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この検査は何のための検査?

乳房視・触診検査

乳房視・触診検査とは?

乳房の視診とは、目で見て、乳房の表面にできたふくらみやくぼみなど、正常ではない所見を観察する検査です。
触診は、実際に乳房を触り、しこりが存在するか、リンパ節が腫れていないか、乳頭から分泌物が出ていないかどうかなどを観察します。一般的には乳腺外来や乳がん検診で、マンモグラフィ検査や乳腺エコー検査(乳腺超音波検査)と併用して行われます。

乳房視・触診検査の目的

乳がんの発見を目的としたスクリーニング検査です。問診やマンモグラフィ検査の段階で併用して行い、乳がんに対するより精密な検査の必要性を判断します。

視診や触診でわかるしこりは、ある程度成長したもののため、進行している乳がんの可能性があります。また、受診者の体格によって触診での検知率が変わってくるなど、比較的精度が低い検査です。

乳房視・触診検査で見つけられる病気

乳房視・触診検査は、次のような疾患の診断に役立ちます。
・乳がん
・乳腺腫など良性腫瘍

乳房視・触診検査の見方

視診・触診ともに重視するのは乳房の外側上部です。日本対がん協会が公表している「乳がんが発生しやすい場所」によると、「東北大学病院データ(2011年~2014年)」をもとに、もっとも乳がんが発生しやすいのは「乳房の外側の上の方」(約53%)としています(※)。

※日本対がん協会「乳がんの基礎知識-乳がんが発生しやすい場所」


乳房視・触診検査の長所/短所

乳房視・触診検査は外来ですぐに検査できるという長所があります。 受診者は服を脱ぐだけで、検査ができるため負担が少ないです。
しかし、医師の技量や経験・受診者の体格によって、しこりの有無の検出率に差が出てしまいます。さらに、小さなしこりは発見しにくいのも短所です。

乳房視・触診検査の流れ

<視診>

1. 受診者は、上半身の服を脱ぎ、乳房が見えるようにする
2. 医師が乳房を目視し、皮膚の陥没や膨隆がないか診る

<触診>

1. 受診者は、上半身の服を脱ぎ、乳房が見えるようにする
2. 医師が乳房を触りしこりの有無を確認する

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この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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