受診者体験談

危険をともなう仕事に従事。人間ドックでは精度高く、負担少ない検査を受けたい

しょうじさん(44歳)
団体職員/建築・土木技術職/既婚・子どもあり

健康のために取り組み中!

体重が85kgを超えたことをきっかけに、ほぼ毎日1時間程度の散歩を継続中です

初めて受けた人間ドックと受診を決めた理由は?

初めて受けた人間ドックのプラン(種類)
  • 人間ドック+脳ドック
きっかけ
  • 会社からの要請・補助があった
  • 生命保険の特典があったから

人間ドックを受けようと思った理由

橋梁の点検という危険と隣あわせの仕事に従事しているため、健康維持が非常に重要で、定期的な健診はとても大切だと思っているからです。人間ドックのコース・プランは費用との相談になりますが、できる限り精度が高く、小さな異変も見つけられる検査項目が含まれているものを選択したいと考えています。会社から補助金がもらえるので、少ない負担で精度の高い人間ドックの検査が受けられ、詳しい検査結果を得られていると感じています。

直近で受けた人間ドックはどうだった?

直近で受けた人間ドックのプラン(種類)
  • 人間ドック+脳ドック
含まれていた検査
  • 頭部MRI/MRA検査
  • 胃内視鏡(胃カメラ)検査

そのプランや検査を選んだ理由

脳血管の詰まりなどは直接確認することができないため、定期的な検査が必要と思い頭部MRI/MRA検査を受診しました。

胃内視鏡(胃カメラ)検査については、胃X線(バリウム)検査と比較したときに、胃の粘膜を直接確認できる胃カメラのほうが、自分にとっては信頼できると感じたので受診しました。なお、バリウムは胃の粘膜の全体像を観察することはできるようですが、自分の身体には検査の負担が大きいと感じました。

編集部より

胃内視鏡(胃カメラ)検査は、胃の内部にカメラを挿入して直接観察できるほか、食道の観察も可能です。また検査時に病変が見つかった場合、そのまま組織の一部を採取して調べることができるなど、さまざまなメリットがあります。もし胃の検査で胃カメラとバリウム、どちらを受けるか迷う方は下記記事をご覧ください。

実際に受けてどうだった? 受診後の感想

頭部MRI/MRA検査については、検査自体が寝ているだけなので、とくに負担を感じることはなかったです。検査結果の説明の際に、画像データの一部をいただきました。自分の頭部をじっくり確認することができて面白かったです。

胃内視鏡(胃カメラ)検査については、今回は経鼻内視鏡を選択しました。我慢できないほどではないものの、つらさは感じました。検査中にはリアルタイムでモニターに映し出される胃の映像を見る余裕はなかったですが、検査後に撮影画像を見ながら解説していただき、現在の胃の状態がよくわかりました。

編集部より

胃内視鏡(胃カメラ)検査には、経鼻内視鏡と経口内視鏡があります。経鼻内視鏡は経口内視鏡よりもカメラのチューブが細く身体への負担が少ないとされていますが、人によっては違和感を覚えたり、鼻腔がせまい方は受けられないことがあります。経口内視鏡は、人によってはオエッとなる嘔吐反射が出ることがありますが、鎮静剤を使用しウトウトした状態で検査を受けられる医療施設が増えています。自分に合う胃内視鏡(胃カメラ)検査の方法を知りたい方は、下記記事で「経鼻」と「経口+鎮静剤」の比較を解説していますのでチェックしてみてください。

気になる判定結果は…

頭部MRI/MRA検査について、以前の画像では副鼻腔に炎症がみられたのですが、前回の検査以降に副鼻腔炎の手術を行ったためか、今回は見られませんでした。その他、とくに問題はなかったです。今後も頭部MRI/MRA検査は継続しようと思います。

胃内視鏡(胃カメラ)検査については、検査結果で「逆流性食道炎」を指摘されました。食後すぐに寝るのは控えたいと思います。

編集部より

逆流性食道炎は、胃酸や胃の中の内容物が食道へ逆流し、食道に炎症を起こす病気です。治療は、しょうじさんのように生活習慣の改善や内服薬で様子を見ていくことが一般的です。放置すると食道がんなどの合併症を引き起こす可能性があります。下記記事では、逆流性食道炎の症状や原因、予防法などをまとめています。気になる方はぜひご覧ください。

気になる病気を知る&検査を探す「逆流性食道炎」

今後気になる箇所とその理由

調べてみたい箇所・気になる箇所
  • 大腸
  • 前立腺

大腸の検査については、以前、大腸憩室炎(けいしつえん)の疑いがあったのですが、まだ一度も大腸のなかを見たことがないため、調べてみたいと思っています。また、前立腺については年齢的にそろそろ検査を受けた方がよいのかなと気になっています。

編集部より

人間ドックなどで受診機会のある方は、前立腺がんの検査であるPSA検査を40代から受けることをおすすめします。40歳時点のPSA値には前立腺がんの発症リスクが反映されていることから、40代のPSA検査には前立腺がんのハイリスク群かどうかを早期に把握できるというメリットがあります。PSA検査の基準値、結果の見方、注意事項については下記記事の解説をご覧ください。

人間ドックについて思うところや受診を迷っている方へのメッセージ

頭部MRI/MRA検査は、比較的高額な検査のイメージがありますが、検査精度の高さや撮影画像を記録に残せることを考えると、私は受診する価値があると思いました。また、胃がんの検査は、胃X線(バリウム)検査より胃内視鏡(胃カメラ)検査のほうが、私にとってはラクでした。今後も継続して人間ドックを受診したいと思います。

しょうじさんのお話に登場した人間ドックはこちら

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