健康診断

健康診断当日の服装を男女別に解説、検査別の最適解&女性のバスト透け対策も

健康診断当日の服装 健康診断
吉井 友季子
こちらの記事の監修医師

医療法人優美会吉井クリニック 院長

健康診断当日の男女別の服装のほか、検査項目別に避けたほうがよい服装等とその理由を解説します。根拠を把握しておくと、自身の受診内容に応じてどのような服装が適しているかを判断できるようになります。また、女性に向けて、バスト部分の透け防止のコツもご紹介します。

★こんな人に読んでほしい!
・健康診断を受ける際の服装を知りたい方
・検査項目別に最適な服装と理由を知りたい方
・健康診断時のバスト部分の透けが気になる女性

★この記事のポイント
・「着脱しやすい上下セパレート」が、男女ともに基本の服装
・女性はトップスがゆったりとした半袖Tシャツ、ボトムスはウエストゴムのスカートやフレアパンツ・ガウチョパンツ等がおすすめ
・男性は下に白の半そでTシャツを着ていくと便利
・足元は盲点になりがち。ストッキングやタイツ、ブーツは避ける
・女性の下着はホックと肩紐のアジャスターに注意、濃色の半袖Tシャツを着用して胸元は“はおりもの”で対策

検査着の用意は施設次第、できるだけ健康診断向けの服を着ていこう

健康診断の受診方法は、大まかに分けて集団会場で受ける方法と、医療施設で受ける方法の2種類があります。

集団会場での受診は、会社や大学など所属する組織によって指定された日時に会場へ赴き、各検査コーナーを周回する方法が一般的です。会場は、巡回健診(移動検診車)、職場内や学内もしくは近隣の広い室内などさまざまです。自治体などが実施する特定健診(特定健康診査)で集団健診を選択する際は、自治体の保健センターや公民館などが会場になります。

医療施設での受診は、受診者自身が医療施設の予約を取り、予約した日時に医療施設へ赴きます。複数の企業の健康診断を請け負っている医療施設の場合、自身が予約した日時に他社の人たちと重なることもあります。

集団会場での健康診断では、検査着の用意がないことが一般的です。医療施設での健康診断では、施設によっては検査着が用意されていることがありますが、上下がそろった検査着もあれば上半身のみのケースもあるなどまちまちです。なお、人間ドックは通常、医療施設が検査着を用意しており、下着以外は上下とも着替えて受診することが多いです。

このように、健康診断では検査着が用意されているかどうかは医療施設次第ですが、基本的には検査着がないことを前提として、健康診断向きの服で会場や医療施設へ行くほうが望ましいでしょう。

男女別、健康診断におすすめの服装

【男女共通】健康診断におすすめの服装・避けたい服装

服装の基本は、着脱しやすい上下セパレートであることです。盲点になりがちなのは足元で、ストッキングやタイツよりもソックス、ブーツよりも手を使わずに着脱できるくつがよいです。ここで、適切な服装と避けたい服装の一般的な例を見てみましょう。

【適切な服装】
上下セパレートの服、着脱しやすいくつ、無地Tシャツ(袖口がゆったりしたもの)、金属やプラスチック(ボタン、アジャスター等)のない服や下着

【避けたい服装等】
着脱に時間のかかる服(ジーンズ、スキニーパンツなど)やくつ(ブーツ、ストラップつきパンプスなど)、上下つながっている服(ワンピース、サロペットなど)、金属・プラスチック・ラメ・スパンコールのついた服や下着、アクセサリー類、磁石入り絆創膏、湿布、カイロ

男女どちらも、トップスは無地の半袖Tシャツやカットソーを指示されることが一般的です。生地は綿素材が望ましいですが、ラメやスパンコール、刺繍等が入っていないゆったりしたものであれば薄手の無地のニット(ニットソーなど)でも問題ありません。なお、袖丈は採血時に腕まくりできれば長袖でも可としている医療施設等もありますが、胸部X線(レントゲン)検査の際に下着を外すよう指示されることがあるため、着脱のしやすさを考えると長袖より半袖のほうが望ましいと言えます(詳細は「服装がとくに重要な検査項目8選」で解説)。冬場は厚手の服1枚を着ていくよりも、無地Tシャツ+カーディガンのように重ね着で着脱できるようにするとよいでしょう(後述の「はおりもので対策、カーディガンやショールで万全」で解説)

