2015.9.17

「今の生活が次の10年を決める」…シニア世代の声を聴け! 私たちが今すべきこと

気になっていたこと1位は「運動不足」、取り組めなかったこと1位も「運動」

続いて、シニア世代が30~40代当時を振り返り、生活の中で気になっていたことを聞いた。「気になっていた」率(「とてもそう思う」「ややそう思う」合計値)は、「運動不足(48%)」「ストレスがたまっている・精神的に疲れている(46.5%)」「十分な睡眠や休息がとれていない(41%)」がトップ3となった。
30〜40代当時、気になっていたことは?

では実際に、意識して取り組んだこと意識していたが取り組めなかったことはなんだろうか? 「取り組んだ」率(「しっかり取り組んだ」「可能な範囲で取り組んだ」合計値)の高いものは、「バランスのとれた食事をする(51.5%)」「健康診断や人間ドックを定期的に受ける(47.5%)」だった。反対に、「取り組めなかった」率(「意識していたが、あまり取り組めなかった」「意識していたが、まったく取り組めなかった」合計値)の高いものは、「適度な運動を行う(62%)」「理想の体型を保つ(57%)」という結果に。30~40代は、仕事で責任ある立場になったり、子育てに翻弄されたりと、人生でもっとも忙しい時期。目の前の日々に精一杯だったと言えるのかもしれない。
30〜40代当時、意識的に取り組んだことは?

「今後受けたい検査」の結果は、シニアへのプレゼントにも

さて、シニア世代は、どれくらいの頻度で健康診断や人間ドックを受けているのだろうか。実態としては、定期的に受けている人(「年1回以上受けている」「2~3年に1回受けている」合計値)が82.5%、なかでも「年1回以上受けている」は68%という結果に。また、受けたことのある検査と、新規継続を問わず今後受けたい検査を聞いた。「人間ドック(基礎ドック)」以外ではいずれも、「胃の検査」や「大腸の検査」などが上位にランクインしており、日本人に多い死亡原因上位に比例している。今後受けたい検査の結果を参考に、「マーソギフト券」を使って身近なシニア世代へ人間ドックをプレゼントするのもおすすめだ。
60歳以降、健康診断や人間ドックを受けている?
受けたことのある検査と、新規継続を問わず今後受けたい検査は?

60歳を過ぎると、身体のどこかしらに変調をきたすことは私たちの多くが想定しているであろうが、実際のシニア世代は、現状の健康や身体において何に不安を抱いているのだろうか。男女別に見ていこう。男女ともに不安に感じていることとしては、「視力の衰え(男女とも59%)」がトップとなり、「体力の衰え(男性59%・女性46%)」「足腰(関節)の衰え(男性45%・女性50%)」と続く。一方、男女で大きな差のある項目も。差の大きなものは総じて、“女性が不安に思う”項目が多い結果となった。なかでも、「認知症がこわい(男性33%・女性54%)」は21ポイント差、「骨のもろさ(男性5%・女性25%)」は20ポイント差となり、「体型のくずれ(男性15%・女性32%)」が17ポイント差で続いた。
健康や身体の状態について、不安なことや気になることは?(複数回答)

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Colorda編集部