脳ドックは、脳に異常がないかを調べる専門ドックのひとつです。脳ドックには、基本のコースと精密なコースがあります。それぞれの検査内容の違いに触れながら、費用の目安と経済的負担の軽減に役立つ健康保険組合等による助成金や補助金について解説します。
★こんな人に読んでほしい!
・なぜ脳ドックを受けたほうがよいか知りたい方
・脳ドックの検査内容と費用感を知りたい方
・脳ドックを少しでも安く受診する方法を知りたい方
★この記事のポイント
・脳ドックのおもな目的は、脳の血管に関する病気(脳血管疾患)を見つけること
・脳血管疾患は死亡や介護の原因になるため、早期発見のために脳ドックは重要
・脳ドックは大きく2種類に分けられ、基本の脳ドックの費用目安は1万5000円~2万5000円程度、精密な脳ドックの費用目安は2万5000円~5万円程度
・安く手軽に済ませたい方は基本の脳ドック、時間や費用がかかってもしっかり調べたい方は精密な脳ドックがおすすめ
・加入している健康保険組合等によっては助成金制度を利用できる
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目次
脳ドックとは?
脳ドックの目的
人間ドックには、人間ドック学会などの複数の団体が推奨する一般的な項目を調べる「基本ドック」と*1、特定の部位を重点的に調べる「専門ドック」があります。基本ドック、専門ドックともに病気の早期発見を目的とした検査ではありますが、専門ドックを受けることで基本ドックでは対応できない病気を発見できることがあります。
脳ドックは、頭部MRI/MRA、頸動脈エコーなどの複数の検査を組み合わせて行うことで、脳の病気や異変、リスク要因を見つけ出すことを目的とした専門ドックです。発見できる病気としては、脳血管疾患、脳腫瘍、認知症などが挙げられます。
脳血管疾患とは「脳の血管に関する病気」のことであり、代表的なものは脳卒中(脳梗塞、くも膜下出血、脳梗塞など)です。脳卒中は、治療の遅れが生命や後遺症に大きく影響するため、病気の兆候やリスク要因の早期発見がとても重要になってきます。また、経年変化を追うことでさらに兆候を見つけやすくなります。受診頻度は年代やリスクの大きさによって異なります。下記記事をご覧いただき、自身の受診頻度を把握しましょう。
近年、若くても脳卒中になる著名人のニュースを目にするようになりました。2022年に調査された人口動態統計によれば、疾病による死亡数のうち、脳血管疾患による20・30代(20~39歳)の死亡数は心疾患に次いで2位で、悪性新生物(がん)の20・30代死亡数の上位である大腸がん(結腸がんおよび直腸がん)、乳がん、胃がんよりも多いです*2。若くてもとくに脳ドックを受診したほうがよい方の特徴は下記記事でまとめています。
スタンダードな脳ドックでは、脳血管疾患の発見に絞り込んだ検査(一般的には頭部MRI/MRAと頸動脈エコー)が行われます。精密な脳ドックでは、スタンダードな検査に加えて、脳血管疾患のリスク要因となる高血圧や動脈硬化、不整脈などを調べたり、認知症リスクや認知症の兆候が出ていないかなどを調べたりすることも可能です。ただし、検査内容は実施する医療施設によって若干異なります。
脳ドックを受診することの重要性
脳血管疾患は早期発見が重要であり、脳血管疾患を始めとする脳の病気は、ある日突然発症することが多いです。発症すれば生命に危機が及び、麻痺や言語障害などの後遺症のリスクも高くなります。また、発症前の違和感や不調といった自覚症状に乏しいため受診が遅れやすいです。このような状態に陥ることを未然に防ぐためには、頭部の自覚のない兆候やリスク要因をできるだけ早く発見し、すみやかに治療や予防対策を開始することが大切です。
「令和4年(2022)人口動態統計(確定数)の概況」によると、脳血管疾患(くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞、その他の脳血管疾患)は、日本人の死因第4位となっています*3。また、同年の「国民生活基礎調査の概況」では、脳血管疾患は介護が必要になった原因の第2位になっています*4。この結果から考えると、脳血管疾患は日本人にとって、命を脅かし介護リスクを上昇させる病気といえます。
なお、介護が必要になった原因の1位は認知症です*4。認知症は、まだ認知症に至っていない「軽度認知障害(MCI)」のうちに治療を開始することで、進行をある程度遅らせることができる可能性があります。脳血管疾患が引き起こす認知症もありますので、認知症の早期発見と予防の意味でも脳ドックは重要といえるでしょう。下記記事では、重要性だけでなくデメリットも考察しているほか、脳ドックを受診した方の感想をまとめています。受診を検討している方はぜひご覧いただき、後悔のない判断にお役立てください。