どのような健康診断においても、事前に服装の注意事項が配布され、適切な服装と避けたい服装等の案内があります。それらを守ることは、自身の検査時間の短縮につながり、ひいては健康診断のスムーズな受診につながります。

【女性の健康診断の服装】ワンピースやサロペットを避け、下着はホックやアジャスター、ブラトップにも注意

女性の服装はバリエーションが多いため、コーディネート次第で検査時間が長くも短くもなります。基本は上下セパレートです。上半身の衣類をめくる、あるいは下着を外す検査がいくつかあるため、ワンピースやサロペットは避けましょう。各検査コーナーを回る際のおすすめコーディネート例を紹介します。

トップス:ゆったりめのTシャツやカットソー、Tシャツライクなインナーシャツ

トップスは、ゆったりとしたTシャツやカットソー、Tシャツライクなインナーシャツがいちばん上になるようコーディネートするとよいでしょう。袖まわりにゆとりのある半袖がおすすめです。下着を外した際のバストの透けや寒さが気がかりなときは、“はおりもの”を重ねて寒さ対策をしましょう(「はおりもので対策、カーディガンやショールで万全」参照)。

ボトムス:足元を出しやすい服装(スカート、ガウチョパンツ、フレアパンツ等)、ジャージ

ボトムスのウエストは、金属やプラスチックのないゴム仕様が基本です。また、スリムジーンズやスキニーパンツのようなタイトなボトムスは避けましょう。

下着:ブラジャー

下着がもっとも問題となるのは胸部X線(レントゲン)検査です。ブラジャーのホックやアジャスター部分の留め具の素材が検査の妨げになることがあるためです。当検査では、X線を照射し撮影した画像の影を観察し疾患の有無を調べますが、金属やプラスチック類が影となって映り込み、正確な診断が難しくなることがあります。そのため、ブラジャーは外すように指示されることが多いです。

また、ブラトップ(カップつきキャミソール・インナー)やハーフトップ、スポーツブラの着用を不可としている医療施設もあります。ブラトップ等はホックやワイヤーがないためレントゲンに向いているように感じますが、肩紐にプラスチック製のアジャスターがついていたり、カップの厚みが撮影の妨げになったりすることがあるためです。他方で、ブラトップであれば着けたまま検査可能とする場合もあり医療施設などによって指示はまちまちです。迷う場合はブラジャーをつけていき、検査直前に外して半袖トップスの袖部分から取り出すほうが無難であると言えます。

医師による聴診でも、直前にブラジャーのホックのみ外した状態にする、もしくは下着を外すよう指示のある医療施設があります。いずれの場合でもブラジャーのほうが対応しやすいです。自身で判断が難しい場合は事前に受診先まで問い合わせておきましょう。スムーズな外し方のコツは「ブラジャーは検査直前に外して袖から取り出す方法がスムーズ」を参照してください。

足元:ソックス、スムーズに着脱できるくつ(スニーカー、ストラップのないパンプスなど)

検査によっては、くつを着脱したり、素足を指示されたりすることがあります。ソックスに、スニーカーやストラップのないパンプスなどがおすすめです。また、心電図では足首に電極をつけます。ストッキングやタイツ、ブーツは避けましょう。

その他:冬場は重ね着がおすすめ

業務の合間に健康診断を受ける場合、ジャケットは脱いで向かうとよいでしょう。時計やアクセサリー類はあらかじめ外しておきます。また、冬場は重ね着がおすすめですが、かぶるタイプの服は着脱を繰り返すことが面倒である上に時間がかかります。はおりもので対策しましょう。

