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人間ドック・健診Q&A

病院が併設されている施設と専門施設は何が違う?

Answer

医療スタッフの臨床経験値、検査の進行度合いなど、いくつかの違いがあります。

病院併設の人間ドック施設のメリットは、スタッフの臨床経験値が高いこと

人間ドックの医療施設には、病院に併設されている施設と、独立している専門施設とがあります。どちらの施設でも検査を行うという面では同じですが、2つの施設ではおもに検査時にもたらされるメリットに違いがあります。

病院が併設されている人間ドックの施設では、人間ドックの受診者以外にも体調不良や怪我などで受診来院している人や、医療施設の形態によっては入院している人がいます。そのため、医師や看護師、放射線技師などの医療スタッフは、臨床経験が豊富です。病気を発見したときの対応や、検査までの流れがスムーズでスキルが高いと言えます。

デメリットとしては、人間ドック専門の施設ではないため、待ち時間が長くなったり、予定していた時間よりも検査が長引いたりすることがあります。また、病院に救急搬送されてきた人がいる場合は放射線技師やレントゲン技師などが不足します。大きい病院であればあるほど起こりやすくなります。

人間ドック専門の施設のメリットは、進行がスムーズで配慮が行き届いていること

病院併設の人間ドックの施設と違い、人間ドック専門の施設に怪我や体調不良の人が受診に来ることは基本的にありません。

救急の患者が運ばれてくることもなく、人間ドック受診者を待たせて緊急手術が行われることもありません。スタッフも毎日同じような検査の流れで行なっているため手際がよく、時間通りに進行するため、受診者は受診後のスケジュールも含めた1日の予定が立てやすくなります。また、待合室はBGMがかかっていたり、ゆったりと座れるソファが配置してあったりするなど、細かいところまで配慮され、リラックスできる空間づくりがなされています。

病院併設の施設で人間ドックを受けると自分が患者になってしまったような気がして、具合が悪くなってしまう人がいます。心配な場合は、人間ドック専門の施設を選ぶとよいかもしれません。

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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