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2016.12.5

二十四節気では「大雪」 。この時期に食べたい、美容効果がギュッとつまったあの食材とは?


12月7日は、日本の二十四節気では「大雪」。山々は雪の衣を纏って冬の姿となり、平野にも雪が降るということから、 大きな雪と書いて「たいせつ」と呼ばれています。朝夕には池や川の表面に薄氷、大地に目をおとすと霜柱が見られるようになり、本格的な冬がやってきます。

この頃になると、北国ではスキー場がオープンしたり、冬魚の漁も盛んになり全国的に冬一色に。冬山では熊が冬眠に入るほど寒さが厳しくなるこの頃に、ピッタリの食べものは「ぶり」! 美味しく食べて健康に、美しくなりたい方が実践するオーガニック・マクロでは、冬の寒い時期には旬の魚を食べて、体を内側から温めることをおすすめしています。

旬の魚「ぶり」の美容効果

ビタミンB2

脂肪の代謝を促す栄養素で、身より皮の部分に多く含まれます。「一物全体」という言葉の通り、丸ごと頂きましょう。

コラーゲン

魚の皮やすじ、軟骨に含まれるタンパク質で、肌荒れ改善に効果が期待できます。

カルシウム

中枢神経を鎮めて心を穏やかにしてくれますので、イライラやストレスからくる過食を抑えてくれます。

特に脂がのった天然のぶりは、美と健康に効果がある栄養素が含まれ、「脂質」が控えめなところが優れたポイントです。

ぶりの栄養素

  1. DHA(ドコサへキサエン酸)
  2. EPA(エイコサぺンタエン酸)
  3. タンパク質
  4. ビタミンB2
  5. ビタミンB6
  6. ビタミンB12
  7. ビタミンD
  8. ナイアシン

ここで注目な栄養素は、DHA(ドコサへキサエン酸)とEPA(エイコサぺンタエン酸)。これらは今年話題になった「オメガ3脂肪酸」と呼ばれるものです。
「オメガ3」(別名:α-リノレン酸)は、体内で作ることが出来ない必須脂肪酸で、皮膚や粘膜の機能を強くし細胞を正しく機能させる作用があります。食生活の欧米化が進んでいる現代日本人には「オメガ3」が圧倒的に不足しているので、旬のぶりで積極的に摂りたいところ。

「オメガ3」に期待できる働き

  1. 美肌効果
  2. ダイエット効果
  3. 免疫力効果

そして、身体を芯から温める陽性の「ぶり」を食べるときには、必ず陰性の「大根おろし」を添えてバランスを整えましょう。大根には、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼなどの消化を助ける食物酵素が豊富に含まれているので、体内に吸収された油を中和して体の外に排出してくれます。また、血液をサラサラにするため血流が良くなり、抗酸化作用により美肌やアンチエイジングの効果も期待出来ます。

「ぶり」は成長により名前を変える出世魚で、とても縁起の良い魚。まもなくやってくる2016年を人生最高の1年にしたいと願う方は、「ぶり&大根」の最強コンビで更にキレイと元気をチャージして下さいね。

文/マクロビオティック料理教室G-veggie はりまや 佳子

ライタープロフィール
1963年東京生まれ、大田区在住。武蔵野女子大学(現武蔵野大学)短期大学部家政科卒。建設会社受付嬢、英会話学校マネジャー、船井総合研究所勤務、うどん屋女将を経て、1993年より出版社に勤務。書店営業ののち単行本編集者となる。家族が西洋医学では完治できない重篤な病に冒され、療養のために10年前からマクロビオティックを実践し始める。2005年に退職後、米国クシ・インスティテュートに留学し、キャリアトレーニングプログラム・レベルⅢを卒業。インストラクターの資格を取得。2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げ、現在10年目を迎える。在籍生徒数は約200名で、北は北海道、南は九州から通っている生徒さんも多数。2012年10月30日にキレイ料理レストラン&スクール「G&V」を東銀座にオープン。2015年2月日本オーガニックライフ協会を設立。
『オーガニック大好き!はりまや佳子』ブログ


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Colorda編集部