2015.5.11

MRIとCTスキャンの違いは何?

MRIとCTスキャン、それぞれの仕組みは?

CTスキャン MRI
「MRI」と「CTスキャン」、このふたつの検査、なんとなく“体を輪切りにしてよく検査する”というイメージがあるものの、違いについてわかっていない人が多いのではないだろうか。どちらも丸い機械の中に入って身体の断層を見る検査技術のことだが、原理はまったく異なる。

MRIは、強力な電波を使って、体内にある水分に作用して断層を撮影する方法。一方のCTスキャンは、X線検査の立体版で、レントゲン照射したあとにコンピュータで画像を作り出す。MRIとCTスキャンは撮影技術自体が異なるのだ。

時間は長いが放射能被爆ゼロのMRI、時間は短いが被爆するCTスキャン

MRIとCTスキャンには、それぞれメリットやデメリットがある。MRIのメリットは、脳や筋肉など水分の多い箇所の画像診断に力を発揮することや、放射線被爆の心配がないので妊婦や子どもでも安心という点が挙げられる。デメリットは、全身の撮影に約1時間かかり、さらに、狭く音がうるさい空間に長時間いる必要があるということだ。

CTスキャンのメリットは、骨など水分が少ない箇所の画像診断に力を発揮すること、そして全身の撮影にわずか2.30秒しかかからない点だ。デメリットは、放射線を使うため、多少なりとも被爆してしまうこと。また、内臓の診断をする際などは、骨が一緒に写ってしまうため、見えない部分が出てくることである。

どんな場合にどっちを受ければいい?

MRIとCTスキャンはそもそも撮影技術や形式が異なるものなので、病状や撮影箇所、目的などによって選択される。医師が適切にどちらかを選択するので、受診する側に選択を迫られる心配はない。しかし、ペースメーカーが埋め込まれている人は、MRIは磁場の高い環境に長時間いるため検査ができない場合がある。また、妊婦は放射能被爆の可能性があるCTスキャンの検査は避けたい。妊娠中であることを医師に伝えることが大切だ。

人間ドックを受診する際、今自分が感じている違和感や健康不安、既往歴などを医師に的確に伝えることが重要とも言える。

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Colorda編集部