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潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎とは?

潰瘍性大腸炎とは、大腸を中心に消化管に炎症が起こる炎症性腸疾患のひとつで、大腸の粘膜にびらんが形成される疾患です。出血や感染を生じさせたり、大腸がんを併発したりすることも多いためできるだけ早期に発見することが大切になります。

大腸の粘膜の炎症は直腸から始まって、上方向に向かって広がっていきます。直腸とは、大腸のもっとも肛門に近い部分のことです。潰瘍性大腸炎のタイプは、直腸からの炎症の広がりによって、「直腸炎型(炎症が直腸のみ)」、「左側大腸炎型(炎症が直腸からS状結腸あるいは下行結腸まで)」、「全大腸炎型(炎症が直腸から大腸すべて)」の3つに分けられています。

潰瘍性大腸炎の症状

炎症が起きている「活動期」と症状が出ていない「寛解期」を繰り返します。活動期には下痢や血便・腹痛などの症状が出ます。強い腹痛や発熱、動機や倦怠感などを伴うこともあります。

治療を続けていれば、多くの人は寛解を維持することができます。しかしながら、人によっては再燃して、活動期と寛解期を繰り返してしまうケースもあります。

潰瘍性大腸炎の原因と予防法

潰瘍性大腸炎にはストレスや免疫異常が関わっていると考えられていますが、明確な原因は解明されていません。

潰瘍性大腸炎になりやすい人

●ストレス過多
●過労
●寝不足

潰瘍性大腸炎の検査

潰瘍性大腸炎の検査には以下のものがあります。

便潜血検査

便の中に血液が含まれているか調べます。大腸炎になると、便に血液が混じりやすくなります。
「便潜血検査」についてもっと詳しく見る→

大腸内視鏡検査

肛門から内視鏡を挿入することで、大腸の粘膜を視診します。病変があれば内視鏡で切除して病理検査へ出すことも可能です。
「大腸内視鏡検査」についてもっと詳しくみる→

病理検査

大腸内視鏡検査で採取した組織を顕微鏡で観察します。がんの有無だけでなく、進行程度も判断できます。

大腸MRI検査

腹部を中心にMRI検査を行うことで、がんの広がりを確認できます。
「大腸MRI検査」についてもっと詳しくみる→

肛門直腸鏡検査

専用の機材を使用して、肛門から直腸内を視診します。

血液検査

炎症反応や、貧血の有無、栄養状態の有無、治療薬による腎障害や肝障害、白血球数の定価がないかをおもに確認します。

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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