2015.11.30
婦人科疾患

35歳を過ぎて、出産経験がない人が受けたい検査とは?

初産年齢が高くなることで病気のリスクも高まる!?

出産
晩婚化が進むことで、出産を経験する年齢も高まってきている。2013年に実施された人口動態調査によると、初産年齢は平均で30.4歳となっており、1950年の24.4歳と比較すると、その変化は明らかだ。

同時に、婦人科疾患も増加しており、妊娠未経験者にとっては非常に気になる点といえる。たとえば、35歳を過ぎて妊娠の経験がない人は、特定の婦人科疾患にかかりやすくなるものなのか。答えはイエスであり、そこにはそれなりの因果関係が認められる。

妊娠未経験者が病気にかかりやすくなるメカニズム

妊娠未経験者がかかりやすい病気に、卵巣がんや乳がんがある。卵巣は卵子の元である卵胞が蓄えられる場所であり、月経の度に排卵が行われる臓器である。妊娠を経験していない場合、初潮を迎えたときからコンスタントに排卵が行われ続けるので、卵巣への負担も大きくなる。その結果、卵巣がんのリスクが高まるのだ。

一方、乳がんに関しては、女性ホルモンのエストロゲンが深く関与していると考えられている。なぜなら、乳がんに見られる腫瘍はエストロゲンによって成長するからだ。つまり、月経期間が長いとそれだけ乳腺組織がエストロゲンに晒される期間も長くなるといえる。このように、初産年齢が高くなるほど、婦人科疾患にかかるリスクは高まると考えられるのだ。

35歳を過ぎたら定期的に受けてみよう! 乳がんや卵巣がんの検診

30代半ばを過ぎて初産を経験していない人は、卵巣がん検診や乳がん検診を受けておきたい。卵巣がん検診では、内診のほかに超音波検査によって、卵巣内に腫瘍があるかどうかを確認する。より詳しく調べたい場合は、血液検査によって腫瘍マーカーを測定したり、MRIやCTを用いて、腫瘍の性質などを判定していく。

乳がん検診では、視診や触診による胸部のしこりの診査を行い、マンモグラフィーを用いることで、腫瘍を早期の段階で発見することも可能である。そのほか、妊娠未経験者は、子宮頸がんなどの婦人科疾患にもかかりやすい傾向があるため、医師に相談したうえで必要となる検査はすべて受けておきたいものである。


Colorda編集部