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この検査は何のための検査?

Non-HDLコレステロール

Non-HDLコレステロールの血液検査とは?

近年、LDLコレステロールの代わりに、HDLコレステロール以外のコレステロールを指す「Non-HDLコレステロール」という指標が使われることがあります。Non-HDLコレステロールは血液検査によって調べます。

Non-HDLコレステロールの血液検査の目的

Non-HDLコレステロールは善玉コレステロール以外のコレステロールを指します。動脈硬化の重要な指標であるLDLコレステロールは、測定方法によって値にばらつきが出てしまうことがありました。また。LDLコレステロールは基準値内であっても、そのほかのコレステロールによって、動脈硬化のリスクが増すこともあります。

Non-HDLコレステロールは、動脈硬化を促進するリポ蛋白を総合的に評価できる指標です。総コレステロール(TC)値からHDL-コレステロール(HDL-C)値を減じた数値であり、食事の影響を受けにくいため、食後でも採血が可能です。

Non-HDLコレステロールの血液検査で見つけられる病気

血液検査でNon-HDLコレステロールを調べることは、次のような病気の診断に役立ちます。
●脂質異常症
●動脈硬化
●家族性高脂血症
●甲状腺機能低下症

Non-HDLコレステロールの血液検査の見方

血液検査におけるNon-HDLコレステロールの基準値は、150~209㎎/dl(日本人間ドック学会)です。

Non-HDLコレステロール基準値よりも低い場合は、栄養吸収障害、肝硬変が疑われます。
また、基準値よりも高い場合は、脂質異常症、動脈硬化、甲状腺機能低下症などが疑われます。

Non-HDLコレステロールの基準値

Non-HDLコレステロールの長所/短所

Non-HDLコレステロールの血液検査は、採血で手軽に行うことができます。医療機関によっても異なりますが、検査結果は採血から通常1時間程度で確認できます。

人によっては、注射針による痛みを苦痛に感じる人もいるでしょう。採血で極度にストレスを感じると、副交感神経が緊張して、冷や汗、低血圧、顔面蒼白、吐き気などの症状が現われることがあります(「迷走神経反射」といいます)。

採血では、消毒綿や手袋、注射針のなどの物品を使うため、アレルギーを起こす可能性もあります。特に、アレルギーでよくみられるのが、感染予防に使用されるアルコール綿です。アレルギーに心のたりのある人はあらかじめ、採血を担当する医療スタッフに伝えるようにしましょう。

また、採血の手技によっては神経損傷が生じることがあります。神経損傷は、注射の針先が神経に触れることで起こります。採血時にピリッとした刺激を感じたときは、採血の担当スタッフに伝えるようにしましょう。採血による神経損傷の多くは、2~3ヶ月で自然に治ります。

なお、採血後には、アザなど皮下血種ができることがありますが、数日以内で自然に吸収されます。

Non-HDLコレステロールの流れ

血液中のNon-HDLコレステロール調べるためには、採血が行われます。ここでは、腕からの採血の具体的な流れについて説明します

1. ひじの内側など血管がはっきりと確認できる部分を露出させ、専用の小さな台に腕を乗せる。
2. 上腕部を「駆血帯」と呼ばれるひもやベルトで締める。
3. アルコール綿で消毒し、注射針を刺す。
4. シリンジ内の検体が血液でいっぱいになったら、アルコール綿で抑えながら針を抜く(ほかの項目の血液検査を行うために、複数の検体を取ることがある)。
5. 注射した部位に絆創膏を貼る。血が止まるまでの数分間、自身で圧迫しておく。
6. 完全に止血したら、絆創膏を剥がす。

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所 理事長
医学博士、星槎大学 客員教授、相馬市健康対策専門部会委員、相馬市放射能対策アドバイザー
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
内科医として勤務する傍、「女性の総合医」を目指し日々研鑽する。
自身の貧血体験から大学時代より上昌広氏を師事。
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