受診者体験談

産後で1年だけ未受診、翌年に子宮上皮内がん…検診なければ気づけない

みちるさん(40歳)
会社員/サービス・販売・外食/既婚・子どもあり

健康のために取り組み中!

炭水化物を少し減らして体重増加ストップ、自然と間食も抑えられるように

初めて受けた人間ドックと受診を決めた理由は?

初めて受けた人間ドックのプラン(種類)
  • レディースドック
きっかけ
  • 会社からの要請・補助があった

人間ドックを受けようと思った理由

会社から受診を勧められたので受けました。

直近で受けた人間ドックはどうだった?

直近で受けた人間ドックのプラン(種類)
  • レディースドック
含まれていた検査
  • 胃X線検査(バリウム)
  • マンモグラフィ

気になる判定結果は…

総合判定はBでした。体重は増加していなかったものの、コレステロールの値が高くなっていたので、食事に気をつけようと意識しています。

今後気になる箇所とその理由

調べてみたい箇所・気になる箇所
  • 大腸

身近に、末期の大腸がんになった方がいたので、大腸を詳しく調べる検査が気になっています。

編集部より

大腸がんはある一定の大きさになると腹痛、便の変化、下血、下痢などの症状が現れますが、早期の場合には自覚症状が出にくく、体調に異変を感じてからでは治癒が困難になるケースもあります。発症リスクは幅広い世代の方にあり、30代後半から罹患者数が高まり始めます。早期に治療できれば5年生存率が9割以上と予後がよい病気なので、定期的に大腸の検査をして早期発見・早期治療をすることが非常に重要です。下記記事では、大腸がん検診の流れ、受診費用、検査の特徴などを解説しています。発症リスクが気になる方はぜひご覧ください。

人間ドックについて思うところや受診を迷っている方へのメッセージ

毎年、人間ドックで子宮頸がん検診を受けていますが、産後に受けなかった年がありました。出産前の妊婦健診で子宮頸がん検診を受けたので大丈夫だろうと思ったからです。その翌年に会社の上司から受診をすすめられ、面倒でしたが、子宮頸がん検診を受けたところ、高度異形成※が見つかり、紹介状をもらって婦人科に行くと、上皮内がん※に進行していました。

※高度異形成、上皮内がん:ともに、がんの前の状態(CIN3)

がん発見当時は30代前半と若かったこともあり、進行が早かったようです。すぐに手術の予定を入れ、その後は5年間経過観察をして完治に至りました。

あのとき子宮頸がん検診を受けていなかったら…と思うと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。早期に見つけられたことで完治することができました。とくに自覚症状もないので、検診を受けなければ気づかないと思います。子宮頸がんは若い方にも多い病気ですので、安心のためにもがん検診の受診をおすすめしたいですし、もっと人間ドックやがん検診を身近に感じてほしいなと思っています。

編集部より

完治して本当によかったです! 子宮頸がんの日本での罹患率は20代後半から急増し、30代後半から40代にかけてピークを迎えます。そして、子宮頸がんは通常、初期症状がほとんどありません。HPVワクチンを接種していない世代の方は、子宮頸がん検診がほぼ唯一の子宮頸がん発見の機会です。20歳を過ぎると定期的な子宮頸がん検診の受診が推奨されますので、会社の定期健康診断に付加したり自治体のがん検診を利用したりしましょう。下記記事では、子宮頸がん検診で引っかかる確率、結果の見方など、子宮頸がんについて解説しています。ぜひご一読ください。

みちるさんのお話に登場した人間ドックはこちら

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