【男性の健康診断の服装】インナーに白Tシャツの着用がおすすめ

男性の健康診断当日の服装は、インナーに白Tシャツを着用しておくだけでとてもスムーズになります。各検査コーナーを回る際のおすすめコーディネート例は下記の通りです。

トップス:TシャツもしくはTシャツ+ワイシャツ

どの検査においても、トップスは無地のTシャツがスムーズです。業務の合間に健康診断を受ける場合はワイシャツの下に無地のTシャツを着ていくとよいでしょう。

ボトムス:ジャージ、ハーフパンツ

ウエストはゴム仕様になっているほうが各検査の妨げになりません。業務の合間や仕事前に受診する方でスラックスを着用している場合、ベルトは外しておいたほうがよりスムーズですが、つけていきたい場合はすぐに外せる使い慣れたものを選ぶことがポイントです。なお、バリウムを用いる胃X線(レントゲン)検査では、ボタンやファスナーなど金具のついたズボン類は検査の妨げになるため、脱ぐように指示されることがあります。

足元:ソックス、スムーズに着脱できるくつ

検査によっては、くつを着脱したり、素足を指示されたりすることがあります。足元はソックスと着脱しやすいくつを選びましょう。

その他:業務の合間に健康診断を受ける場合のコツ

仕事前や業務の合間に健康診断を受ける場合、ジャケットは脱いで向かうとスムーズです。ネクタイや時計はあらかじめ外しておきましょう。

検査項目別で考える、受診がスムーズになる服装

一般的な健康診断の検査項目

下記は一般的な健康診断の項目です*1-3。実施主体によって多少異なりますが、一部を除いて検査項目はほぼ同じです。

検査項目補足
尿検査(当日の朝採取して持参)尿糖・尿蛋白等
問診前日・当日の飲食状況、自身や家族の既往歴、服薬状況・生活習慣・自覚症状の調査等
診察(理学所見)視診・触診・聴診等
身体計測身長、体重、腹囲、BMI等
血圧測定
血液検査肝機能、血中脂質、血糖、貧血、腎機能等
視力・聴力検査実施主体や健診の種類によっては実施なし、もしくは医師判断によって省略
胸部X線(レントゲン)検査
心電図検査実施は実施主体や健診の種類、もしくは医師判断による
眼底検査特定健診でのみ医師判断によって実施

服装がとくに重要な検査項目8選

一般的な健康診断の検査項目」のうち、服装等がとくに重視される検査項目を8つご紹介します。検査項目別に理解することで、健康診断当日に適切な服装とそうでない服装の判断がつくようになります。

1)診察(理学所見)

既往歴や服薬歴などの問診と同時に行われる場合もあります。診察では、貧血の有無を調べる目の視診、甲状腺やリンパ節などを調べる頸部の触診、心音や呼吸音を調べるための胸と背中からの聴診などが医師によって行われます。このうち、聴診では服の中に聴診器を入れやすい状態で診察が行われます。健康診断における服装の基本でもありますが、上下つながっている服は適していません

2)身長・体重(身体計測)

多くの場合、身長と体重は同時に計測できる機器が使われます。計測時は、くつを脱いで計器の上に乗るため、着脱に時間のかかるブーツなどは避けたほうがよいです。

3)腹囲(身体計測)

足をそろえて背筋を伸ばして立った状態で、服を持ち上げておなかのまわりを肌の上から直接測定します。診察同様、上下つながっている服は適していません補正下着や腰等のサポートベルト、腹巻も健康診断時は着用しないようにしましょう。

4)血圧測定

二の腕に機器を巻いて計測します。薄手であれば服の上からでも問題ありませんが、厚手の服は脱ぐよう指示されることが多いです。トレーナーやセーターなどの厚手のニット類は避けましょう

5)血液検査

左右いずれかの内ひじの血管から採血します。腕まくりのしづらいトップスは不向きです。

6)胸部X線(レントゲン)検査

胸部にX線を照射し、撮影した白黒画像から疾患を調べます*4。画像に写し出された影によって異常を判断するため、胸部にある臓器(肺、心臓、大動脈等)が明確に確認できない服装は、疾患の見落としにつながります。胸部X線検査に適した服装は無地のTシャツです。ヒートテックのようなインナーも問題ありません。無地の厚手の服、プリント・ラメ・スパンコール・刺繍など凹凸のある服、ボタンやファスナー、フック、アジャスターなど金属・プラスチック類のついた服は避けましょうアクセサリーや時計、ネクタイやベルトのほか、磁石入り絆創膏や磁器ネックレス、湿布等もすべて外します。また医療施設によっては、メガネを外すよう指示されることがあります。

