沼津市で人間ドックが予約できる医療施設一覧

静岡県 沼津市がこんな健康への取組みをしているって知っていますか

1.沼津市のがん検診の種類・費用

1-1.沼津市のがん検診

沼津市が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、沼津市独自の取り組みです。

沼津市のがん検診は、基本的には厚生労働省の指針に沿っています。沼津市独自のがん検診として、前立腺がん検診を実施しています。また、胃がん検診（バリウム）については指針より5歳若い35歳から実施していること、子宮がん検診の個別検診については必要な方に子宮体部細胞診を実施していることも特長です。

なお、70歳以上の場合、胃がん検診（胃カメラ）を除く、がん検診等の費用は無料です。

1-2.沼津市のがん検診の無料クーポン

沼津市では下記対象者にがん検診の無料クーポンが支給されます。

対象者には、無料クーポン券のついた受診券が封書で送付されます。受診の流れや実施医療機関、当日の持ち物など、詳細は沼津市サイトで確認してください。

2.沼津市による病気予防のための取り組み

2-1.沼津市が実施している病気予防の検査や取り組み

がんを始めとした病気予防のため、沼津市では次のような取り組みを行っています。

・肝炎ウイルス検診
慢性肝炎・肝硬変・肝がんの発症リスクとなる肝炎ウイルスの早期発見と早期治療を目的として、B型およびC型肝炎ウイルス検査を実施。検査方法は血液検査（HBs抗原検査、HCV抗体検査）。対象は40歳以上で、過去に肝炎ウイルス検査を受診したことがない方。集団・個別ともに費用は1,400円。なお、41・46・51・56・61歳の方には無料クーポンが送付される。

・歯周病検診
歯周病は糖尿病や心臓病などの生活習慣病と密接な関係があることがわかってきており、放置による生活習慣病等の悪化が懸念されている。歯周病の早期発見・早期治療を目的とした歯周病検診では、歯周疾患検査（歯周ポケットの測定・虫歯の有無等）、ブラッシング指導等を実施。対象は20歳以上の方。費用は無料。集団健康診査にて同時受診が可能。

・骨密度測定・体組成測定
若いうちから骨粗鬆症（骨粗しょう症）やメタボリックシンドロームを予防するため沼津市保健センターにて、健康状態のチェックや健康・食生活に関する相談を実施。対象は20歳以上の沼津市民。測定内容は骨密度測定・体組成測定（内臓脂肪レベルや筋肉量、基礎代謝量など）。費用は無料。電話等で予約申し込みが可能。

・動脈硬化度測定（血管年齢測定）
動脈硬化の程度を調べ、疾患の発症や進行を防止することを目的とした動脈硬化度検査（血管年齢測定）を、沼津市保健センター等で実施される集団健康診査の一部日程で同時受診することができる（単独受診は不可）。対象は沼津市が実施する特定健康診査（特定健診）・後期高齢者健康診査の対象者。費用は1,700円。

2-2.気にしておきたいその他の検査

厚生労働省が指針を示しているがん検診以外の検査は、自治体によって実施の有無や検査内容が異なります。人口規模や財政状況、独自の見解など事情はさまざまです。沼津市で実施していない検査のうち、おもだった検査には下記が挙げられます。

・胃がん：胃がんリスク検査（ABC検査/ピロリ菌抗体検査およびペプシノゲン検査）
・大腸がん：大腸内視鏡検査（大腸カメラ）

会社員の方は、職場の健康診断やそのオプション検査で上記を受けられるかどうか確認してみてください。受診機会がない場合は、実施している医療施設を探して自費で受診する方法があります。市内もしくは近隣の自治体にも範囲を広げて探してみるとよいでしょう。

3.沼津市の人間ドックの費用補助・助成

沼津市では、沼津市国民健康保険の被保険者を対象に人間ドック、「脳ドック・特定健診」の受診費用が一部助成されます。脳ドックは特定健診とのセットの場合のみ助成対象です。助成内容は下記の通りです。

3-1.沼津市が実施する人間ドック

【人間ドックの助成対象】
＜必須条件＞
・沼津市の国民健康保険の被保険者で、前年度までの国民健康保険料を完納している世帯の方
・前年度4月1日以前から人間ドック受診日まで、継続して国民健康保険に加入している方

＜該当条件＞
1）無受診該当者：前年度に一度も保険証を使って治療を受けておらず、当該年度4月1日時点で30歳以上の方
2）年齢該当者：当該年度に40・45・50・55・60・65歳の節目年齢に達する方

【人間ドックの検査項目】
身体計測、血圧測定、心電図、眼底検査、胸部X線（レントゲン）検査、胃部X線（バリウム）、腹部超音波（エコー）検査、血液検査、尿検査、便潜血検査　等

【人間ドックの助成金額】
1）無受診該当者の場合：上限30,000円
2）年齢該当者の場合：上限25,000円

人間ドックの助成対象となるには、いくつかの条件があります。
・検査内容が重複するため、人間ドックと「脳ドック・特定健診」の両方は受けられない
・検査機関は市内・市外に14施設あり、人間ドックの費用は各検査機関により異なる
・助成対象者は、人間ドックの費用と助成金額の差額を自己負担する
・検査機関によっては短期人間ドック（一泊二日）を受診することも可能

7月下旬、助成対象者へ案内はがきが送付されます。はがき到着後、案内にある検査機関にて、沼津市国民健康保険の人間ドック助成を受ける旨を申し出て予約します。受診方法や検査機関、当日の持ち物など、詳細は沼津市サイトで確認してください。

3-2.沼津市が実施する脳ドック

【脳ドックの助成対象】※特定健診とのセットの場合のみ助成対象
下記すべての条件に該当する方
・当該年度4月1日現在で40歳以上の方
・沼津市の国民健康保険の被保険者で、前年度までの国民健康保険料を完納している世帯の方
・前年度4月1日以前から脳ドック受診日まで、継続して国民健康保険に加入している方

【脳ドックの検査項目】※特定健診の項目を含む
身体計測、血圧測定、心電図、眼底検査、血液検査、尿検査、MRI/MRA検査

【脳ドックの助成金額】
40,000円※定員：350人（先着順）

脳ドックの助成対象となるには、いくつかの条件があります。
・検査機関は市内・市外に8施設あり、脳ドックの費用は各検査機関により異なる
・助成対象者は、脳ドックの費用と助成金額の差額を自己負担する
・検査内容が重複するため、脳ドックと「人間ドック・特定健診」の両方は受けられない

なお、沼津市在住の静岡県後期高齢者医療制度の被保険者の場合は、脳ドックの受診費用が3万円まで助成されます（定員130名）。申し込み期間や事前手続きなど、詳細は沼津市サイトをご確認ください。

4.沼津市の人間ドック機能評価認定施設

人間ドック学会が審査した機能評価認定施設は、全国で400以上の施設が認定されています。このうち、沼津市内の機能評価認定施設は1施設あります（2023年12月現在）。

マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。くわしくはこちらをご覧ください。