朝霞市で人間ドック・健診が予約できる医療施設一覧

埼玉県 朝霞市がこんな健康への取組みをしているって知っていますか

1.朝霞市のがん検診の種類・費用

1-1.朝霞市のがん検診

朝霞市が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、朝霞市独自の取り組みです。

朝霞市のがん検診は、基本的には厚生労働省の指針に沿っています。独自のがん検診として、前立腺がん検診を実施しています。市独自の取り組みとしては、胃がん・肺がん・乳がん・大腸がん検診は指針よりも早い30歳から実施しています。また、胃がん・子宮頸がん・乳がん検診について、受診間隔が指針より短い年1回で設定されている点も特長です。

朝霞市では、朝霞市国民健康保険に加入中の特定健診対象者（40～74歳）に「こくほの総合健康診査」を実施しています。バスで受ける集団検診で、特定健康診査とがん検診を同日にまとめて受診でき、それぞれのがん検診を個別に受診するよりも安価になります（要事前申込）。下記は、こくほの総合健康診査の内容です。

【特定健診の対象者全員】
●特定健診：無料
●胃がん・肺がん・大腸がんのセット検診：1,000円（喀痰検査は+200円）

【特定の年齢の方のみ】
●特定保健指導：無料（健診結果により、食事や運動など生活習慣の見直しが必要な方にのみ実施）
●オプション項目
・男性限定日：前立腺がん検診（200円）
・女性限定日：子宮頸がん検診（400円）と乳がん検診（1方向撮影500円、2方向撮影700円）の2つセット

1-2.朝霞市のがん検診の無料クーポン

朝霞市では下記対象者にがん検診の無料クーポンが支給されます。ほかの自治体よりも無料クーポンの対象となる年齢が多く、受診率の向上とそれにともなう市民の健康促進に力を入れていることがわかります。

無料クーポン券は、6月下旬頃に対象者に郵送されます。当該年度がん検診の無料クーポン券対象者のうち、無料クーポン券が届く前に受診された方も申請により一部助成を受けられます。ただし、子宮体部細胞診や追加検査等を受ける場合は有料です。

申請方法や無料クーポン券を使用できる医療機関など、詳細は朝霞市サイトで確認してください。

2.朝霞市による病気予防のための取り組み

2-1.朝霞市が実施している病気予防の検査や取り組み

がんを始めとした病気予防のため、朝霞市では次のような取り組みを行っています。

・30代のヘルスチェック
健康診査の受診機会のない30～39歳の市民を対象にした集団健診。検査内容は、問診、内科診察、身体計測、血圧測定、血液検査、尿検査。年度内1回まで、費用は無料。子宮頸がん・乳がんの集団がん検診の同日受診が可能。

・B型・C型肝炎ウイルス検診
慢性肝炎・肝硬変・肝がんの発症リスクとなる肝炎ウイルスの早期発見と早期治療を目的として、B型およびC型肝炎ウイルス検査を実施。対象は40歳以上の市民で、過去に肝炎ウイルス検診を受診したことがない方。検査方法は問診、血液検査（HBs抗原検査、HCV抗体検査）。協定医療機関にて、費用は無料。

・骨密度測定
骨粗鬆症（骨粗しょう症）により骨折して寝たきりになるのを防ぐために、骨密度測定を実施。対象は、40～70歳の5歳刻み年齢の女性市民。内容は、手首X線検査・前腕骨DEXA法による骨密度検査、結果説明含む健康セミナー。実施場所は、朝霞市保健センター（検診車）で各日定員200名まで（先着順）。費用は無料。

・大人の歯の健診
虫歯や歯周病の早期発見によって早期治療につなげるための歯科健診。対象は、かかりつけ歯科医院のない16歳以上の市民。内容は、歯科健診、ブラッシング相談。費用は年度内1回まで無料。健診の結果、治療が必要となった場合の治療費等は自己負担（保険適用）。実施場所は、朝霞市保健センターで各回定員20名まで（先着順）。

