バリウム検査の右脇腹の腹痛について
消化管のがんの有無を調べるためには、バリウム検査
内視鏡という方法もありますが、ほとんどの集団検診ではバリウムが主流。
中には苦しい腹痛を経験された方も少なく無いですよね。
今回は、一般的なバリウム検査が起こす右脇腹の痛みの原因や、その予防法をご紹介します。
まさにいま、苦しんでいる方、バリウムが出なくて不安な方は必見の内容です。
内視鏡とは異なる、バリウムの痛み
バリウムによる検査は内視鏡とは異なる形で身体へ影響があります。
内視鏡は胃の内部への内視鏡挿入時の疼痛(とうつう)のような「おえっ」とするその場の痛みですが、バリウムは飲んだ後に右脇腹あたりの腹痛を及ぼすことがあります。
バリウムは飲んだけなのに、なぜ右脇腹痛が痛くなるの?
バリウムによって便秘になることが有るためです。
バリウムが腸の内部から出ない状態が続くと、腹痛症状を訴える事があるとされます。
バリウムが出ない状態が続くと、開腹手術で出さなければならない状態にもなることも。
バリウムが身体からできった目安は何?
白い便の後に、茶色の便が出たら安心です。
なかなか白い便がでないと、身体の中に詰まってしまい腹痛の痛みを起こします。早く白い便を出すためにも以下の事に注意しましょう。
バリウムを早く出して、痛みを防ぐ3つのポイント!
1. まずは処方される下剤を
腹痛を予防するために医師は通常下剤を処方してくれますので、飲みましょう。
ただ下剤の効果は人それぞれですので、効かずに外部へ排出されなかった場合は右脇腹痛が生じるとされています。
このような腹痛を感じた場合は、下剤を多めに処方してもらうことが必要となります。
2. 積極的に水や、物を
いかにバリウムを固まらせずに出すかがポイントです。積極的に水を摂りましょう!
水分量を多く取って、下剤の効果はすぐに出るものではないので、慌てずに対応することが大切です。
また、水だけでは便が来ない人は、牛乳や辛いものでお腹をくだすという方法もあります。
3. 避けるのはアルコール
アルコールはバリウムを固めてしまい、逆効果に・・・
ますますバリウムを身体の外へ出せなくなってしまいます。バリウムが完全に出るまで、アルコールは我慢が必要。
それでも出ない時は・・・
バリウムが出ない状態があまりに続くと、開腹手術などを受けなければならない事もあるとされています。
ちなみに腸閉塞や腸ねん転による開腹手術を受けたことのある人はこの検査を避ける事が有りますが、
これはバリウムが排出されない時に腸閉塞を起こしてしまう危険性が在るためと言われています。これは、詰まる可能性があることから言われている事です。
このような経験のない人でも、バリウムを飲んだ後は詰まることも視野に入れておく必要があるといえるでしょう。
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