脳ドックの重要性は、助成や補助の制度からもうかがえます。自治体によっては国民健康保険加入者に対し、一定条件のもとに脳ドックの受診費用の一部を助成しているところがあります。また、国保以外の社会保険事業者(健康保険組合など、健康保険事業の運営主体)をみてみると、人間ドック受診費用の助成や補助を行っていることがあり、なかには脳ドックや心臓ドックの助成や補助を行っている事業者もあります。このように、脳疾患の死亡リスクや要介護となるリスクは社会的に無視できないものになっています。
脳ドックの検査の種類と費用
基本的な脳ドックと費用目安
基本的な脳ドックは脳血管疾患に特化した検査パッケージで、一般的には頭部MRI/MRA検査と頸動脈超音波(エコー)検査が行われます。受診費用は医療施設によって異なりますが、1万5000円~2万5000円程度が目安です。検査時間の目安は、頭部MRI/MRAが20~40分、頸動脈エコーが15~30分程度です。受付や着替え、待ち時間なども考慮すると、検査全体を通して1~2時間くらい見ておくことをおすすめします。
頭部MRI検査は脳の断面を撮影して脳腫瘍や脳梗塞、脳出血の有無を調べる検査で、頭部MRAは脳の血管の状態(脳動脈瘤や脳血管狭窄、奇形など)を調べる検査です。MRIとMRAの違いをもっと知りたい方は、下記記事をご参照ください。
頸動脈エコーは、脳に血液を供給する「頸動脈」の状態を視覚化して動脈硬化の状態を調べる検査です。動脈硬化が進行していると、脳血管疾患や虚血性心疾患のリスクが懸念されます。
以下に心当たりがある方で、少しでも費用を抑えたいという方は、脳血管疾患に特化した基本のコースがおすすめです。
- 脳血管疾患の自覚症状はないが、脳血管疾患のリスク要因である高血圧や血糖値の異常、肥満、コレステロール値の異常がある方
- 塩分の濃い食事、喫煙、飲酒など、生活習慣病のリスクを高める習慣がある方
- 脳卒中の家族歴(家族の既往歴)がある方
また、「なんとなく心配だから最低限の検査でいいので一度チェックしておきたい」という方にも向いています。ただし、脳血管疾患の前兆である、手足がしびれる、舌がうまくまわらない、慢性的にめまいや頭痛がするなどの自覚があるときは、脳ドックではなく専門の医療施設を受診してください。
精密な脳ドックの検査メニューと費用目安
精密な脳ドックでは、基本の脳ドックで行われる頭部MRI/MRAと頸動脈エコーに加えて、おもに以下の検査から複数を組み合わせます。費用は2万5000円~5万円程度、検査時間は2~4時間程度とさまざまです。組み合わせる種類や数は医療施設やプランによって異なり、それにともない費用やトータル検査時間にも幅があります。
頭部CT検査
頭部CT検査は、X線を使った画像診断検査です。磁気共鳴を利用した頭部MRI/MRAと違って被曝リスクがあります。脳ドック学会が実施項目として推奨している検査は頭部MRI/MRAですが、頭部CTには検査の所要時間が短いというメリットがあり、出血をともなう脳血管疾患や脳の萎縮の有無を確認することができます。また、過去の治療歴や閉所恐怖症などで頭部MRI/MRAが受けられない方は、頭部CTが選択される場合があります。検査自体の所要時間は5~10分程度です。
血液・生化学的検査
血液を採取し、貧血、肝臓の異常、腎臓の異常、高脂血症、糖尿病などの有無やリスクを調べることで、脳血管疾患のリスクを確認します。混雑状況にもよりますが、所要時間は15分程度です。
尿検査
尿蛋白、尿糖、尿沈渣、尿潜血、尿比重などを検査して、糖尿病の可能性がないか、腎臓を含めた尿路に異常がないか、甲状腺機能などに異常が起こっていないか調べます。糖尿病は脳血管疾患のリスク要因であり、腎機能の低下には高血圧や動脈硬化などが背景に隠れている可能性があります。所要時間の目安は、15~30分程度です。
心電図検査
身体の表面に検査器具を装着し、心臓の筋肉に流れる電流を記録する検査です。不整脈(心房細動)、狭心症、心筋梗塞などの脳血管疾患のリスク要因となる病気がないかを調べます。所要時間は5分程度です。
ABI(血圧脈波)検査
ABI(血圧脈波)検査とは、血管のつまり具合や硬さを調べる検査です。血管のつまり具合のことをABI、硬さをPMVとあらわします。動脈硬化の進行度合いを調べることで、脳血管疾患のリスクを確認します。所要時間は5~10分程度です。
この検査は何のための検査?「血圧脈波(PWV/ABI/CAVI)」
VSRAD®(早期アルツハイマー型認知症診断支援システム)
