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人間ドック・健診Q&A

健康だけど人間ドックを受けなきゃダメ?

Answer

自覚症状の出にくい疾患はたくさんあります。年代別の疾患リスクと、血のつながった家族や親族の既往歴を考慮した検査を受けるとよいでしょう。

人間ドックの目的には「将来の疾患リスクの把握」も

人間ドックは、「現在の健康状態を調べて、将来かかりうる疾患のリスクを把握する」ことが目的です。

将来かかりうる疾患として代表的なのは、生活習慣病や脳血管疾患・心疾患・がんです。このうち、がんと心疾患と脳血管疾患は三大疾病と呼ばれており、日本人の死因で1位から3位まで占めています。生活習慣病は心疾患や脳血管疾患の発症リスクを高めるため注意が必要です。

健康面に対して不安がないという人でも、脳血管疾患や心疾患で突然死してしまうことがあります。これらの病気は、自覚症状がない状態で進行することも多く、気づいたら血管が狭窄して詰まる手前だったということも珍しくありません。
また、がんは年齢によって発症リスクが異なり、とくに初期状態のがんは自覚症状が出にくいです。

現在、健康で何も問題ないと思っている人でも、数年に1度は人間ドックを受診しましょう。望ましいのは年1回の受診を継続することです。

家族・親族の既往歴を把握しよう

協会けんぽに加入している場合は、年度内にひとりあたり1回、指定の健診に対して費用補助が受けられます。この健診は、家族・親族でがんや脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患、高血圧や高脂血症などの生活習慣病にかかった人がいるかどうかを把握することが大事です。もし、血のつながった家族・親族にがんや脳血管疾患・生活習慣病にかかった人がいる場合は、その病気に対する検査をおすすめします。また、検査を受けるだけでなく定期的に医師へ相談するようにもしましょう。

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この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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