「いつまでも若々しく、健康でありたい」という願い。
実は昨今、アンチエイジング研究が進み、
その願いを叶える夢のようなメソッドが続々と明らかになってきている。
働き盛り、忙しい毎日を過ごしている人にこそ知ってほしい、
食べて健康に、そして若々しさを保つ、
そんな魅惑のアンチエイジング食材を紹介する。

2016.5.12

ナッツを1日に28グラム食べると、免疫力が高まる

ナッツを食べる人ほど痩せていることが判明

Mix nuts (almonds, hazelnuts, walnuts)
米国でベストセラーになったジョエル・ファーマン医師の著書『スーパー免疫力』のなかで、ファーマン博士は免疫力を高めるために、ナッツを1日に28グラム食べるように推奨している。ナッツは体によい脂肪酸が含まれているだけでなく、栄養素が豊富で高脂肪の割に太りにくい食材と、ファーマン医師は推奨の理由を強調している。

実は、これまで複数の疫学研究から、ナッツを食べる人ほど痩せている傾向が報告されている。生ナッツには食欲を抑える効果があり、糖尿病の改善や減量に役に立っているためと考えられている。実際に、食事療法中の人がナッツを少量食べると満足感が得られ、おかげでくじけないで続けられるため、体重を維持できるという研究結果も複数報告されている。

ナッツは生で食べるのがベスト

ただし、焦げ目がつくまで炒ったナッツは、発がん性のアクリルアミドが発生するので注意が必要だ。さらに生ナッツに比べ、タンパク質のほか、カルシウム、鉄、セレンなどのミネラル成分が減少し、灰分の増加が起きてしまう。

健康的に摂取するならば、ナッツは生で食べるか、ほんの軽く炒って野菜料理と一緒に食べることを推奨する。とはいえ、テレビの前に座ってナッツをビールのおつまみに何袋も食べる…といったレジャー目的のナッツの摂取は、カロリーや塩分の過剰摂取になるので控えるべきだ。

栄養価が高く、食欲をセーブし太りにくい身体を作るナッツ。アンチエイジングの観点からも積極的に取り入れてほしい食材といえる。


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Colorda編集部