人間ドック予約サイト『MRSO（マーソ）』には、
「マーソ人間ドックコンシェルジュサービス」なるものがある。
人間ドック未体験のライターL子が、予告なしで電話をかけた様子をレポート。
その後あらためてインタビューを敢行、コンシェルジュの仕事ぶりにせまる！

事前告知なし、取材を兼ねて本気で相談してみた！

コンシェルジュスタッフ（以下、コ）：マーソ人間ドックコンシェルジュスタッフです。本日はどのようなご用件でしょうか？

L子：健康診断か人間ドックを受けたいと考えているのですが、どのように選んだらよいかがわからなくて…。そもそもの健康診断と人間ドックの違いから、教えていただきたいのですが。

コ：かしこまりました。健康診断も人間ドックも、「今の健康状態をチェックして、なにか異常があれば早期発見につなげる」という目的で行うものです。健康診断は、法律で定められた身体測定、血液検査、胸部Ｘ線、肝機能検査、糖尿検査などの基本的な検査項目のみで、おもに糖尿病や高脂血症など生活習慣病リスクに関する検査が中心になっています。一方、人間ドックは法的な定義はなく、より専門的な検査項目を、お客様の目的に合わせて組み合わせることができます。より総合的に精密な検査を受けたい方には人間ドックがおすすめです。

L子：そんな違いがあるのですね。しばらく受診していないので、総合的に検査ができる人間ドックに惹かれます。人間ドックにもいくつか種類があるようですが、どのように選んだらよいのでしょうか。

コ：人間ドックは大きく分けると、「基礎ドック」と「専門ドック」の2つがあります。「基礎ドック」は、健康診断の検査項目をより詳細に調べる、生活習慣病に関わる検査項目が中心のものです。「専門ドック」は、がんドック、脳ドック、レディースドック、心臓ドックなど死亡リスクの高いものを積極的にカバーする検査になっていて、その方の状況によって必要な検査が異なります。まずは、お客様のご年齢といま気になっていることを教えてください。

L子：37歳で、なにか特別気になっている具体的な症状はないのですが、しばらく健康診断も受けていないので漠然とした不安があります。

コ：承知しました。では、ご親族で大きな病気をされた方はいらっしゃいますか？

L子：母が昔、胸にしこりが見つかったことはありましたが、良性腫瘍でした。ほかはとくに親族の大きな病気はないですね。家族や親戚の病歴も関係あるのですか？

コ：はい、“遺伝性のある病気”というものが存在します。ご家族や親族でがんになった方や、家系内で特定のがんが多く発生している場合には、同じ病気を患うリスクが高いと考えられていますので、定期的に検査をしておくと安心です。現状、親族のご病気はないとのことでしたが、お客様の場合、婦人科検診はぜひ受けていただくのがよいと思います。最近は30代で乳がんや子宮がんになる人も増えていますので、30代後半であればなおさら、年に一度の受診をおすすめします。そう考えますと、基本的な人間ドックに婦人科系の検診をオプションで追加するか、または、人間ドックと婦人科系の検診がセットになった「レディースドック」がございます。今回のご予算はどれくらいをお考えですか？

L子：うう…、相場がまったくわからないんです。どれくらいかかるものなんでしょうか？

コ：医療施設によりますが、人間ドックと婦人科検診をあわせますとだいたい5万円程度でしょうか。もう少し詳しくご案内できますので、地域のご希望はお教えいただけますか？

L子：そうですね、東京都23区内で、渋谷から行きやすいところが希望です。

コ：そうしますと、△△駅から徒歩5分のA病院のレディースドック5万円がございます。そのほか、山手線沿線ですと、お問い合わせが多いところでB病院、C病院などもあります。

