「いつまでも若々しく、健康でありたい」という願い。
実は昨今、アンチエイジング研究が進み、
その願いを叶える夢のようなメソッドが続々と明らかになってきている。
働き盛り、忙しい毎日を過ごしている人にこそ知ってほしい、
食べて健康に、そして若々しさを保つ、
そんな魅惑のアンチエイジング食材を紹介する。

2016.4.21

ココナッツオイルで、悪玉コレステロール&中性脂肪とさようなら

すぐに分解・消費される中鎖脂肪酸に注目!

Mid section of a fit young couple
認知症の改善効果やメタボの改善効果は、ココナッツオイルのなかの中鎖脂肪酸が鍵を握っている。一般的な油脂のキャノーラ油、オリーブオイルやラードなどの長鎖脂肪酸は、小腸から吸収された後、LDLコレステロール、俗に言う悪玉コレステロールとしてリンパ管や静脈を通って脂肪組織や筋肉、肝臓に運ばれ蓄積されやすい。脂肪として蓄えられやすいのだ。

一方、中鎖脂肪酸は、水などに馴染みやすい性質を持ち、小腸から吸収されると門脈を経由して直接肝臓に入るため、分解効率は長鎖脂肪酸の5倍。分解産物であるケトン体は3時間でピークに達する。そのために大量に摂取しても、LDLコレステロールは上昇しない。

中鎖脂肪酸が60%以上のココナッツオイルのススメ

中鎖脂肪酸は3種類あり、炭素8個のカプリル酸、炭素10個のカプロン酸、炭素12個のラウリン酸から構成される。カプリル酸は抗酸化作用に優れ、とくにラウリン酸は母乳にも含まれ、ヒトの免疫力を高めることで知られている。

一般的にココナッツオイルには60%の中鎖脂肪酸が含まれていると言われているが、商品により中鎖脂肪酸の含有量には差があるので、健康効果を期待するときにはラベルを良く見て、中鎖脂肪酸の含有量が60%以上の商品を選択するようにしたい。


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Colorda編集部