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2017.2.6

穀物を食べよう! スーパーフードな「ハトムギ」生活のススメ

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「食べることは生きること」。私たちが主食としているもの穀物。生きるためのエネルギーをつくってくれる貴重な栄養源です。穀物といってもお米や小麦、雑穀などさまざま種類があります。今回はその穀物の中でもおすすめの「ハトムギ」で暮らしをより豊かにするヒントをお伝えします。

いろいろな穀物

常温で長期間の貯蔵ができ、遠方への運搬も可能な、環境にやさしい食べ物である「穀物」。主食のお米はもちろんのことですが、雑穀と呼ばれる他の穀物も、豊富な栄養素があるので、精白していない全粒穀物を1日の総重量の50~60%を目安に食べれば、心と体に強い中心軸をつくることができます。

穀物の種類を知ろう

  • 小麦
  • 大麦
  • ハトムギ
  • アワ
  • ヒエ
  • 高きび
  • 蕎麦
  • アマランサス
  • キヌア
  • シコクビエ
  • 黒米
  • 赤米
  • 緑米

雑穀はプチプチとした独特の食感も魅力的。最近ではスーパーフードと呼ばれ話題を集めていますね。

女性の味方である「ハトムギ」

なかでも一番おすすめしている穀物が「ハトムギ」です。ハトムギは、中国最古の薬物書「神農本草経」の格付けでも「上品」に位置づけられ、副作用がないので長く服用すればするほど体を健やかに保ち、不老長寿によいと記されています。

また世界三大美女と呼ばれた中国の楊貴妃が愛食していたことでも有名ですね。楊貴妃はたいへん肌が美しい女性で、皇帝を魅了し国を傾かせるほど夢中にさせましたが、美肌を維持するために「ハトムギ」と「ライチ」を食べ続けていたそう。日本には奈良時代頃伝来し、イボ取り効果・肌あれ解消効果があることから、江戸時代から女性の人気を集めていました。

美肌に良いといわれる食品は、これまでもテレビや雑誌でたくさん紹介されてきましたが、ハトムギほど歴史の古い美肌食はないのではないでしょうか?

「ハトムギ」の美容効果

  • 美肌効果・美白効果
  • アンチエイジング
  • むくみ解消・便秘解消効果(デトックス効果)
  • アレルギー抑制効果
  • 疲労回復・滋養強壮

ちなみに漢方薬のヨクイニンは、ハト麦の外側の殻をとり乾燥させたもので、下記の美肌効果が昔から認められています。

ハトムギの美肌効果

  • 体内に溜まった余分な老廃物や水分を排泄して、新陳代謝を上げる
  • 肌内部の乾燥を防いで、滑らかに保湿する
  • 免疫力が上がり、肌の炎症を抑えて、悪化するのを防ぐ
  • 手軽に「ハトムギ」を取り入れてみよう

    ハトムギ茶

    ハトムギはお茶としても優秀な食材で、ハトムギ茶にも同じ効能があることから、美肌を目指す女性に絶大な人気を誇っています。

    ご飯に混ぜる

    簡単にハトムギ効果を得る料理方法は、ご飯に混ぜて炊くことです。玄米の1割~2割くらいを混ぜて炊くだけですので、肌荒れに悩んでいる方は、今日からご飯にハトムギを混ぜてみてください。さらに冷え性が気になる方は、小豆とハトムギを玄米に入れれば、腎臓と肝臓が一度にケアされるので、症状が徐々に和らいできます。

    ひとくちに「穀物」といってもいろんな食べ物があるんです。わたしたちが1日に必要な全カロリーのうち、穀類で50〜60%を摂取するのが理想的といわれています。毎日毎食食べるものだからこそ栄養を含んだものを食べたいですよね。いつものごはんに、ちょっと「ハトムギ」混ぜてみませんか?

    記事/マクロビオティック料理教室G-veggie はりまや 佳子
    ライタープロフィール
    1963年東京生まれ、大田区在住。
    武蔵野女子大学(現武蔵野大学)短期大学部家政科卒。建設会社受付嬢、英会話学校マネジャー、船井総合研究所勤務、10年前からマクロビオティックを実践し始める。2005年に退職後、米国クシ・インスティテュートに留学し、キャリアトレーニングプログラム・レベルⅢを卒業。インストラクターの資格を取得。 2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げ、現在10年目を迎える。2012年キレイ料理レストラン&スクール「G&V」を東銀座にオープン。2015年本オーガニックライフ協会を設立。
    『オーガニック大好き!はりまや佳子』ブログ


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Colorda編集部