人間ドックのマーソ
メニューを閉じる 無料会員登録

Vポイントまたはdポイント最大1.5%貯まる!

この検査は何のための検査?

アルブミン(ALB)検査

アルブミン(ALB)とは?

アルブミン(ALB)とは、血液に含まれるタンパク質の一種です。肝臓でつくられているため、血液中のアルブミン(ALB)の濃度はおもに肝機能の指標となります。アルブミン(ALB)は血液検査で調べることができます。

アルブミン(ALB)を調べる目的

アルブミン(ALB)は血液に含まれる最も多いタンパク質で、肝臓でつくられています。そのため血液検査によってアルブミン(ALB)を調べることで、肝機能が正常に働いているかを知ることができます。

また、腎不全やネフローゼ症候群(身体のタンパク質が尿中に排出され、血液中のタンパク質が低下する病気)などの病気の診断としても役立つほか、身体の栄養状態が悪くなるとアルブミン(ALB)が低下することから、栄養状態の指標として用いられることもあります。

アルブミン(ALB)の血液検査で見つけられる病気

血液検査でアルブミン(ALB)数値を調べることは、次のような病気の診断に役立ちます。

・肝機能障害(肝硬変、肝臓がんなど)
・腎不全
・ネフローゼ症候群
・低栄養状態
・炎症性疾患
・吸収不良症候群
・蛋白漏出性胃腸用(クローン病、潰瘍性大腸炎など)
など

アルブミン(ALB)の血液検査の見方

血液検査におけるアルブミン(ALB)の基準値は下記です。
血液検査におけるアルブミン(ALB)の基準値
基準値より低い場合には、肝機能障害、腎不全、ネフローゼ症候群、低栄養状態などが疑われます。

アルブミン(ALB)の血液検査の注意点

妊娠中はアルブミン(ALB)が低下することがあります。

関連記事

AST(GOT)
ALT(GPT)
γ-GTP

「人間ドックのミカタ」関連記事

肝臓がんの初期症状とは? なりやすい人や早期発見におすすめの検査方法も解説

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
人間ドック健診のご相談はこちらから