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この検査は何のための検査?

視力検査

視力検査とは?

視力検査とは、眼のピントを合わせる機能検査のことを指します。日常生活を送るにあたり問題がないか、眼の疾患や全身疾患で視力が低下していないかを調べます。

視力検査の目的

視力検査は、ピントを合わせる毛様体筋の働きを調べることを目的にしています。加齢により毛様体筋の働きは弱くなり、視力の低下が起こりやすくなります。眼でレンズの代わりをするのが「水晶体」です。遠くのものをみるときには水晶体を薄く引き伸ばしてピントを合わせ、近くのものをみるときは水晶体に厚みをつけピントを合わせます。ピント調節機能を働くのは水晶体の端に付着して、厚さを変化させる「毛様体筋」という小さな筋肉です。この筋肉の働きが弱くなることで、視力が低下してしまいます。

しかし、視力が低下する原因は毛様体筋以外に、眼の疾患や全身疾患があります。代表的な眼の疾患としては、緑膿症や白内障が挙げられます。また、全身疾患で視力に影響を与えるのは糖尿病です。糖尿病が原因で失明することもあります。

視力検査で見つけられる病気

視力の低下:近視・乱視
視力の上昇:遠視

視力検査の見方

視力検査の数値が0.7以上あれば日常生活に影響の出ない数値です。0.7以下の場合は近視や乱視、2.0以上でも近くが見えにくい場合は遠視が疑われます。
・視力0.7以下だと疑われる疾患:近視・乱視
・視力2.0以上(かつ近くのものが見えない)だと疑われる疾患:遠視

また、視力の数値だけでなく視界に白いモヤがかかって見えることや二重になって見えるなど眼のピント調節機能以外が原因で視力が落ちていることもあります。これらの疾患が疑われる場合は追加で精密検査を行います。

視力検査の長所/短所

視力検査で代表的な方法はランドルト環です。アルファベットの「C」のような形をした図がどの方向を向いているかチェックする検査方法です。運転免許証の更新時や学校・企業の検診でも採用されており、簡易的に視力測定をするのに適しています。また、近年では両眼で覗き込むタイプの視力検査の機械もあります。 ランドルト環を用いた検査では、ランドルト環の検査票があれば検査が行えます。また、検査票と眼の距離が3m確保できればどこでも検査が可能です。受診者が目を細めたり、前かがみになったりすると正しい検査結果が得られにくくなります。

視力検査の流れ

1. 検査票から3m離れ、片目ずつ計測
2. 検査者が指示されるランドルト環で空いている方向を答える

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この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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