人間ドックのマーソ
メニューを閉じる 無料会員登録

最大3.5%貯まる!

胃カメラとエコー検査の違い

胃カメラとはいわゆる上部消化管内視鏡のことです。先端にカメラスコープのついた管を口から飲み込み、食道、胃、十二指腸の上部消化管を観察します。最近では鼻から入れるタイプの胃カメラもあり、そちらの方が挿入時の患者の負担は軽いですし、検査中に医師との会話も可能です。
エコーとは超音波のことで、人間の耳では聞くことができない高い周波数の音波である超音波を対象物に当て、そこから反射した超音波を受診することで画像化するという技術を用いた検査です。超音波は固体や液体は伝わりやすいのですが、気体は伝わりにくいという特徴を持っています。消化管というのは中が空洞で気体が詰まっている状態ですから、基本的に胃の検査にエコーは向きません。最近では技術も進歩し、エコーでも胃の検査ができる場合もありますが、やはり胃の検査には胃の中身を直接撮影し、調べることができる胃カメラの方が適しています。
では、胃の検査においてエコーは不要なのかといえばそうでもなく、例えば胃痛を訴えて受診する場合、原因が胃だけでなく周囲の臓器である胆のうや膵臓から来ている場合もあります。その場合胃カメラでは胆のう、膵臓などを見ることはできません。逆にエコー検査では胆のう、膵臓、肝臓、脾臓、腎臓などの検査を得意としていますので、こちらの出番となります。
胃カメラとエコーでは特徴に違いがありますが、両方併用することで上腹部臓器を全体的に検査することが可能となります。両方とも検査時には空腹であることが必要となるため、一度で済ませることができるという利点もあります。

マーソは厚生労働省、がん対策推進 企業アクションに参画しています。がん検診受診の大切さを呼びかけることにより、受診率50%以上をめざします。