受診者体験談

がんサバイバー視点で、特定健診にない項目が気になって初受診

やさいさん(46歳)
専業主婦(夫)/既婚・子どもなし

健康のために取り組み中!

抗がん剤の副作用で吐き気に苦しんだ経験から、ムリなダイエットはやめて規則正しい食生活を実践

直近で受けた人間ドックはどうだった?

直近で受けた人間ドックのプラン(種類)
  • 人間ドック
含まれていた検査
  • 胃X線(バリウム)検査

そのプランや検査を選んだ理由

13年前、乳がんに罹患しました。手術後10年間は再発転移を調べるために、胸だけでなく全身の検査があったのですが、現在はマンモグラフィと乳腺超音波(エコー)検査による乳房の検査のみになりました。乳房以外の健康面が気になったものの、国民健康保険の特定健診には、胃X線(バリウム)検査など受けたい検査は含まれておらず、これからの健康のためにいろいろチェックしておきたいと思い、今回初めて人間ドックを受けました。

編集部より

特定健診は40~74歳の国民全員を対象とした、メタボリックシンドロームに着目した法定健診です。生活習慣病の早期発見・予防を目的としていますが、国の推奨するがん検診に準ずる検査は含まれていないため、がん検診を希望する方は基本的に別途受診する必要があります。一方、人間ドックは個人が自分の意思で受ける健診ですので、がん検診など自分が受けたい検査が含まれているコース・プランを選択して受診することが可能です。下記記事では、特定健診・会社の定期健康診断・人間ドックの違い、それぞれの基本的な検査項目について解説しています。

実際に受けてどうだった? 受診後の感想

胃X線(バリウム)検査は過去にも何度か受けたことがありますが、もともと下痢体質なので毎回憂鬱です。バリウムは苦手でしたが、物腰が柔らかく、親切な検査担当の方だったので安心して受けることができました。

編集部より

胃がんの検査について、胃X線(バリウム)検査が苦手な方には「胃内視鏡(胃カメラ)検査」という選択肢もあります。胃内視鏡(胃カメラ)検査も人によって感じ方は異なりますが、近年は胃内視鏡(胃カメラ)検査の苦しさや痛みを和らげる検査方法を取り入れている医療施設が増えています。詳しくは下記記事をご覧ください。

気になる判定結果は…

結果は、ほとんどの項目がA判定でしたが、胃X線(バリウム)検査だけはC判定でした。再検査の必要はありませんでしたが、気になるので来年も受けようと思っています。

今後気になる箇所とその理由

調べてみたい箇所・気になる箇所
  • 胃・食道
  • 心臓
  • 腎臓・肝臓・脾臓
  • 大腸
  • 全身(全身がん)

年齢を重ね、身体の不調が増えてきたように思います。気になるところは、なるべく病院を受診するようにしますが、全身を調べるには限度があると感じています。

編集部より

生活習慣や年齢、性別などによって発症しやすい疾患は異なります。基本検査項目だけでは網羅できない疾患の有無やリスクを補完するために、疾患ごとに精度の高い検査を受けられるのが「オプション検査」です。すべてのオプション検査を受診することは現実的ではありませんが、個々人の背景(性別・年齢、生活環境、既往歴、家族歴など)や健康状態に応じてオプション検査を組み合わせることが、疾患の早期発見と不安の解消につながります。どのようにオプション検査を選んだらいいかわからない方のために、下記記事では年齢や性別ごとによるオプション検査の選び方を紹介しています。

人間ドックについて思うところや受診を迷っている方へのメッセージ

人間ドックは費用がかさむので、受ける前は正直躊躇していました。しかし、国民健康保険の特定健診の検査項目には含まれていない部位が気になっていたこと、自身でがんを経験していることもあり、今回人間ドックを受けることにしました。現在の自分の身体の状態を知ることができたので、受けてよかったと思っています。

やさいさんのお話に登場した人間ドックはこちら

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