「VSRAD®(ブイエスラド®)」は、MRIで撮影した頭部の画像を健常な状態の脳画像と照らし合わせ、脳の萎縮の程度を調べる検査です。早期のアルツハイマー認知症では記憶に関わる海馬傍回付近に萎縮が見られることから、撮影したMRI画像を健常者と比べて解析することで、アルツハイマー型認知症の早期発見を目指します。所要時間は30分程度です。詳細は後述の「認知症が気になる方は、最新検査の『VSRAD®』を検討しよう」で解説します。
簡易認知機能検査
軽度認知障害の発見を目的に、短時間での単語の暗記や選択問題など「記憶力に関する対話式の検査」を行います。一般的には、「長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)」が行われますが、「あたまの健康チェック®」を行うこともあります。所要時間は約10~15分程度です。
精密な脳ドックは、脳血管疾患のリスク要因や認知症の兆候を多角的に調べられる
検査項目からもわかるとおり、精密な脳ドックは現在の脳の状態だけでなく、身体全体の健康状態を調べることにつながります。脳血管疾患のリスク要因を細かく調べられることは精密な脳ドックの大きなメリットです。また、脳自体に関してもより詳細な検査ができるため、脳血管疾患以外の異常があったときも早期発見できる可能性が高くなります。
専門の医療施設に行くほどではないけれど頭痛やめまいなど気になる症状がある方、とくに自覚症状はないがこの機会にしっかりと脳の状態やリスク要因をチェックしておきたい方は、精密な脳ドックを受けることをおすすめします。
また、認知症の検査に対応している医療施設では認知症の兆候やリスクについても調べられます。もの忘れには「加齢による問題のないもの」と「認知症など何らかの病気が原因のもの」があります。認知症が気になる方は、精密な脳ドックの受診を検討してみてください。
ただし、もの忘れをしているという自覚がない場合、もの忘れや判断力の低下で日常生活に支障が出ている場合、体験したこと自体を忘れてしまう場合は、脳ドックではなく早めに専門の医療施設を受診してください。
認知症が気になる方は、最新検査の「VSRAD®」を検討しよう
「脳ドックを受診することの重要性」で紹介した通り、介護が必要になった原因の1位は認知症です*4。日本社会の高齢化にともない、認知症患者数は今後も増加していくと考えられています*5。
「精密な脳ドックの検査メニューと費用目安」で登場した「VSRAD®(ブイエスラド®)」は、近年注目されている認知症の検査です。VSRAD®は、脳画像データの特定領域を解析して、脳の特定領域の萎縮の程度を客観的な数値で評価・支援するシステムです*6。認知症全体のうち、アルツハイマー型認知症は半数を占めるとされ*7、レビー小体型認知症は認知症高齢者の約20%を占めるとされています*8。VSRAD®は、アルツハイマー型認知症の早期発見やレビー小体型認知症との鑑別(見分けること)に役立ち、認知症の診断の一助として活用されています。ただし、VSRAD®の検査結果のみで認知症と診断されることはありません。また、VSRAD®の検査対象者は原則50歳以上です。これは、VSRAD®が54~86歳の健常者の脳画像データと比較して解析する仕組みであるためです*6。
VSRAD®の検査はMRI検査装置を使用するため、通常の頭部MRI/MRA検査装置に6分程度追加するだけで済みます。VSRAD®が精密な脳ドックに含まれているか、あるいはオプション検査として追加できるかは、医療施設がVSRAD®を導入していることが前提になります。受診したい方は、医療施設に問い合わせてください。
VSRAD®(ブイエスラド®)が気になった方は、下記記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
脳ドックを少しでも安く受診したい! 助成金や補助金を調べよう
脳ドックの費用は、検査項目の数や日帰りか宿泊かなどよって変わります。「少しでも安く受診したい」と考えたときは、「検査項目が少ない」などを条件に検索するなどして、できるだけ安い医療施設を探すという手段もありますが、受診しやすい場所を選びたい、できるだけ詳しく検査したい場合はこの手段は使えません。また、脳ドックは、さまざまな条件を考慮して「自分が納得できる医療施設」を選ぶべきであり、安易に安さだけで選ぶことはおすすめできません。
そこで注目してほしいのが、「脳ドックを受診することの重要性」でもふれた国民健康保険加入者を対象にした助成・補助制度や社会保険加入者を対象にした助成・補助制度です。日本は国民皆保険制度のため、原則的にはすべての国民が何らかの健康保険に加入しています。加入している公的医療保険で脳ドックの助成を受けることができれば、金銭的な負担を軽減できます。
