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人間ドック・健診Q&A

人間ドック施設の選び方のコツは?

Answer

「日本人間ドック学会」が公開している「機能評価認定施設」を参考にしましょう。

受診者目線の「人間ドック健診施設機能評価」

人間ドックを受ける施設を選ぶひとつの基準として、「日本人間ドック学会」が認定し、公開している「機能評価認定施設」を参考にするとよいでしょう。

「機能評価認定施設」とは、日本人間ドック学会が定めている「人間ドック健診施設機能評価」という評価基準をクリアした施設です。申請のあった人間ドック施設に対して受診者目線で審査している取り組みで、全国381施設が認定されています(2019年1月現在)。

審査項目には、「運営方針、組織の管理体制が確立しているか」や「検査の業務マニュアルは作成されているか」、「感染対策などの危機管理は徹底されているか」といった施設側の安全面に関する基準から、「受診者が快適に受診できるように配慮しているか」や「受診者のプライバシーに配慮しているか」といった受診者側に関する基準まで、多角的な評価基準があります。また、評価基準は5年ごとに改定されており、更新審査が行われていることから、信頼性の維持に努めていると考えることができます。このように多角的に評価を行うことで、人間ドックでの検査の質の向上、受診対象者への人間ドックの理解推進などにつながっていると言えます。

インターネット情報を鵜呑みにしない

現代ではインターネットで、簡単に施設の口コミなどを見ることができます。そのため、口コミの情報が時にその施設の評価となってしまう場合があります。

しかし、インターネットの情報だけを鵜呑みにしてしまうのはあまりよくありません。インターネットの情報には個人的な感想や思い込みなども含まれます。また、受診者の状況や生活環境はさまざまであるため、他人の感じたことが自分にも当てはまるとは言えません。インターネットの口コミなどの情報は鵜呑みにせず、参考程度におさえておくといいでしょう。

一度受診をしてみると施設の雰囲気がわかります

どこの人間ドックの施設が、自分にとってよい施設になるか一度受診をしてみないとわからないでしょう。検査の精度や、機器が最新かどうかはわかりにくいかもしれませんが、施設のスタッフの対応や取り組みの姿勢などは、受診者それぞれの目で確かめることができます。

特に以下のポイントは確認すべき点と言えます。
 ●スタッフの応対が丁寧か
 ●結果の説明や受診者からの質問にしっかりと答えてくれるか
 ●異常時における提携病院を紹介してくれるか
 ●受診後のフォローがいき届いているか
 ●施設の人間ドック受診率をしっかり開示しているか

以上のようなポイントを踏まえて受診をするとよいでしょう。

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この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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