槙原寛己さん

自分の体と向き合い
健康のための
努力は怠らない

元プロ野球選手(巨人軍)・ 野球解説者
槙原寛己さん

1963年、愛知県生まれ。愛知県立大府高校で選抜高校野球大会に出場し、卒業後はドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。翌年4月の阪神タイガース戦で、初登板完投勝利という快挙を成し遂げる。同年、12勝を挙げて新人賞に輝いた。1994年には広島カープ戦で完全試合を達成。プロ20年間で通算468試合登板、159勝128敗56セーブ。2001年に現役引退。現在はスポニチ評論家、TBS野球解説者のほか、テレビや野球教室など多岐にわたって活躍中。趣味はゴルフと旅行。

MRSOインタビューの第2弾は、「ミスター・パーフェクト」として知られる元プロ野球選手の槙原寛己さん。今回は、全身のがんを診断することができるPET-CTがんドックを受診してもらいつつ、毎日の健康管理法などについてお話を伺いました。現役引退から10年以上経った今も現役時代と同じ体重を維持しているとのことだけあって、健康への意識の高さや行動力など、参考になることばかりです!

人間ドックは毎年受診
異常を指摘されたことはなし

秋晴れの日、クリニックにやってきた槙原寛己さん。引退してからも毎年人間ドックを受けているというだけあって、リラックスした様子です。

「プロ野球選手のときは球団が受けさえてくれていましたが、引退してからは全て自分でやらなければなりません。なので、検査をしてくれるというテレビ番組には積極的に出るようにしているんですよ(笑)。現役時代はそれだけ恵まれた環境だったということですよね」

健康への意識が高く、そのための努力もしている槙原さんですが、自分の健康に対する不安もあるそうです。

「現役を引退して14年。これまで人間ドックで異常などを指摘されたことはないんですね。そのため『自分は大丈夫だ』と過信してしまっているところがあると思う。年齢的にもそろそろ心配なことが増えてくるので、今回全身しっかり調べることができて良かったです」

体への負担が少ないPET-CT検査
これなら精神的にもかなり楽

今回は、PET-CTがんドックで全身のがんをチェック。PET-CTは脳を含む全身の微小ながんを見つけることができる検査で、身体的な負担が少ないのが特徴です。

「たぶんPET検査もテレビの企画で受けたことがあったと思います。でも、今回改めてPET検査の良さを知ることができました。準備などに時間はかかりますが、普通の人間ドックのように移動しながらいろいろな検査を受けたりしないので、トータルでの時間はかかりませんし、身体的な負担はほとんどありません。こんなにラクなら、毎年やりたいと思います」

PET-CT検査は、がん細胞が正常細胞に比べてたくさんのブドウ糖を取り込む性質を利用。検査前にブドウ糖に似た薬剤を注射し、1時間半ほど安静にして全身に薬剤が行きわたったところでPET-CTで撮影します。

「いくら慣れているといっても、採血や胃カメラなどを受けるとなるとそれなりに身構えるし、今までの人間ドックでは『よし、行くぞ!』という覚悟が必要でした。でも、PETなら身体的にもラクなので、気持ちの上でも不安がまったくなく、気軽に受診しようという気持ちになれます」

次項では、槙原さんが健康への意識を語ってくれました。

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人間ドックは健康のための投資
将来を思えば決して高くありません!

健康というのは自分だけの問題ではなく、家族みんなの幸せに関わること。検査や治療など、早め早めに行動する習慣を身につけてほしいですね。できるだけ長く現役時代を続けられるようにするには、自分にお金をかけて投資しないと。それは野球選手も会社員も同じです。特に50歳を過ぎたら、人間ドックなどの健康寿命投資が不可欠ですよね。それでも検査が苦手だという人には、体への負担がなく全身のがんを調べられる、今回僕が受診したPETがオススメ。検査は高いなどと言う人もいますが、将来にわたって健康でいるための投資だと思えば、検査代など安いものですよ!