身長・体重・BMI検査
身長・体重・BMI検査とは?
身長と体重を使ってBMIを測定します。BMIはBody Mass Indexの略称で、肥満指数と訳されます。このBMIを使って、肥満か痩せているかを判断します。BMIの計算式は下記のとおりです。
BMI=体重(kg)÷ [身長(m)]2
成人になると身長の変化はあまりありませんが、体重は生活習慣などによって変化します。BMIを利用して、現在の体重が身長に対して見合っているかを判断します。
身長・体重・BMI検査の目的
身長・体重・BMI検査をする目的は、身長や体重のバランスをチェックし、外見的な肥満度を調べることです。体重の増減によって、病気の疑いを調べることが可能です。また、BMIが高く肥満症になっている場合は生活習慣病などのリスクが高くなります。
身長・体重・BMI検査で見つけられる病気
BMIが高い場合:生活習慣病(糖尿病や高血圧)
BMIが低い場合:なし
体重が前回の測定よりも5%以上軽い:うつ病、悪性腫瘍、糖尿病
身長・体重・BMI検査の見方
BMIの計算式で求めたBMI値の数値をみて判断します。
人間ドックが受診できる医療施設を探しましょう。予約数が多い施設から探す「予約数順から探す」、
エリアから探す「都道府県で医療施設を探す」「プランを詳細検索する」の3つの切り口から探すことが出来ます。
身長・体重・BMI検査の長所/短所
身長・体重BMI検査の長所は、検査を受ける人へ負担をかけることなく調べることができるという点です。一方、短所は足が不自由で車椅子に乗っている人や寝たきりの人は身長測定・体重測定に専用の機械を使用しなければいけないという点です。他にも、BMI測定は体内の脂肪分や水分量を計算していないため、隠れ肥満の検出率が乏しいです。
身長・体重・BMI検査の流れ
● 身長測定
身長は背筋を伸ばした状態で、あごを引き気味にしてから測定。
● 体重測定
以下のポインをト満たしていることが望ましいです。
・食後2時間以上経過している
・計測前に排尿排便を済ませている
下記に該当する場合は、申し出ましょう。
・脱水やむくみのあるとき
・低気温のとき
・発熱時
● 体重測定
測定した身長と体重を元に計算式に当てはめて計算。
この記事の監修ドクター

マーソ株式会社 顧問
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。

2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)