国民健康保険加入者対象の助成制度
「国民健康保険」とは、個人事業主、自営業者、年金受給者、無職の方などが加入する保険で、おもに市区町村が運営しています。人間ドック等の助成・補助の実施は自治体によって異なり、たとえば東京23区内では2024年1月現在、荒川区、大田区、江東区、品川区、渋谷区、台東区、千代田区が人間ドックか脳ドック、あるいは両方の助成を行っています。また、助成・補助制度には利用条件があり、条件内容は自治体によって異なります。以下、脳ドックの助成を実施している自治体の例を紹介します。
東京都荒川区の脳ドックの助成・補助*9
助成対象者:下記すべての条件を満たす方
- 受診時に、40歳以上の荒川区国民健康保険又は荒川区で後期高齢者医療制度の被保険者であること
- 保険料に滞納がないこと
- 前年度に荒川区の脳ドック受診助成を受けていない方
内容:脳ドックの受診費用の半額を助成(上限20,000円)
注意点・補足:下記は助成対象外。詳細は荒川区役所公式サイトを参照。
- 保険診療となる脳検査(保険証を利用した検査)
- オプション検査
- 脳ドック以外の検査(人間ドック等)とセット価格になっていて、脳ドックの代金が不明の場合や領収書に内訳の記載がない場合
埼玉県ふじみ野市の脳ドックの助成・補助*10
補助金対象者:国民健康保険加入者の30歳~74歳(該当年度)で保険料の未納がない人
内容:脳ドック検査料(消費税を除く)から5,000円を控除した額を補助(上限25,000円)
注意点・補足:下記の通り。詳細はふじみ野市役所公式サイトを参照。
- 国内であれば、ふじみ野市外の医療施設でも申請可能
- 受診日現在も国民健康保険に加入している必要がある
- 1年度ひとり1回限り
- 受診日の2週間前までに保険・年金課に申請が必要
大阪府高槻市の脳ドックの助成・補助*11
助成対象者:国民健康保険加入者の30歳~74歳(助成申請時)で保険料の未納がない人
内容:消費税を含めた検査費用の8割までを助成(上限30,000円)
注意点・補足:以下の通り。詳細は高槻市役所公式サイトを参照。
- 脳ドック、肺ドック、人間ドックをそれぞれ15日以上経過してから受診すれば、それぞれが助成対象となる
- 同時に組み合わせて受診した場合は、合計の費用が助成の対象となる
- 同年度内に特定健診を受診した人は対象外(脳ドックやその他のドックの助成後に特定健診を受診することも不可)
会社員・公務員などが加入する健康保険組合の助成制度
会社員や公務員の方が加入している職場の健康保険組合や共済組合では、健康診断やオプション検査を提供しているほか、人間ドックにおける助成・補助を実施していることがあります。あるいは、健康保険組合が特定医療施設と提携している場合、1万円程度で頭部(脳)の検査を提供しています。個人で直接医療施設に申し込む際の受診費の目安は2~3万円のため、健康保険組合を通して申し込んだほうが安価と言えます。また、加入している本人(被保険者)だけでなく、扶養家族(被扶養者)も対象にしている健康保険組合もあります。
検査項目は、頭部MRI/MRA検査が一般的です。対象の条件や助成・補助の上限など、条件に関しては健康保険組合・協会によって違いますので、まずは加入している健康保険組合・協会に確認しましょう。自身が所属している健康保険組合・協会とその連絡先は健康保険証で確認できます。
以下、助成・補助、もしくは医療施設との提供により安価に頭部(脳)の検査を提供している健康保険組合の例を紹介します。
関東ITソフトウェア健康保険組合が提供している頭部(脳)の検査*12
検診名:脳MR検査
検査項目:脳MR検査(頭部MRI/MRA検査)
対象者:年度末年齢で40歳以上の偶数年齢の被保険者および被扶養者
受診費:10,000円
東京薬業健康保険組合が提供している頭部(脳)の検査*13
検診名:脳検診
検査項目:頭部MRI検査またはCT検査、心電図検査、眼圧検査、血圧検査
対象者:50歳以上の被保険者および被扶養者※2歳ごとに利用可
受診費:11,000円(近くに提携医療施設がなく、受診者が全額立て替えて後日補助金を申請する場合の補助上限は20,000円)
関東信用組合連合健康保険組合が提供している頭部(脳)の検査*14
検診名:脳検査
検査項目:医療施設が脳ドック・脳検査として一般的に行う検査(頭部MRI/MRA検査、マルチスライスCT検査等)
対象者:40歳以上の被保険者および被扶養者
補助額:上限10,000円
生命保険に加入している場合
