認定施設

全国で390以上の施設が認定されており、このうち沖縄県内の機能評価認定施設は2021年12月現在で5施設あります。

マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。くわしくはこちらをご覧ください。

7.沖縄県の健康増進への取り組み

沖縄県では、沖縄県健康増進計画である「健康おきなわ21(第2次)~健康・長寿おきなわ復活プラン~」に基づいて健康増進への取り組みを行っています。

・スポーツ周遊マップの紹介
より手軽にスポーツを楽しめるよう、各スポーツ大会や市町村、観光施設などで設定しているサイクリング、ランニング、ウォーキングコースを多数紹介している。絶景ポイントや歴史スポットなど、コースの見どころも紹介している。

・「わたしの免疫力アップ宣言」企画
自分の生活習慣改善行動を宣言し、健康的な生活習慣を実践・継続することを県民にうながしている。特設サイトでは、県知事自らが出演する配信動画で「グーパーストレッチ体操」や、県産野菜でつくられた知事のお弁当、カチャーシーを踊る様子を紹介している。

・「うちなー予防めし」のレシピ紹介
日本栄養士会が取り組む「予防めし」の基準に基づき、沖縄県栄養士会の会員が考案する沖縄県の身近な食材や沖縄料理を活用したバランスレシピを紹介している。

※本記事は2021年12月時点の情報を元に作成しています。

参考資料
・沖縄県データ
沖縄県公式サイト
沖縄県 沖縄の位置
沖縄県 「おきなわのすがた(県勢概要)」
沖縄県統計資料WEBサイト 推計人口
沖縄県統計資料WEBサイト 国勢調査
沖縄県「令和2年国勢調査速報 沖縄県の人口と世帯数」(2021年)
沖縄県 沖縄県地域医療構想
沖縄県「健康おきなわ21(第2次)~健康・長寿おきなわ復活プラン~ 平成26~34年度概要版」
那覇市 令和3年度がん検診・歯の検診・肝炎ウイルス検診・生保健診のお知らせ
沖縄県 沖縄県がん対策推進計画
沖縄県 ウイルス性肝炎関係
沖縄県 たばこ・受動喫煙対策
沖縄市 沖縄市の受診券を利用して病院で健康診断が受けられます
うるま市 健診の種類と受診方法について
宜野湾市 各種健診のお知らせ!
沖縄県 健康おきなわ21

・全国データ
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成30(2018)年推計)」
内閣府「令和3年版高齢社会白書(概要版)」
総務省統計局「人口推計」第5表「都道府県別人口(各年10月1日現在)-総人口(大正9年~平成12年)」
総務省統計局「人口推計」第5表「都道府県別人口(各年10月1日現在)-総人口,日本人(平成12年~27年)」
総務省 住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数「【総計】令和3年住民基本台帳年齢階級別人口(都道府県別)」
総務省統計局「国勢調査」第6表「年齢(3区分)、男女別人口及び年齢別割合-都道府県、市区町村(昭和55年~平成27年)」
厚生労働省 令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況「第10表 主な死因の死亡数・死亡率(人口10万対),都道府県(特別区-指定都市再掲)別」
厚生労働省「平成27年 市区町村別生命表の概況」統計表1 市区町村別平均寿命
厚生労働省 第11回健康日本21(第二次)推進専門委員会「健康寿命の延伸・健康格差の縮小」(2018年3月)
厚生労働省 がん検診
厚生労働省「令和元年(2019)人口動態統計(確定数)の概況」
厚生労働省「地域保健・健康増進事業報告」平成27年度(2015年度)~令和元年度(2019年度)「健康増進編(市区町村表)」
国立がんセンターがん情報サービス がん検診について
日本人間ドック学会 機能評価認定施設一覧
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