カップ部分が厚いブラトップやハーフトップ、ノンワイヤーブラや、プラスチック製のアジャスターがついたカップつきキャミソールなど、下着が検査の妨げになると判断された場合は、脱ぐよう指示する医療施設があります。健康診断会場ではノーブラで過ごすことがすべての検査においてもっともスムーズですが、バスト部分の透けが気になる女性は後述の「検査着も更衣スペースもない…女性のためのバスト透け防止のコツ」を参考にしてください。また、髪は肩にかからないようにするよう求められるため、髪が長い方は事前にまとめておきましょう。

7)心電図検査

胸部や手足に電極をつけ、心臓の動きを波形状で記録する検査です*4。通常、肌に直接電極をつけるため、トップスや下着は鎖骨のあたりまで上げて検査を行います。ブラジャーは着けたままホックを外して上部にずらして電極をつける場合もあります。また、足は素足になります。ストッキングやタイツ、ブーツは避けましょう

なお、心電図検査は一般的な健康診断では行われません。不整脈などをより詳しく調べる検査として人間ドックのオプション等で行われる「ホルター心電図検査」では、上下セパレートの服、締めつけのない下着、襟元が大きく開いていない服など服装に関して指示がある場合があります。

8)視力検査、眼底検査

視力検査は、視力を調べる検査です。裸眼での計測を求められることがある*6ため、普段コンタクトレンズを着用している方はメガネ着用での受診がスムーズです。もしくは、コンタクトレンズ保存ケースを用意しておくとよいでしょう。眼底検査は、眼底カメラ等を使用して眼底の血管を医師が直接確認し、高血圧症や動脈硬化等の可能性を調べる検査です*7一部の厚みのあるコンタクトレンズ、とくにハードコンタクトレンズは外すことを求められるため*8、視力検査同様、コンタクトレンズ保存ケースの持参がおすすめです。

番外編)MRI検査

一般的な健康診断の検査項目ではありませんが、番外編として精密検査や人間ドックのオプション等でMRI検査を受ける場合の服装の注意点も紹介します。

MRI検査は、専用の装置に入り強い磁場を利用して体内の断層画像を撮影し、その画像から異常の有無や状態を調べる検査です*8。脳や胸部、乳房、骨盤、大腸といった部位ごとの精密検査のほか全身を調べる「全身MRI検査」もあります。磁場を利用するため、金属類の持ち込みは禁止です。多くの場合、検査着に着替え、ブラジャーなどの下着は外して検査を行うことが多いです。アクセサリー類、湿布、カイロなども外します*9

なお、X線(レントゲン)検査ではヒートテックのようなインナーの着用に問題はありませんが、MRI検査ではヒートテックのような機能性下着は着用できません。吸湿発熱、保温機能などのあるインナーを着たままMRI検査を受けると、やけどなどのトラブルが起こる可能性があるためです。

また、アイシャドウやネイル、カラーコンタクトレンズなどにも金属が含まれていることがあるため、これらの使用を不可としている場合があります*9。MRI検査時のメイクなどの注意事項は下記記事で詳しく解説しています。

検査着も更衣スペースもない…女性のためのバスト透け防止のコツ

ゆったりした濃色Tシャツが便利

健診会場ではノーブラでいることがもっともスムーズではあるものの、バスト部分が透けていないかどうかは、移動や待ち時間の間、女性にとって常に気になる問題と言えます。検査着のない会場や検査コーナーに更衣スペースのない会場において、いかに透けずに、そして気にせず過ごせるかを考えていきます。

健康診断当日の服装として、トップスはゆったりとした濃色の半袖Tシャツがおすすめです。ボーイズライクなTシャツやドルマンTシャツが便利です。また、濃色はバストトップが目立ちにくくなります。胸部X線(レントゲン)検査は無地であれば基本的に何色でも問題ありませんが、受診する医療施設から白を指定された場合は指示に従ってください。

