受診者体験談

糖尿病家系、父は脳梗塞…人間ドックは早期発見、早期治療のための機会

ふるふるさん(58歳)
会社員/企画・マーケティング・経営・管理職/既婚・子どもあり

健康のために取り組み中!

会社の健診でLDLコレステロール値180超え。改善に向け服薬とウォーキングを実践中

初めて受けた人間ドックと受診を決めた理由は?

初めて受けた人間ドックのプラン(種類)
  • 人間ドック
きっかけ
  • その他:50歳を超えたら定期的に受けると決めていたため

人間ドックを受けようと思った理由

父母ともに糖尿病の家系で、さらに父は脳梗塞で倒れたことがあります。これらの発症リスクや自分の年齢を考慮し、人間ドックで定期的な検査をしておく必要があると感じていたため受診しました。

直近で受けた人間ドックはどうだった?

直近で受けた人間ドックのプラン(種類)
  • 人間ドック+脳ドック
含まれていた検査
  • 頭部MRI/MRA検査
  • 胃X線(バリウム)検査/li>

そのプランや検査を選んだ理由

最近、これまでになかった頭痛が起こったことがありました。父が脳梗塞で倒れたことがあったので、自分もその傾向があるのか不安になり、脳ドックを受けてみようと思いました。

編集部より

慢性的に頭痛がある方は、脳ドックを受診することは安心につながるとは思いますが、脳疾患に関わる頭痛はある日突然やってくるとされています。そのため慢性的な頭痛とは分けて考える必要があります。いつもの頭痛とは異なる症状があったり、激しい頭痛が続いたりするときは、脳ドックではなく脳神経外科などの医療施設ですみやかに診察を受けてください。慢性的な頭痛などを、どうとらえればよいか、詳しくは下記記事で解説しています。

実際に受けてどうだった? 受診後の感想

これまで頭部MRI/MRA検査を受診したことがなかったので不安は少しありました。検査中の時間は長く感じましたが、検査終了後は受診できたことに安心しました。

気になる判定結果は…

結果はB判定です。血管の閉塞などの深刻な問題はみつからなかったので、そうした意味ではホッと安心できて、受診してよかったと感じました。

血液検査については、LDLコレステロールの値が107まで下がりました(基準範囲は60~119)。HbA1cの値はまだ高めでしたが、服薬や運動など、治療と生活習慣改善の一定の効果を感じることができました。

編集部より

LDLコレステロールは、動脈硬化の指標として、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は、赤血球内のタンパク質の一種であるヘモグロビンという成分にブドウ糖が結合したもので、糖尿病の指標として用いられます。各検査項目の詳細は下記記事で紹介しています。

この検査は何のための検査?「LDLコレステロール」

この検査は何のための検査?「HbA1c(ヘモグロビンA1c)」

今後気になる箇所とその理由

調べてみたい箇所・気になる箇所
  • 大腸
  • その他:血液検査

血液検査については、今後も脂質異常症(高コレステロール血症)などの治療と経過観察を続ける必要があります。大腸については、過去に良性のポリープが見つかったことがあるため、また検査を受けなければと考えています。脳の検査については、直近で受けた人間ドックの受診理由と同様です。

編集部より

大腸がんが発生するパターンには正常な粘膜から突然がんが発生するパターンのほかに、良性ポリープが徐々にがん化し悪性になるパターンがあります。後者の場合、大腸内視鏡(大腸カメラ)検査を受けていれば良性ポリープのうちに見つけ出して治療することが可能です。大腸がん検診に関する検査の特徴など、詳細は下記記事をご覧ください。

人間ドックについて思うところや受診を迷っている方へのメッセージ

LDLコレステロールは、脂質異常症や動脈硬化などの病気発見に役立つ血液検査の指標です。この数値が悪くても病気の自覚症状はないため、受診していないと気づかないまま、脳梗塞や心筋梗塞などの重い病気を発症し、治療のためにお金も時間もたくさんかかってしまうことがあるかもしれません。そうなる前に、早期発見・早期治療の機会として、人間ドックを受診されることをおすすめします。

編集部より

LDLコレステロールは悪玉コレステロールと呼ばれるもので、これが血液中に過剰に存在している状態が慢性化すると、動脈硬化になるリスクが高まります。基本的に、動脈硬化は無症状ですが、20〜30年ほどかけて徐々に全身の血管で起こり、自覚症状が現れたときには血栓により血管が詰っていることもあります。LDLコレステロールが高値となる原因や対策を知りたい方は下記記事をご覧ください。

ふるふるさんのお話に登場した人間ドックはこちら

本サイトの情報は、病気や予防医療への理解・知識を深めるためのものであり、特定の医学的見解を支持するものではありません。自覚症状のある方は、すみやかに診察を受けてください。また、本サイト上の情報に関して発生した損害等に関して、一切の責任を負いかねます。
タイトルとURLをコピーしました