L子：3つの病院の違いはなんですか？

コ：どの医療施設も、レディースドックの各検査項目をひとつずつ細かくカスタマイズできるようになっています。それに加えて、A病院の人間ドックは、胃カメラ検査が標準で入っていまして、さらに局所麻酔を行うことで検査時の身体の負担を軽減するため、受診しやすくなっております。胃カメラは嫌悪感を示す方も多いのですが、胃の中を直接見るのでポリープを早期発見できるなどのメリットがあります。B病院は、大きな病院で設備がしっかりとしていて価格がほかの施設よりも安めの設定になっている点、C病院は××駅近くにありアクセスも便利で、女性医師による女性だけのレディースデイなどがある点などが人気の理由となっているようです。

L子：レディースデイなんていうのもあるんですね！ 胃カメラは、まわりの友人から「つらかった」という話を何度か聞いたことがあるので、負担が軽くなるのは魅力的かも。あ、忘れていましたが、子宮頸がん検査は区の無料クーポンで今年受診してしまったので検査しなくてもよさそうです。

コ：では、レディースドックではなく、人間ドックに、オプションとして乳がん検査のみをつけることもできますよ。

L子：なるほど！ オプションメニューで細かくカスタマイズすることができるんですね。これは便利ですね。いろいろオプションで追加したくなっちゃいます。ほかに30代後半の女性が受けておいたほうがよい検査はありますか？

コ：もし、喫煙される場合には肺がん検査、お酒をよく飲まれるのであれば腫瘍マーカーを使った肝臓がん検査など生活習慣による病気リスクをチェックする専門ドックを追加するとよいと思います。そのほか、20～40代でかかる可能性が高まっている骨粗鬆症を早期に発見する骨密度検査を受ける女性も最近は多いです。

L子：専門ドックには、脳ドックやPET/CT検査もあるようですが、これはどんな検査なんですか。

コ：MRIやCTなどの画像診断で脳梗塞などのリスクを調べるのが脳ドック、専用の検査薬を飲んで全身のがん細胞の有無をチェックするのがPET/CT検査です。PET/CT検査は費用が10万円前後と少し高めになっていますが、生活の乱れが気になる方には検討していただきたいです。

L子：人間ドック選びは、日々を振り返って、向き合うことなんですね。とはいえ、全部検査するとなるとお金もかかるし、たくさんオプション検査をつければよいというわけでもなさそう。選ぶポイントがだいぶわかってきました。あと、今回できれば夫と一緒に受診したいと考えているのですが、アラフォーの男性がとくにチェックしておいたほうがよい検査項目にはどんなものがありますか？

コ：肺がんや肝臓がんなどの生活習慣に合わせた検査項目のほか、最近は前立腺がんの検査をされる方が多いです。前立腺がんは、胃がんに次いで日本人男性に多く、2020年には、胃がんを抜いて男性の罹患率1位になると予想されている病気です。これといった症状がない病気のため、腫瘍マーカー検査による早期発見が大切になりますので、ぜひ取り入れてみてはどうでしょうか。ペアで受診するとお得になるプランを提供している病院のご紹介もできますので、ぜひあわせてご検討ください。

L子：そんなプランもあるなんて！ そして、男性の前立腺がんが増えているなんて知らなかったです。さっそく夫にも話してみて、一緒に人間ドックの受診を検討してみようと思います。ありがとうございました。

気負わずに、とにかくなんでも相談

受診したいプランや医療施設が決まったら、『MRSO（マーソ）』から予約すればOKだそう。電話をかけるまでは、高価な人間ドックをおすすめされるのではないかと、内心ドキドキしていたが、年齢や親族の病歴、気になる症状に合わせていま受診したほうがよい検査内容や、医療施設の違いなどを具体的に教えてもらえてとても参考になった。人間ドックは、決して安くはない出費なので、初めての方はもちろん、納得して病院や検査内容を選びたいという方こそ、病院の情報や検査内容を熟知しているコンシェルジュに一度相談してみるとよいかも。「人間ドックはなんだかハードルが高い」というイメージが、きっと払拭されるはずだ。

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