肺がんのリスク要因を考える上で、喫煙習慣は切り離して考えることはできません。
日本人を対象とした研究(2008年)では、喫煙者の肺がんリスクは男性で4.8倍、女性で3.9倍でした。肺がんは肺がん特有の症状がほとんどなく、検診によって発見される場合がほとんどです。
肺がんの検査で多いのは「胸部X線検査」ですが、リスクの高い喫煙者はそれと「喀痰細胞診」「肺のCT検査」などを組み合わせる方もいます。
生活習慣で気になることがある人は受診しましょう。
喫煙を開始する年齢が若いほど肺がんになりやすくなり、また自分が喫煙していなくてもまわりの人が喫煙すれば、肺がんになる可能性が20~30%高くなるとも言われています。
肺がん以外の肺の病気も見ています。
肺がん、肺結核、肺炎、気管支炎、肺気腫、気胸、胸膜炎、肺線維症、心臓病、心肥大、胸部大動脈瘤
「X線検査」「CT検査」等があります。
肺がん検診では、肺のX線検査(レントゲン撮影)のほか、痰を採取してその中に含まれている細胞を検査する喀痰細胞診(かくたんさいぼうしん)や、 肺のCT撮影などが行われます。肺がんは、早期発見・早期治療によって約8割が治療可能だと言われています。症状が現れる間に検査を行うことが大切です。
*出典:人口動態統計によるがん死亡データ(1958年~2014年)より
*出典:がん情報サービス(国立がん研究センター がん対策情報センター)
肺のCT検査プランの相場は1万5千~3万円。