2015.9.7

第1回 徹底した自己管理で“太く長く生きる”/元榮太一郎さん(弁護士ドットコム)

元榮太一郎さん
元榮太一郎さん
弁護士ドットコム株式会社
代表取締役社長 兼 CEO
弁護士
元榮太一郎さん

もとえ・たいちろう●1975年生まれ。1998年慶應義塾大学法学部法律学科卒業、翌年司法試験合格。アンダーソン・毛利法律事務所(現:アンダーソン・毛利・友常法律事務所)を経て、2005年に独立。“専門家をもっと身近に”をテーマに、国内初の法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」を運営。2014年12月に、弁護士初の東証マザーズ上場を果たす。

仕事にかける思いを体現する

――元榮さんがカラダメンテナンスを始めたきっかけはなんだったのですか?

元榮太一郎さん本格的に始めたのは2013年の秋頃から。「弁護士ドットコム」を一人でも多くの方に知ってもらおうと、テレビ出演に積極的にチャレンジするようになったことがきっかけです。またそのころ同時に、2014年12月の東証マザーズへの上場が現実的に見え始めたこともひとつの契機となりました。パブリックカンパニーとしての仲間入りをさせていただく以上、顔の見える社長になるべきですし、社業に邁進している姿や志を人に伝えるには、非言語コミュニケーション、つまり外見や立ち居振る舞いも大変重要である。そう考えたときに、アスリートのような内から湧き出る熱さやたくましさで、自らの信念である“専門家を身近にする”という思いを語っていきたい、というところに行きつき、改めて自分自身の身体と向き合うようになったのです。

――まずは何から始めたのですか?

知人からの紹介で、遺伝子検査を行いました。その結果私は、糖質と脂質を吸収しやすい体質で、太ると糖尿病にもなりやすいということがわかったのです。そして、この先健康を保っていくには、運動はもちろん食事管理がとても大切だということで、管理栄養士の方の指導を受けることにしました。最初に、直近3日間の食事を書き出したのですが、見事なまでにダメ出しの連続。食事を栄養という観点から見つめたのはこのときが初めてでしたね。その後、血糖値をコントロールしながら食事する方法や食材一つひとつの栄養素などについて教えていただき、自分でも勉強して、わからないことがあったらその都度栄養士の方にメールや電話で確認し、自分の身体に合った食事というものを徹底的に研究しました。

――現在は日々どんな食事を摂られているのですか?

昼は基本サラダのみ、朝と夜も、急激な血糖値上昇を抑えるために、必ず最初にサラダを食べます。それ以外のメニューは、糖質や脂質を極力減らし、高たんぱく低カロリーな食事になるよう意識していますね。会食時も、できる限り気を配っています。飲み物も甘くないものにしていますが、唯一、好きなお酒だけは飲んでいます。ただ、けっこう糖質を含んでいますし、過去に脂肪肝を指摘されたこともあるので、なるべく控えるようにはしています。

――これまでに、つらかったことや、挫折しそうになったことはないのですか?

慣れるまでの最初の1~2ヶ月くらいは、やっぱりつらいこともありました。でも、地道にコツコツ物事を進めていくのはもともと得意なほうですし、克己心というか、自分に打ち勝つ達成感みたいなものも味わいたい。学生時代ずっとサッカーをやっていたのですが、ちょうどその現役時代に戻ったような感覚ですね。

カラダメンテナンスの意義

――食生活を改善する前後で、変わったことはありますか?

元榮太一郎氏やっぱり身体が軽くなりました。食事管理と共に、週に3~4回はジムに通って運動もするようにしているのですが、現在は体脂肪率が9~10%くらいになり、疲れにくくなりました。

また最近は、仕事においても確かな手ごたえを感じ始めています。私自身の見た目の変化が印象にもつながっているのか、これまでよりも私たちのビジョンに共感してもらえるようになってきた気がしますね。多くの人に思いを伝えるには、言葉はもとより、体全体で表現することが大切。世に言われる、外見が人に与える印象とか、非言語コミュニケーションの大切さなどを、ひしひしと感じてしています。

――食事や運動以外に、健康維持のために行っていることはありますか?

35歳を過ぎてからは、毎年必ず人間ドックとPET検査を受けています。昨年は、脳ドック、眼科ドック、心臓ドックも受けてみましたが、今のところどこにも悪いところはなく、とても健康だと言われています。

――定期的な検査を始めたのには、何かきっかけがあったのですか?

司法修習生時代の同期が、がんで亡くなったんです。年齢は私より少し上の方ですが、末期で見つかって、もう手遅れだったようです。そういう現実を間近に目にすると、やっぱり考えさせられますよね。定期的な検査や日々の健康管理はとても大切だと実感しています。

――健康やカラダメンテナンスについて、社員のみなさんに啓蒙されていることはありますか?

啓蒙というほどのことは行っていませんが、私の生活スタイルなどを見て、意識し始めている人はいるようです。私と一緒にランチミーティングをする時には、昼食はサラダのみにしてみるとか。ただ、“みんなで太く長く生きよう!”ということは常々伝えています。夢や目標に向かい、太く充実した毎日を生きることと、健康を維持して長く生きることは、必ず両立すると。仕事も人生も、何より身体が資本。意識して自己管理することは、とても大切なことですね。


Colorda編集部