ブラジャーは検査直前に外して袖から取り出す方法がスムーズ

ブラジャーを外すタイミングは胸部X線(レントゲン)検査の直前です(医療施設によっては聴診時のことも)。トップスの上からホックを外し、トップスを着たまま肩紐を外します。この一連の流れをスムーズに行うためにも、トップスはゆとりのある半袖Tシャツが適しています。外したブラジャーは半袖の脇部分から取り出すか、半袖でない場合はすそを少しめくって取り出します。すぐにバッグにしまい、検査終了後にお手洗いでブラジャーをつけるとよいです。あるいは、はおりもので胸元が目立たないようにして過ごす方法を次項「はおりもので対策、カーディガンやショールで万全」でご紹介します。

ブラトップやハーフトップ、スポーツブラなどかぶるタイプの下着の場合、下着を脱ぐように指示された場合に袖から取り出すなどが難しく、時間がかかりやすいことが懸念されます。この点からも、健康診断では外すことを前提に着脱しやすいブラジャーで臨むとスムーズであると言えるでしょう。

はおりもので対策、カーディガンやショールで万全

胸元が目立たないようにする方法として、はおりものでの対策があります。かぶるタイプの上着は検査ごとに脱いだり着たりを繰り返すため時間がかかり、自身も面倒な思いをします。簡単に着脱できる、カーディガンやジップアップパーカー、ショールなどのはおりものがよいでしょう。とくにショールはたたんでバッグにしまってもかさばらないため、とても便利です。

健康診断当日に持参すると便利な持ち物4選

健康診断は毎年受診するものです。受診当日をよりスムーズに、また検査の合間や検査終了後をより快適にするためのアイテムをご紹介します。これらがなくてもまったく問題ありませんが、小さなストレスを軽減するための工夫です。

アクセサリー入れ

こまごまとしたアクセサリーをそのままバッグに入れてしまうと、検査終了後に再び探し出すのは一苦労です。とくに小さなアクセサリーは、バッグのポケットに入れても取り出しにくいです。ピアスやイヤリング、金属やプラスチックの髪留め、指輪、ネックレス、時計等が入れられる小さなポーチや巾着袋を用意すると、アクセサリーがバッグで迷子にならずにすみます。

金属やプラスチックのついていないヘアゴム

胸部X線(レントゲン)検査では髪を肩より上に上げておくことを求められます。髪の長い方はヘアゴムを持って行くとよいでしょう。X線は金属やプラスチックが影となって写り込みます。デコレーションパーツのないシンプルなヘアゴムのみ使用することができます。また、その場にヘアゴムが用意されていることもありますが、スムーズな検査のためにも事前にまとめておくとよいでしょう。

メガネケースやコンタクトレンズ保存ケース

服装がとくに重要な検査項目8選」で説明した通り、検査項目によってはメガネを外すことが求められます。小物を置く台やカゴが用意されていることもありますが、手持ちの荷物と一緒に置いたり入れたりする場合は、メガネの置き場に不安が残ります。とくにツルが細いメガネを使用している方は、メガネケースがあると安心です。

また視力検査のほか、とくに眼底検査が行われる場合、ハードコンタクトレンズ使用者はレンズを外さなければならないため、コンタクトレンズ保存ケースを持参するとよいでしょう。

サブバッグ

検査着に着替える場合、健康診断に不要な手荷物は鍵つきロッカーに入れることになります。健康診断合間のお手洗いのためのハンカチや小物類、待ち時間のための本などを入れておくサブバッグがあると便利です。女性の場合、はおりものもさっと入れられる程度のサイズがおすすめです。

参考資料
*1.厚生労働省「労働安全衛生法に基づく健康診断を実施しましょう」
*2.厚生労働省「e-ヘルスネット」特定健康診査の検査項目
*3.東京大学 健康診断について
*4.日本衛生検査所協会 検査項目の詳細
*5.全国保険協会(協会けんぽ) どんな健診があるの? 診察等
*6.全国保険協会(協会けんぽ) どんな健診があるの? 眼底検査
*7.大阪がん循環器病予防センター 健診での眼底検査の手技
*8.国立国際医療研究センター病院 MRI検査
*9.日本画像医療システム工業会「磁性体(金属等)持っていませんか?」2022

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