受診者体験談

同僚が若くして他界…受けられる検査はすべて受診しようと夫婦で決心

初めて受けた人間ドックと受診を決めた理由は?

初めて受けた人間ドックのプラン(種類)
  • レディースドック
きっかけ
  • 会社からの要請・補助があった

人間ドックを受けようと思った理由

会社で健康診断または人間ドックの受診が定められているため、人間ドックを受診するようになりました。身体の経年変化を追跡することで、問診や健康診断後の医師面談の際、聞かれたことや気になることをスムーズに提示でき、健康状態についての相談もしやすくて助かっています。若いころは人間ドックの必要性を感じていませんでしたが、今となっては感謝しています。

直近で受けた人間ドックはどうだった?

直近で受けた人間ドックのプラン(種類)
  • レディースドック+脳ドック
含まれていた検査
  • 頭部MRI/MRA検査
  • 胃内視鏡(胃カメラ)検査
  • マンモグラフィ
  • 乳腺超音波(乳腺エコー)検査
  • 子宮頸部細胞診

そのプランや検査を選んだ理由

昨年、医療業界の一線で長く活躍していた元看護師の同僚が、若くして他界しました。業界柄、年1回の健康診断はもちろん、オプションの内視鏡検査もしっかり受けていました。ただ、もう閉経しているからと子宮周辺の検査を受診していなかったところ、子宮周辺のがんにかかり、発覚から半年経たずに亡くなりました。誰よりも元気で、フットワーク軽く世界中を飛び回っていただけに、現実とは信じられませんでした。

それをきっかけに夫婦で「お金がかかっても、全身、現時点でできる検査を一度受けよう」と決めました。とくに脳は何かあってからでは遅いですし、手術をするにしても一大事になりそうなので、今回、頭部MRI/MRA検査は自分たちにとっての必須項目としました。今回受診できなかった箇所も次回受けるつもりです。自分の身体で気をつけておいた方がよい箇所を知っておくことは大切だと思います。

編集部より

日本のがん検診の対象年齢に上限はありませんが、厚生労働省の最新の指針では、受診をとくに推奨する年齢として、たとえば子宮頸がん検診は20~69歳としています。閉経していても子宮頸がんにかかる可能性はあり、発覚が遅れるほど予後が悪くなります。がん検診を何歳まで受けたほうがよいか、閉経後の子宮頸がん検診の必要性を知りたい方は、下記記事をご覧ください。

実際に受けてどうだった? 受診後の感想

胃内視鏡(胃カメラ)検査は初めてでしたので受診中と終了後の痛みや不快感が心配でしたが、鎮静剤で信じられないくらいあっさり終了しました。きれいな胃だと言っていただき、現在の食生活や適度な運動を、これからもできる限り継続しようと思いました。

気になる判定結果は…

初めて受けた脳ドックと、受けたことのあった卵巣の項目で指摘が入りましたが、すぐに紹介状を用意していただき、精密検査に進むことができました。幸い、大事には至らず、今後もフォローアップした方がよい箇所を知ることができ、本当に受けてよかったと感じています。

今後気になる箇所とその理由

調べてみたい箇所・気になる箇所
  • 腎臓・肝臓・脾臓
  • 膵臓
  • 大腸

上記の箇所は一度も検査をしたことがないため調べたいと思っています。

編集部より

人間ドックのコース・プランを選ぶポイントは、性別と年齢です。さらに、30代以降の女性が定期的な受診において意識すべき要素は、遺伝・生活習慣・女性特有の疾患の3つです。人間ドックは、毎年身体の状態を確認して終了するのではなく、前回の受診結果と比較することで、小さな変化を見つけやすくなります。経年変化を追跡し、予防医療の効果を最大限に発揮しましょう。下記記事では、自分に合った人間ドックを選ぶことができるよう、年齢別・性別それぞれに応じた疾病リスクと検査項目を紹介しています。気になる方はチェックしてください。

人間ドックについて思うところや受診を迷っている方へのメッセージ

自分の身体で気をつけておいたほうがよい箇所を知っておくことは大切だと思います。将来、家族に迷惑をかけず、健康的で幸せに生活していく基盤になると感じています。

ATさんのお話に登場した人間ドックはこちら

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