2016.11.24

Vol.10 女性のだれもに可能性のある病気、「子宮頸がん」を防ぐために

何歳まで、検診を受け続ければいいのか


自治体の子宮がん検診に「○歳まで」という決まりはありません。

65歳や70歳など検診終了の年齢を定めている国もありますが、日本には特にその決まりはありません。高齢で子宮頸がんになる女性も少なくありませんから、「○歳で検診終了」と決めるわけにはいかないのです。でも、65歳位まで毎年定期的に検診を受けていて、1度も異常がなかったのであれば、65歳くらいで検診を中止するか、検診の間隔を3年とか5年にしてもいいかもしれませんね。

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子宮頸がん検診に、健康保険は適用される?

適用されません(でも、無料で受けられる場合もあります)。

基本的には健康保険は適用されません。でも、住民検診や職場検診で検査を受けると、自治体や健康保険組合が費用を負担していますので、無料か手軽な費用で検診を受けることが出来ます。また、20歳, 25歳, 30歳, 35歳, 40歳の方には、子宮頸がん検診の「無料クーポン」が2009年度より住民票のある自治体から送付されています。ぜひ、利用しましょう。もし届いていない場合は、自治体の検診窓口に問合せてみてください。

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結局、子宮頸がんを予防する最良の方法は?

定期的な検診(細胞診+HPV検査)で、前がん状態を発見することです。

年齢によってはワクチンの接種も効果的ですが、ワクチンの予防効果は100%ではありません。定期的な子宮頸がん検診(20歳から細胞診、30歳以上はHPV検査も併用)が、現在最善の方法といわれています。子宮頸がんは「前がん状態(がんに進行する前の段階)」が長期間続くことが分かっています。この段階を検診で発見すれば、簡単な治療で治すことができ、がんを予防できるのです。子宮頸がんの検診は「細胞診」が主流ですが、一部の自治体や人間ドックでは細胞診と同時に「HPV検査」を受けることができます。この2つの検査を同時に行えば、前がん状態をほぼ確実に発見することができます。

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Colorda編集部