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全国でも名古屋は充実!名古屋市がん検診「ワンコイン検診」を知っておこう

名古屋市内の病院やクリニックに行くと、「ワンコイン検診」についてのポスターを見かけたことはないですか?ワンコイン検診とは、名古屋市が実施している1項目500円でがん検診が受診できる市民検診です。毎年、対象となる条件は決まっていますのでいつでも誰でも使えるわけではないですが、名古屋市のワンコイン検診は全国的に見ても充実したメニューの検診ですので知っておいて損はないでしょう。

特に、2016年の10月から500円で胃カメラ(胃部内視鏡検査)を受診できるようになった点は、受け入れる医療機関側にとっては、ただでさえ予約がすぐに埋まってしまう胃カメラが市民検診でも入ってくるとどうなってしまうのかと大きなトピックになっていましたが、市内の医療機関の協力もあり実現がされました。
実は名古屋市の胃がん検診は、全国の政令指定都市の中で最も少ない自己負担額で胃カメラを受診できる市民検診だということをご存知でしょうか?胃がんの検診で内視鏡の受診に対して助成制度がある政令指定都市は、20都市の中で、静岡・浜松・福岡などの8つの市です。通常15000円程度かかりますが、市民検診では行政がその一部を負担します。胃カメラの自己負担額は他の政令指定都市の場合多くが3000円以上であり、これまで最も少ない負担額で胃カメラを市民検診で受診できる政令指定都市は、さいたま市の1000円でした。2016年10月に胃カメラによる胃がん検診を500円で受診できるようにしたことで、最も少ない自己負担額で胃カメラを受診できる市民検診となっています。

名古屋市の市民検診「ワンコイン検診」を受診する対象年齢と条件

名古屋市がん検診は胃がん検診(X線・胃部内視鏡)、大腸がん検診、肺がん・結核検診、子宮がん検診、乳がん検診、前立腺がん検診の全部で6種類が実施されています。胃がん検診(X線)というのは、一般的に胃バリウムと呼ばれる検査です。それぞれに対して受診ができる年齢や性別の条件が異なります。

対象年齢

対象年齢は、年度末3月31日時点での年齢ですので、例えば胃がん(X線)であれば今年度中に40歳になる方も対象となります。

対象条件

名古屋市内に住民登録のある方が対象になります。また、どの検診も、職場で検診で同等の検診を受ける機会がある方は対象外です。本人が働いていない場合でも、扶養者の検診で同等の検診を受けられる場合も対象外になります。

申し込み方法

特に名古屋市に申込書を出すといったことは必要なく、市内のがん検診協力医療機関等に直接申し込みをします。

実施期間

通年で実施しています。

各検査の内容

胃がん検診

胃がん検診は、バリウム検査と内視鏡検査の2種類があり、それぞれ対象が異なります。50歳以上の方の場合、内視鏡検査とバリウムのどちらかを選択して受診することができます。年度内に両方を受診することはできません。また、内視鏡を受診した翌年は内視鏡もバリウムも受診ができません。

大腸がん検診

問診と便潜血検査(2日法)で実施します。医療機関に申し込みをし、検査キットを受け取って便を提出します。

肺がん

問診と胸部X線を実施します。さらに、満50歳以上で喫煙指数(1日本数 × 年数)が600以上の方は、喀痰細胞診を行います。喀痰細胞診は痰に含まれる成分を分析して、肺がんの可能性をチェックします。

前立腺がん

問診と腫瘍マーカー検査(PSA)で実施します。腫瘍マーカー検査は血液検査で、前立腺がんのチェックに一般的によく用いられています。

子宮がん

子宮がんは、子宮頸がんと子宮体がんの2種類がありますが、子宮頸がんの検査を問診と視診、内診、頚部細胞診によって実施します。子宮体がん検診は、子宮頸がんの検査を受診した結果、医師が子宮体がんも検査が必要と判断し、本人が同意した場合のみ受診できます。

乳がん

問診とマンモグラフィ検査を実施いたします。40歳から49歳になる方は2方向撮影、50歳以上の方は1方向の撮影が行われます。

医療費が40兆円を超えたといったニュースを覚えていらっしゃる方も多いかと思いますが、行政にとって膨らみ続ける医療費は大きな負担になっていますし、納税者である私たちにその負担は直接返ってきてしまいます。そのような中で、各行政は検診を受診することで早期に疾患を発見することで医療費の負担を減らすことを推進しています。特に、日本人の死因の1位はがんですので、がん検診は各地方自治体で受診補助を出しているところが多いです。もちろん、私たちにとってもがん検診を受診してもし疾患があっても早期に発見ができれば、体の負担も経済的な負担も少なくて済みますので、名古屋市がん検診も活かして定期的に検診を受診しましょう。マーソで掲載されている医療機関でも、栄駅側のクリニックフラウ栄やみやがわ乳腺クリニック、緑区の名古屋市立緑市民病院、東区の大曽根駅近くの森本医院などで受診をすることができます。
対象の年齢や受診の条件が限られているため、対象外の方はもちろんですが、対象年齢の世代の方ほど受けておきたい検診があります。名古屋市ワンコイン検診だけでは足りない?受診ておきたい検査もぜひご覧ください。

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マーソは厚生労働省、がん対策推進 企業アクションに参画しています。がん検診受診の大切さを呼びかけることにより、受診率50%以上をめざします。