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人間ドック・健診Q&A

婦人科検診は何歳から受ければいい?

Answer

20歳を超えたら婦人科検診を受診しましょう。

年に1度受診しよう

婦人科検診とは、乳がん検診と子宮がん(子宮頸がん・子宮体がん)や卵巣がんの検査などがセットになった検診の総称です。乳がんは女性の部位別がん罹患数でトップを占めるがんです。乳がんの発症は20代後半から増え、40歳代になると急激に増加します。子宮頸がんは20歳代でもっとも多く発症するため、若い世代でも積極的に検査をするとよいでしょう。子宮体がんの発症は50歳代から60歳代前半の閉経前後、卵巣がんの発症は50歳代がピークですが、どちらも40歳代から増加します。

20歳を超えたら、定期的に婦人科検診を受診し、乳がんや子宮頸がんをはじめとした女性特有のがんの早期発見、早期治療を心がけてください。年に1度の受診をおすすめします。

婦人科検診の検査項目

婦人科検診の検査項目をご紹介します。ただし、受診する医療機関や人間ドックのコースによって内容が異なります。

●マンモグラフィ検査
マンモグラフィ検査は、エックス線を乳房に当て観察する検査です。検査機械で片方ずつ乳房を挟み、乳房の厚みを均一にします。そのため、撮影の際に痛みを感じることもあります。早期の乳がんを発見するのに有効です。

●乳腺エコー検査(乳腺超音波検査)
乳腺エコー検査は、乳房に超音波を当て、組織に当たり跳ね返ってきた超音波から画像を形成する検査です。エックス線を使用しないため、被ばくしません。また、検査の途中で痛みを感じることも少ないです。
「乳腺エコー検査(乳腺超音波検査)」についてもっと詳しく見る→

●乳房MRI検査
乳房MRI検査とは、身体に磁気を当てて体内の水分と作用させて画像形成をする検査です。
「乳房MRI検査」についてもっと詳しく見る→

●乳房視触診
医師が乳房を触り、しこりの有無や皮膚に張りがないか診ます。また、皮膚が変色していないか、乳房の色が変わっていないかなどを視診する検査です。
「乳房視触診」についてもっと詳しく見る→

●子宮頸部細胞診
子宮頸部細胞診とは、子宮頸部を綿棒などでこすり、細胞を採取してがん細胞が含まれていないか検査する方法です。
「子宮頸部細胞診」についてもっと詳しく見る→

●子宮体部細胞診
子宮体部細胞診とは、子宮の奥にある子宮体部の細胞を採取して、がん細胞が含まれていないか検査する方法です。
「子宮体部細胞診」についてもっと詳しく見る→

●コルポスコピー(膣拡大鏡)検査
コルポスコピー検査とは、特殊なカメラを使用して膣を拡大しながら診る検査方法です。
「コルポスコピー(膣拡大鏡)検査」についてもっと詳しく見る→

●経膣エコー(経膣超音波)検査
経膣エコー検査とは、膣内に超音波を流して跳ね返ってくる画像をもとに子宮の状態を調べる検査方法です。
「経膣エコー(経膣超音波)検査」についてもっと詳しく見る→

●骨盤MRI検査
骨盤MRI検査とは、身体に磁気を当てて体内の水分と作用させて画像形成をする検査です。
「骨盤MRI検査」についてもっと詳しく見る→

●HPV検査
HPV検査とは、ヒトパピローマウイルスという子宮がんを誘発する恐れのあるウイルスに感染していないか調べる検査です。
「HPV検査」についてもっと詳しく見る→

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この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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