受診者体験談

頭部MRIでぐっすり、オプションのMRCPでは胆嚢に病変が見つかった

とみさん(50歳)
会社員/エンジニア(機械・電気・電子・半導体・制御)/既婚・子どもあり

今これが不安なんです

脂肪肝のため食事量を意識するも、年齢とともに代謝が落ちているのか改善せず…

初めて受けた人間ドックと受診を決めた理由は?

初めて受けた人間ドックのプラン(種類)
  • 人間ドック+脳ドック
きっかけ
  • 健康診断の結果が悪かったから

人間ドックを受けようと思った理由

勤め先の健康診断で受けた便潜血検査が要精密検査となり、大腸内視鏡(大腸カメラ)検査を受けました。これを機に、身体をきちんと調べようと思い人間ドックを受診しました。また、父と祖父母をがんで亡くしていることも動機のひとつです。

直近で受けた人間ドックはどうだった?

直近で受けた人間ドックのプラン(種類)
  • 人間ドック+脳ドック
含まれていた検査
  • 頭部MRI/MRA検査
  • 胃内視鏡(胃カメラ)検査

そのプランや検査を選んだ理由

頭痛持ちのため、脳ドックも受けるようにしています。

実際に受けてどうだった? 受診後の感想

脳ドックは、閉所恐怖症の人は受診できないことがあると聞いていましたが、初めての受診ではなかったのでとくに不安はありませんでした。実際、今回のMRIも不安はなく、むしろ検査中に寝てしまったくらいでした。

編集部より

脳ドックで行われる頭部MRI/MRA検査は、頭部にカバーをつけた状態でトンネル状の装置の中に入っていくスタイルが主流のため、閉所が苦手な方などは圧迫感を覚えることもあります。そこで、近年では受診者さんの緊張感をやわらげる工夫として、検査中に音楽を流したり、圧迫感の少ないオープン型のMRI装置を取り入れていたりする医療施設もあります。オープン型MRIについては下記記事もご覧ください。

気になる判定結果は…

食道の粘膜下腫瘍、胃のポリープ、肺の小結節、肝臓は脂肪肝を指摘されましたが、以前から指摘されている所見でもあるため経過観察をしていきたいです。さらに、今回はMRCPを受けたことで、胆嚢腺筋症が見つかりました。悪化する前に見つかってよかったです。

編集部より

MRCP(MR胆管膵管撮影)とは、MRI装置を用いておもに胆嚢、胆管、膵管を調べる検査です。膵臓がんや胆道がんの発見に役立つ検査で、人間ドックのオプションなどで受けることができます。胆道(胆嚢・胆管)や膵臓を調べたい方は、検討してもよいかもしれません。膵臓がんについては下記記事で解説しています。

今後気になる箇所とその理由

調べてみたい箇所・気になる箇所
  • 腎臓・肝臓・脾臓
  • 膵臓

以前から、eGFRの数値が下限値ギリギリなので、腎臓の状態が気になっています。また、父を膵臓がんで亡くしているので、今後も膵臓の状態を調べていきたいと思っています。

編集部より

eGFRとは腎機能の指標となる数値で、人間ドックなどでの血液検査でわかります。膵臓がんの早期発見には、直近でとみさんが受けられたMRCP(MR胆管膵管撮影)も有用であるとされています。腎臓も肝臓も、定期的に検査を受けられるといいですね。血液検査でわかることは下記記事にまとめています。

人間ドックについて思うところや受診を迷っている方へのメッセージ

40歳を過ぎたころから、健康診断で何も引っかからずにすむことがなくなりました。一度要経過観察や再検査になった項目はなかなか基準範囲に戻りにくく、それがいつ大病につながるかもわかりません。だからこそ、若いうちから人間ドックを受けて、健康診断では見つけにくい異変を早めに把握しておくことには大きな意義があると思います。

とみさんのお話に登場した人間ドックはこちら

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