民間の生命保険に加入している方は、生命保険会社が提携している医療施設の人間ドックに対し、割引を実施していることがあります。対象のコースや割引内容などは生命保険会社によって異なるため、加入している生命保険会社に、脳ドックの割引サービスを実施しているか相談してみましょう。
マーソから脳ドックを予約・受診した方の感想
マーソを通じて脳ドックを受診した方の感想から、一部をご紹介します。
【兵庫県在住 60歳 女性】
ちょっと身体に変化を感じ、脳ドック受診。自分は必要ないと思ってましたが 年齢と共に受けるべきだと感じました。
(2024年1月)
【東京都在住 42歳 男性】
脳ドックを受診しました。日常で不安があり思い切って受診しました。 受診して良かったです。
(2024年1月)
【広島県在住 59歳 女性】
脳ドックスタンダードコースを受けました。頸動脈や脳の中の大きな血管もしっかり撮影されていました。認知症の検査もしてもらって、脳や血管に異常が見られないことに安心できました。
(2023年8月)
【埼玉県在住 55歳 女性】
母がくも膜下出血で倒れた事があります。(中略)今回脳ドックを受診しました。 結果、未破裂脳動脈瘤が見つかり、近々精密検査を受ける事になりました。ずっと気になっていたので、思い切って検査を受けて良かったです。
(2022年12月)
【神奈川県在住 56歳 男性】
脳ドックを受診しました。 母と兄が脳出血を起こしているので、定期的に診ていったほうがよいと思い毎年検査をしています。
(2022年12月)
【東京都在住 63歳 男性】
いわゆる脳ドックとして、頭部のMRI、MRA検査を受けました。 これまで人間ドックを定期的に受けてきたけれど、脳に関しては何もチェックしたことがなかったこと、また、同年代で脳血管系の疾患にかかる例が増えている事等から、今回検査を受けることにしました。 予約をしてからも(中略)躊躇もありました。 信頼する友人の医師にも相談したのですが、「何か発見されれば、クモ膜下出血等の大事に至る前に対処できる可能性がぐっと高まるのだから、それはラッキー。失うものはない。」と背中を押され受診しました。結果的に特に問題は無かったのですが、後から考えても、この友人のアドバイスは正しかったと思います。同じような迷いを持たれている方には、「思い立ったが吉日」と申し上げたいです。
(2022年12月)
「受けてよかった」「(受けたことで)安心した」という感想が複数見受けられました。MRI装置の音に関する感想のほか、オープンMRIを選択したことで圧迫感がなかった、ネットで予約でき簡単かつスムーズだったことで面倒なイメージが払拭できたといった感想もありました。マーソでは受診を検討している方や迷っている方のために、感想ページをもうけています。上記含め、脳ドックを受診した方の感想はこちらからご覧いただけます。
脳ドックを実施している医療施設はこちらから見ることができます。なお、頭部MRI/MRAの検査装置のせまさや圧迫感が苦手な方には、オープン型MRIをおすすめします。詳しくは下記記事をご覧ください。
※VSRAD®およびブイエスラド®は、エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社の登録商標です。
参考資料
*1.日本人間ドック学会 基本検査項目/判定区分
*2.e-stat 厚生労働省 令和4年(2022)人口動態統計(保管統計表) 第2表 死亡数,死因(死因簡単分類)・性・年齢(5歳階級)・死亡の場所別(0~64歳)
*3.厚生労働省「令和4年(2022)人口動態統計(確定数)の概況」第6表 性別にみた死因順位(第10位まで)別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合
*4.厚生労働省「2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況」IV 介護の状況
*5.内閣府 平成29年版高齢社会白書(概要版)HTML版 第1章 高齢化の状況(第2節 3)
*6.エーザイ株式会社「ブイエスラド®のすべて」2022年6月
*7.長寿科学振興財団 健康長寿ネット アルツハイマー病
*8.長寿科学振興財団 健康長寿ネット レビー小体型認知症
*9.東京都荒川区 令和5年度 脳ドック受診助成のご案内
*10.埼玉県ふじみ野市 人間ドック・脳ドックの検査料補助(国民健康保険)
*11.大阪府高槻市 人間ドック・脳ドック・肺ドック費用の一部を助成
*12.関東ITソフトウェア健康保険組合 脳MR・肺CT検査
*13.東京薬業健康保険組合 単科検診
*14.関東信用組合連合健康保険組合 脳検査補助