脳ドックで食事制限はするべき?
脳ドックの受診前日には、基本的に食事制限はありません。ただし、夜9時以降はアルコールの飲酒を控え、脳ドック当日は食事を何も摂らずに受診するようにします。食べ物だけでなく、お茶やコーヒー、糖分が含まれるあめやガムなどの嗜好品やタバコも控えます。少量の水ならば飲んでも大丈夫です。
しかし、脳ドックと言っても全身の人間ドックと同様に身体測定、血圧、心電図、呼吸器検査、尿検査、採血検査などがオプションで含まれる場合が多いので、食事制限がないと思っていても、必ず事前に受診する医療機関に確認をしておきましょう。前日は終日禁酒、禁煙をお願いしている医療機関もありますし、当日に血液検査がある人は検査の3時間前から絶食と決まっているところもあります。いずれにしても、より精密な検査結果を期待するなら、食事制限のあるなしに関わらず前日は控えめな食事にしておいたほうが無難です。脂っこいものや塩分の多いものは避けて、消化のよい軽めのメニューを選びましょう。
毎日飲む内服薬やサプリメントがあるなら、これも事前に脳ドックを受診する医療機関に伝えておきます。内服薬は制限がないことがほとんどですが、血液検査や尿検査に影響するので、あらかじめ主治医に正確に伝えましょう。
脳ドックの所要時間はオプションにより異なりますが、およそ1時間から2時間程度です。午後や夕方の遅い時間から受診できるなど融通も利くので、忙しい人も合間を縫って受けることができます。午後の受診であっても前日のお酒や当日のタバコは控えて、食べ物も多少の食事制限を考えて摂ったほうがよいでしょう。
脳ドックを受診することによって、脳の疾患の早期発見や予防、早期治療をすることが可能になります。脳卒中や脳の動脈硬化、クモ膜下出血、無症候性脳梗塞など脳関係で重い後遺症が残ったり死に至ったりする病気はたくさんあります。特に、親族に脳卒中経験者がいたり、高血圧症、高脂血症、糖尿病、肥満などを抱えている人は、一度脳ドックを受診しておくことをお勧めします。
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