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メタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームとは?

メタボリックシンドロームとは内臓脂肪が腹部に溜まった状態に加え、高血圧、脂質異常症、高血糖などの症状がある状態をいいます。

メタボリックシンドロームになると、動脈硬化が進行しやすく、心筋梗塞や脳梗塞などの発症リスクが高くなります。

2008年から特定健診・保健指導制度がスタートして、メタボリックシンドロームに該当する人へ保健指導がおこなわれるようになりました。自覚症状も体調の変化もないまま、メタボリックシンドロームは進行するため、年に1回は定期検診を受けることが推奨されます。

メタボリックシンドロームの原因と予防方法

メタボリックシンドロームの原因で、リスク要因としてあげられるのが生活習慣病です。なかでも、肥満や高血圧・脂質異常症がメタボリックシンドロームのリスクを高めると評価されています。

メタボリックシンドロームの人は、そうでない人と比較すると2型糖尿病を発症するリスクが3~6倍、心臓血管疾患で死亡するリスクが2倍あると言われています。

予防方法は、生活習慣病の改善です。なかでも有効なのが、適切な運動と食事療法です。体重を減少させると、メタボリックシンドロームに伴う高血圧、脂質異常症、高血糖を改善させることが期待できます。また、タバコは動脈硬化から心臓血管疾患のリスク要因になります。禁煙することもメタボリックシンドローム予防において重要です。

メタボリックシンドロームになりやすい人

次の人はメタボリックシンドロームになりやすいです。
●肥満
●偏食
●運動不足
●過度な飲酒

メタボリックシンドロームの診断基準

メタボリックシンドロームという判定を出すには以下の基準が決められています。

腹囲

男性:85cm以上
女性:90cm以上

脂質異常症

中性脂肪:150mg/dl以上
HDLコレステロール:40mg/dl未満
上記2つのいずれか、もしくは両方が該当する場合

高血圧

収縮期血圧:130mmHg以上
拡張期血圧:85mmHg以上
上記2つのいずれか、もしくは両方が該当する場合

高血糖

空腹時血糖値:110mg/dl以上

メタボリックシンドロームの検査

メタボリックシンドロームを見つける検査には以下のものがあります。

腹囲

ヘソの高さで腹囲を測定します。
「腹囲測定」についてもっと詳しく見る→

血液検査

中性脂肪、HDLコレステロール、空腹時血糖値を測定します。
「中性脂肪(TG、トリグリセリド)」についてもっと詳しく見る→
「HDLコレステロール」についてもっと詳しく見る→
「空腹時血糖値」についてもっと詳しく見る→

血圧測定

最高血圧と最低血圧を測定します。
「血圧測定」についてもっと詳しく見る→

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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