2-2.気にしておきたいその他の検査

厚生労働省が指針を示しているがん検診以外の検査は、自治体によって実施の有無や検査内容が異なります。人口規模や財政状況、独自の見解など事情はさまざまです。朝霞市で実施していない検査のうち、おもだった検査には下記が挙げられます。

・胃がん：胃がんリスク検査（ABC検査/ピロリ菌抗体検査およびペプシノゲン検査）
・大腸がん：大腸内視鏡検査（大腸カメラ）

会社員の方は、職場の健康診断やそのオプション検査で上記を受けられるかどうか確認してみてください。受診機会がない場合は、実施している医療施設を探して自費で受診する方法があります。市内もしくは近隣の自治体にも範囲を広げて探してみるとよいでしょう。

3.朝霞市の人間ドックの費用補助・助成

3-1.朝霞市が実施する「人間ドック検診」

朝霞市では、朝霞市国民健康保険・後期高齢者医療保険の加入者を対象に、市内もしくは志木市・和光市・新座市の実施医療機関において「人間ドック検診」を実施しており、受診費用が一部助成されます。助成内容は下記の通りです。

【人間ドック検診の助成対象者】
・朝霞市市国民健康保険の加入者（35～74歳）
・埼玉県後期高齢者医療制度の被保険者（朝霞市に住民票のある方）
※人間ドック検診を受診される時点で被保険者資格を喪失した場合は対象外

【人間ドックの自己負担金】
・朝霞市市国民健康保険の加入者：10,000円
・埼玉県後期高齢者医療制度の被保険者：5,000円

助成対象となるには、いくつかの条件があります。
・受診は年度内1回まで
・同一年度内に市が実施する健康診査・人間ドック検診を受診しないこと
・腹部超音波（エコー）検査等を希望する場合は、別途料金が発生（医療機関によって受診可能な検査は異なる）

対象者は保険年金課にて必要書類を受け取ることで、志木市・和光市・新座市の実施医療機関で人間ドック検診を受診することも可能です。人間ドック検診の申し込み方法や必要書類など、詳細は朝霞市サイトで確認してください。

3-2.自己負担で健診・検診を受ける場合の朝霞市の費用補助・助成

朝霞市では、朝霞市国民健康保険や後期高齢者医療保険の加入者が、市の健診（特定健診や健康診査等）や「人間ドック検診」を受けず、自己負担で健診・検診を受ける場合にも、費用の一部を助成しています。

【対象者】
・朝霞市市国民健康保険の加入者（35～74歳）
・埼玉県後期高齢者医療制度の被保険者（朝霞市に住民票のある方）

【助成金額】
朝霞市市国民健康保険の加入者（35～74歳）の場合、
・上限28,500円（眼底検査実施時は上限30,909円）
・もしくは実際に負担した健診費用から自己負担額10,000円を差し引いた金額
上記を比較して、少ない金額を助成
※埼玉県後期高齢者医療制度の被保険者の助成金額は、朝霞市役所の保険年金課高齢者医療係で確認してください。

助成対象となるには、いくつかの条件があります。
・受診は年度内1回まで
・費用を自己負担していること
・特定健診や健康診査等、市の健診項目を満たした健診・検診であること
・受診日から起算して1年以内の申請であること
・同一年度内に市が実施する特定健診・健康診査等や人間ドック検診を受診しないこと

なお、朝霞市特定健康診査の対象者のうち、市の健診や人間ドックなどを受診せず、同様の検査項目を含む健診を職場等で受けた場合、健診結果を提出した方には「クオカード500円分」がプレゼントされます（先着順）。受診日から起算して1年以内に保険年金課へ申請することが条件です。申請方法の詳細は、朝霞市サイト等で確認してください。

4.朝霞市の人間ドック機能評価認定施設

人間ドック学会が審査した機能評価認定施設は、全国で400以上の施設が認定されています。2024年3月現在、朝霞市内に機能評価認定施設はありませんが、隣接するさいたま市に4施設、戸田市に1施設、埼玉県全体では15施設あります。

マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。詳しくはこちらをご覧ください。