受診者体験談

両親の死を機に毎年受診。様々な病気の発見につながる「眼底検査」がおすすめ

おおもりさん(62歳)
派遣・契約社員/事務・管理/既婚・子どもなし

今これが不安なんです

最近は血圧が高めに。生活習慣改善の必要性を感じています

初めて受けた人間ドックと受診を決めた理由は?

初めて受けた人間ドックのプラン(種類)
  • 人間ドック
きっかけ
  • 近親者ががん等にりかんしたから

人間ドックを受けようと思った理由

2015年に両親が相次いでがんで亡くなったことがきっかけです。両親のがん罹患による変化と死を目の当たりにしてきた経験から、健康は自らが維持・改善していかなければならないものだと実感しました。翌年以降、毎年1回は人間ドックを受診するようになりました。

直近で受けた人間ドックはどうだった?

直近で受けた人間ドックのプラン(種類)
  • 人間ドック
含まれていた検査
  • 胃内視鏡(胃カメラ)検査
  • 大腸内視鏡(大腸カメラ)検査

そのプランや検査を選んだ理由

2015年に両親が相次いでがんで亡くなって以来、毎年欠かさず人間ドックを受診するようにしています。

実際に受けてどうだった? 受診後の感想

毎年同じ内容で受診しているので、すでに胃内視鏡(胃カメラ)検査への恐怖心はまったくありません。胃カメラはつらいと言う方がいるかもしれませんが、私の場合は、回数を重ねるごとに、だんだんつらさが軽くなってきています。要は、慣れなのかなと思います。

編集部より

胃内視鏡(胃カメラ)検査には、経口内視鏡と経鼻内視鏡があります。おおもりさんが今回どの方法を選択したかは不明ですが、近年は、胃カメラの苦しさや痛みを和らげる方法を取り入れる医療施設が増えています。経口内視鏡と鎮静剤を使用する方法では、ウトウトした状態で検査を受けるため、苦痛や不快感なく検査を終えられたという方が多いです。詳しくは下記記事をご覧ください。

気になる判定結果は…

総合判定はAでした。昨年までは毎年、尿検査の「尿一般」と血液検査の「脂質」の検査項目がB判定でしたが、今年は両方ともA判定をいただくことができました。1年間、自分なりに食事改善に努めた成果がでてきたからかもしれません。

こうした経験を経て、人間ドックは受診すれば安心というものでなく、毎年の受診結果をもとに自分の健康状態を詳しくかつ正確に知り、改善に努めるためのデータと認識することが大切なのだと感じました。

今後気になる箇所とその理由

調べてみたい箇所・気になる箇所
  • 前立腺

私が毎日聴いているラジオ番組のパーソナリティーが下垂体卒中という脳の疾患と前立腺がんに罹患し、しばらく休養したことがありました。その方は私とほぼ同年代だったので親しみを感じていたこともあり、自分の年齢的にも脳ドックや前立腺がんの検査は受診しておいたほうがよいと思っています。

編集部より

前立腺がんは年齢とともに発症リスクが上がり、50歳以上で罹患率が急増します。脳卒中をはじめとする脳血管疾患の発症リスクは、65歳を超えると急増するとされています。また、前立腺がんは年齢とともに発症リスクが上がり、50歳以上で罹患率が急増します。いずれの病気の場合も自覚症状がないまま進行するため、脳ドック(頭部MRI/MRA)や前立腺がん検診(PSA検査)などを利用して無症状の段階で早期発見、早期治療をすることが大切です。

各検査のメリットについて、詳しくは下記記事をご覧ください。

人間ドックについて思うところや受診を迷っている方へのメッセージ

内視鏡検査は部位の内側を直接見ることができ、病変があれば一目瞭然となるのでとても有効だと感じました。だから、個人的には胃カメラ・大腸カメラはおすすめです。「内視鏡はつらい」が通説かもしれませんが、私の場合は回数を重ねるごとに慣れていってます。

また、意外かもしれませんが、眼底検査は目の病気がわかるだけでなく、全身の病気の手がかりにもなるそうなので、検査項目に含まれていない場合、オプション追加できるなら追加して受診することをおすすめします。

編集部より

眼底検査では、眼底の血管・網膜・視神経などを調べます。眼底検査で見つけられる病気は、白内障・網膜剥離・眼底出血・糖尿病性網膜症・加齢黄斑変性症などの眼の病気ですが、高血圧・動脈硬化・糖尿病による血管の異常の有無などを観察できることから、全身の病気を推定することも可能です。詳しくは下記記事をご覧ください。

この検査は何のための検査?「眼底検査」

おおもりさんのお話に登場した人間ドックはこちら

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