2018.7.27

これだけはおさえておきたい!女性のがん保険選び2大ポイント

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所 理事長
医学博士、星槎大学 客員教授、相馬市健康対策専門部会委員、相馬市放射能対策アドバイザー
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
内科医として勤務する傍、「女性の総合医」を目指し日々研鑽する。
自身の貧血体験から大学時代より上昌広氏を師事。

そもそもがん保険ってなに?


がん(悪性新生物)は、日本人の死因順位第1位であり、誰もがかかる可能性のある病気だ(※1)。もし、自分ががんにかかったら、治療からその後の生活まで経済的な不安もつきまとう。そんな不安をカバーするのが、がんに特化した「がん保険」だ。

医療保険はさまざまな病気やけがなどを保障するのに対し、がん保険は「がんの治療」に対象をしぼっている。がんと診断されただけで給付金が受け取れる商品が多いのも、がん保険ならではの特徴といえる。

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女性のがん保険選び、どこをチェックすべき?

国立がん研究センターがん情報サービスの「最新がん統計」によると、2013年の部位別がん罹患数は、全体では1位が「胃」、2位が「大腸」、3位に「肺」となっている(※2)。一方、女性のデータをみると1位に「乳がん」、5位に「子宮がん」が入っている。

がん保険は、基本的にはこれらのがんをカバーしているものがほとんどだ。
ただし、「女性特有のがんへの備え」の視点でみたとき、保障内容の中でいくつかチェックしておきたい項目がある。それが以下だ。

チェックポイント1:「上皮内新生物」の扱い

上皮内新生物とは、がん細胞が臓器の表面をおおう上皮と呼ばれるところにとどまっており、深いところまで広がっていない状態のことを指す。
この状態でがんが発見できれば、適切な治療によって根治する可能性が高くなる。また、治療費も進行したがんに比べコンパクトで済むことが多いため、上皮内新生物が保障内容に含まれるかどうかはがん保険によって異なる。

しかし、女性に多い乳がんでは、ごく初期(非浸潤がんと呼ばれる乳管内にとどまっているがん)であっても状態によっては乳房を大きく切除したり、抗がん剤やホルモン療法などが必要になったりするケースがあり、その場合は治療費が大きく膨らむ。

がん保険を選ぶ際は、上皮内新生物も保障に含まれるかどうかを必ず確認しよう。

チェックポイント2:抗がん剤やホルモン療法、乳房再建術などの保障

先にも述べたように、乳がんなど女性特有のがんの治療の際、手術に加え、抗がん剤での治療やホルモン療法が行われるケースがある。

また、乳がんの治療で乳房を切除した場合、術後しばらくしてから「乳房再建術(乳房のふくらみをできるだけ取り戻す治療)」を検討することも考えられる。
保障内容がこれらの治療費をカバーできる内容になっていると、より安心といえるだろう。

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女性特有のがんに手厚い保険も

がん保険は、基本的には乳がんや子宮がんも含め、さまざまながんに対応しているものがほとんどだが、中には保障内容に上皮内新生物が含まれていない商品もあるため、きちんと確認しておきたい。もし、女性ならではのがんへの保障を厚くしたいなら、女性向けのがん保険という選択肢もある。

女性向けのがん保険の特徴は、商品にもよるが、女性特有のがんにかかった場合に受け取れる「診断給付金」がほかのがんにかかったときより多い場合や、女性特有のがんの治療や乳房再建術といったその後のリカバリーに必要な費用などが保障される点があげられる。

一口に女性といっても、年齢やライフスタイルによって、必要な保障は人それぞれだ。自分にとって必要な保障はどれなのか、優先順位をつけながら検討してほしい。

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■ 出典
※1 厚生労働省 人口動態調査 結果の概要 平成28年(2016)人口動態統計(確定数)の概況「第6表 性別にみた死因順位(第10位まで)別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合」
※2 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」「最新がん統計」「1.日本の最新がん統計まとめ」

※本記事は、特定の保険会社や保険商品について推奨するものではありません。


Colorda編集部