「お酒や食事を存分に楽しみながら、若々しさと健康をキープしたい」という願い。
お酒の付き合いが増えがちな働き盛りや、美食家こそ知っておきたい、
アンチエイジング視点の生活習慣や食事術、食材を紹介する。

2016.7.21

「〆のラーメン」で、やってはいけないこととは?

ラーメン&ライスで、インスリンが過剰分泌! メタボが加速する

Japanese Soy sauce Ramen
お酒を飲んだあとに、ラーメン屋に立ち寄る人も多いのではないだろうか? ラーメン屋でよく見かけるのが、ライス無料サービス。よくないとわかりつつオーダーしてしまう、魅惑の“炭水化物セット”だ。もちろんここには、大きな落とし穴がある。

ラーメンとライスだけでお腹を満たすと、炭水化物(糖質)を分解してエネルギーに変換するために必要なビタミンB1が相対的に不足する。さらに、炭水化物の大量摂取は、血糖を急上昇させるインスリンを過剰分泌させる。インスリンは糖質を脂肪細胞に蓄積させる働きがあるため、過剰分泌されるとやっかいだ。ビタミンB1不足で分解されずに残った糖質は、インスリンによってしっかりと蓄積される。もうおわかりだろう、これがメタボ加速の仕組みなのだ。

塩分にも注意! トッピングするなら、ほうれん草やニンニクをチョイス

ラーメンとライスを注文する場合、残ったスープを雑炊にして食べる人も多いのではないだろうか? ご存知の通り、ラーメンのスープは塩分が多いため、この食べ方は、塩分を摂りすぎて高血圧などの生活習慣病の原因になる。ラーメンのスープを残さず飲むと、それだけで1日の塩分摂取量の半分を稼いでしまう計算だ。

ラーメンを食べるときは、塩分の排出を促進するカリウムが豊富に含まれる野菜たっぷりのラーメンを選ぶか、スープを残すなどの工夫が必要だ。ザーサイ、ほうれん草、ニンニクなどは、カリウムを豊富に含んでいるので、トッピングやサイドディッシュとして注文すると減塩に役に立つ。ちょっとした食べ合わせの新常識が生活習慣病の予防に役に立ちそうだ。


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Colorda編集部