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この検査は何のための検査?

更新日: 2025.06.18

子宮・卵巣MRI検査

子宮・卵巣MRI検査とは?

子宮・卵巣MRI検査とは、MRI装置による画像検査です。強い磁場と電波を利用し、骨盤内の子宮や卵巣などの臓器を連続的に撮影して画像化し、病気の有無や異常の可能性を評価するための画像診断です。放射線を使用しないため被曝の心配がなく、異常がある部分と正常な部分のコントラストがわかりやすい点が特徴です。

子宮・卵巣MRI検査の目的

子宮・卵巣MRI検査は、子宮や卵巣の状態を詳しく調べるのに役立つ検査です。子宮頸がんや子宮体がん、卵巣がんなどが疑われた場合の精密検査として行われることが多いです。

子宮・卵巣MRI検査は、超音波検査と比較してコントラストの鮮明な画像が得られることが特徴で、腫瘤が悪性か良性かの評価や、がんが疑われる場合、他の検査とあわせて進行度の評価に役立つことがあります。

子宮・卵巣MRI検査で見つけられる病気

子宮・卵巣MRI検査は、次のような婦人科の病気の診断の補助に役立ちます。

●子宮体がん
●子宮頸がん
●子宮筋腫
●卵巣がん
など

子宮・卵巣MRI検査結果の見方

子宮・卵巣MRI検査の結果は、画像で示されます。人間ドックなど検診が目的の場合、検査結果は後日郵送されることが多いです。医療施設によっては、検査当日に画像診断の結果説明を行う場合もあります。

子宮・卵巣MRI検査の注意点

MRI検査は強い磁場を利用する検査のため、体内にペースメーカーなどの金属が埋め込まれている方は検査が受けられないなど、一定の制限があります。また、検査時間が比較的長い、検査中は大きな音がするなどの注意点もあります。

妊娠中または妊娠の可能性がある方のMRI検査について、産婦人科診療ガイドラインでは、妊娠全期間を通して胎児への影響は報告されていないため、必要に応じて受けることが可能だが、造影剤を使用する場合は、医療上の必要性がリスクを上回る場合に限って使用すべきとしています。妊娠中のMRI検査は、放射線を用いないため比較的安全とされていますが、検査の必要性やタイミングは主治医と十分に相談の上で決定されることが一般的です。

子宮・卵巣MRI検査の流れ

1. 検査着に着替え、アクセサリーや時計など金属製の装飾品を外す。
2. 筒状の装置に横たわる。
3. 検査を行う。検査中は大きな音が発生し、台が自動で動く。
4. 検査が終了したら、台から降りて衣類を着る。

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この記事の監修ドクター

この記事は、以下の医師による監修を受け、MRSO編集部が作成しています。

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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