子宮頸がんと言えば、20代~30代の女性に急増しているがん。でも、原因のHPV(ヒトパピローマウイルス)は、男女問わず感染の可能性のある、とてもありふれたウイルスだ。
女性には、定期的に検査を受けてほしい。男性には、「パートナーが罹患したら?」を想像してほしい。
他人事じゃない子宮頸がんのこと、知ってみよう。

2016.7.28

Vol.6 じつは知らない! 子宮の病気と検査にまつわるあれこれ

子宮がん、子宮頸がん、子宮体がんって違う病気?

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子宮頸がんと子宮体がんは違う病気。子宮がんはその総称です。

子宮の入り口付近に発生するのが「子宮頸がん」、その奥の子宮体部に発生するのが「子宮体がん」。子宮頸がんと子宮体がんをまとめて「子宮がん」と呼ぶともありますが、二つの病気は原因や症状が全く違う2つの別の病気です。気をつけたいポイントは、「子宮頸がん」の場合、自覚症状がほとんどないので、なかなか病気に気づきにくいことです。

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経験がなければ意外に知らない…子宮頸がんの検診の内容とは

問診~視診~細胞診+HPV検査。意外と短時間です。

問診:まず始めに、初潮の年齢、月経の様子、妊娠・出産歴、健康状態、自覚症状などを問診票に記入して、医師の質問に答えていきます。

視診:内診台の上で、医師の視診(目による診察)を受けます。次に細胞診+HPV検査を行い、それから、子宮全体、卵巣、卵管に腫れや痛みなどがないかを調べる触診(手による診察)を行います。

細胞診+HPV検査:やわらかいブラシなどで子宮頸部を軽くぬぐって、細胞を採取します。基本的に痛みもなく1分程度で終わります。高リスク型HPVに感染しているかどうかがわかるHPV検査も、細胞診のために採取した細胞の残りで同時に行えるので、気軽に受けられます。

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一般的な子宮頸がん検診にHPV検査は入っていない!?

一般的には含まれません。検診を受ける施設へ問合せてみましょう。

子宮頸がんの検診は細胞診のみを行うのが一般的です。一部、HPV検査が含まれている自治体もありますが、HPV検査は、まだ多くの自治体や人間ドックではオプションの検査として取り扱われています。
オプションでHPV検査を受ける場合には、費用は自費となります。なお、細胞診の結果がASC-US(明確に判定できないボーダーライン)だった場合には、健康保険が適用されます。

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Colorda編集部